






いま、世界では40,000種以上(※)の動物が
絶滅の危機に迫られているんだニャ。
その原因はみんなの生活に関係していて、
ふだんの暮らしや習慣を見直すだけで
大好きな動物たちを守ることができるんだ二ャ。
オイラと一緒に“絶滅危惧種”の動物を学んで、
みんなが安心して暮らせる未来を考えてみる二ャ〜!
(※)参考:IUCN (2021)/
https://www.iucnredlist.org/ja
いま、世界では40,000種以上(※)の動物が
絶滅の危機に迫られているんだニャ。
その原因はみんなの生活に関係していて、
ふだんの暮らしや習慣を見直すだけで
大好きな動物たちを守ることができるんだ二ャ。
オイラと一緒に“絶滅危惧種”の動物を学んで、
みんなが安心して暮らせる未来を考えてみる二ャ〜!
(※)参考:IUCN (2021)/
https://www.iucnredlist.org/ja

この世界には現在、多くの絶滅危惧種が存在しています。
2021年12月時点では、世界で40,084種(※)の動物が絶滅の危機に。2000年時点で、絶滅危惧種とされた動物の数は約11,000種。
つまりこの20年間で、4倍近くにも数が増加したことになります。
このような事態を引き起こしたのは、人間による環境問題の
(※)参考:IUCN (2021)/https://www.iucnredlist.org/ja
絶滅のおそれのある野生生物の種のリスト
レッドリスト
▼国際自然保護連合(IUCN)によるレッドリストのカテゴリー
レッドリストカテゴリー | 日本語名 (対応する環境省レッド リストのカテゴリー名) |
|
---|---|---|
絶滅危機種 Threatened Species |
CR:Critically Endangered | 近絶滅種 (絶滅危惧 Ⅰ A類) |
EN:Endangered | 絶滅危惧種 (絶滅危惧 Ⅰ B類) |
|
VU:Vulnerable | 危急種 (絶滅危惧 Ⅱ 類) |


霊長目ヒト科 | レッドリスト:CR
推定個体数:200,000頭以下
生息域:原生林や湿地
動物紹介
成体(おとな)のオスで体長160〜180cm・
体重150〜250kgと大きな体が特徴。
一般的には1頭のオスをリーダーとして、
数頭のメスと子どもからなる
10頭程度の群れで生活しています。
神経質でおとなしい性格。
平和主義で、なるべく喧嘩をしないように
生活しています。
ゴリラの代名詞とも言える、
自分の胸をたたくドラミングという動作は、
体を大きく見せ、
周りに自分の存在をアピールし、
争いを避けているようです。
-
ニシゴリラはカメルーンや中央アフリカ、コンゴ、赤道ギニア、ガボン、アンゴラ、ナイジェリアなど広い生息域に分布し、個体数も200,000頭以下と絶滅危惧種にしては多い印象を受けます。しかし、開拓によって森が切り開かれ、道路工事や金属採掘が進められてきた影響で住む場所をなくし、急激な個体数減少の道をたどってきました。
-
ニシゴリラが絶滅の危機に直面している原因は、森林伐採のみではありません。食用目的による密猟、
狩猟罠 による事故、そして人間同士の戦争・紛争に巻き込まれてしまうこともありました。また、感染症 ・エボラ出血熱 によって、短期間で大量のニシゴリラが命を落としたという報告も。これらの脅威はいずれも、人間との接触・争いが大きく関わってきました。
ニシゴリラは本来、平和主義でおとなしい性格。胸をポコポコと叩くドラミングも、周りに自分の存在をアピールし、争いを避けているとも言われています。野生のニシゴリラが安心して暮らせる世の中にするために、私たちには何ができるのでしょうか。

-
現在、世界各国で保護活動が行われており、人間と自然が共存できる持続可能な地球環境の実現を目指した取組みが国際的に推進されています。
愛知県の「名古屋市東山動植物園」で飼育されているニシゴリラのシャバーニが、“イケメンゴリラ”として一時話題になりました。そんな「名古屋市東山動植物園」では5頭のニシゴリラが共に生活しており、飼育員との関係性を築きながら、のびのびと暮らしています。
私たちが地球にやさしくない生活を続けると、「未来の子どもは動物園でゴリラを見られなくなる」という可能性も。
ニシゴリラを保護するということは、その生息地である森を守るということ。環境に配慮 された製品を選ぶ、リサイクル・リユースを活用するなど、ちょっとした心がけでニシゴリラの命を守ることができるかもしれません。
取材協力:愛知県の「名古屋市東山動植物園」取材協力:愛知県の「名古屋市東山動植物園」

食肉目クマ科 | レッドリスト:VU
推定個体数:26,000頭
生息域:北極周辺
動物紹介
オスの体重の平均は489kgと、
クマ科のなかで最も大きな種。
白く見える体毛は実は
どちらも太陽の光を届けて熱を吸収するのに
役立っています。
野生化ではアザラシを好んで
子育て中以外は単独で行動し、
一般的な
野生下では群れることはないので、
のんほいパークの2頭が仲良いのは
とっても珍しいこと。
(雷が激しかった夜をきっかけに仲良しになりました。)
-
ホッキョクグマは、獲物が少ない冬を越すため春のあいだに氷の上で狩りを行います。しかし、
地球温暖化 の影響で氷が早く溶け出してしまうと狩りの期間が短くなり、栄養を蓄 えることができず、生存の危機に迫られていると言われています。 -
世界各地で発生するダイオキシン類などの有害な化学物質は、
北極圏 へと集まってきます。海水に溶け込んだ汚染物質 はプランクトンに混じり、それを魚が食べ、最終的にホッキョクグマへという食物連鎖 により届けられます。
その結果、健康への悪影響はもちろんのこと、免疫力 の低い子熊が生まれて死亡率を増加させてしまうかもしれません。

-
現在は、国際的に野生のホッキョクグマの保護活動が続けられているほか、ホッキョクグマを飼育する日本国内の動物園・水族館で情報を交換して協力。飼育環境の整備や、園内
繁殖 を目指す取り組みが行われています。
東海エリアでは、愛知県・豊橋市「のんほいパーク(豊橋総合動植物公園)」などの動物園で出会えるホッキョクグマ。暑がりですが日本の気候にもなじみ、馬肉や魚、野菜などをモリモリ食べながら、飼育員さんの愛情いっぱいに暮らしています。
ふわふわした白い毛並みに包まれ、水中をスイスイと泳ぐホッキョクグマは、昔も今も子どもたちの人気者。そんなホッキョクグマを見て心癒されたときには、「動物たちが暮らす自然を守るには、自分に何ができるのか?」と考えてみてはいかがでしょうか。
取材協力:のんほいパーク(豊橋総合動植物公園)取材協力:のんほいパーク(豊橋総合動植物公園)
絶滅危惧種についてみんなはどう思ったかニャ?
大好きな動物たちをこれからも守っていくために、
みんなでできることをオイラも一緒に考えるニャ~!