家族のじかん
カテエネ

大人も子どもも大好きな苺大福。生地を手作りし、餡と苺を包んでいく作業は、親子の楽しい時間になることでしょう。

●材料【7個分】

  • ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7個
  • 粒餡・・・・・・・・・・・・・・・・・・・105g
  • 白玉粉・・・・・・・・・・・・・・・・・100g
  • ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・100cc
  • 上白糖・・・・・・・・・・・・・・・・・50g
  • 片栗粉・・・・・・・・・・・・・・・・・適量

●作り方

  • ①苺を洗ってへたを取ります(切りすぎると水分が出るので切る部分は
    最小限に)。粒餡を7等分にし、手のひらで平らに伸ばして苺を半分ほど包みます。
  • ②鍋にたっぷりの水を沸騰させている間に、ボウルに白玉粉と水を入れて
    ぷつぷつの塊がなくなるまで混ぜ、2つに分けて平たく伸ばし、鍋に入れます。
    生地が浮かび上がってきたらさらに2分ほど茹でます。
  • ③鍋の水を捨てて水気を切り、こげないよう弱火で木べらで練り、
    なめらかになったら上白糖を3回にわけて入れて均一になるまで混ぜます。
  • ④生地を火からおろして片栗粉をしいたバットに乗せ、
    全体に片栗粉をまぶしてくっつかないようにします。
  • ⑤生地を7等分に切り分けて手のひらで薄く伸ばし、①を包んで閉じたらできあがり。

ワンポイントアドバイス

②で生地を2つに分けるのは熱の通りを良くするためです。
水気を切って上白糖を加えてしばらく混ぜ、生地に粘りがでて重たさを感じたら、火からおろすベストなタイミングです。

教えていただいた 
不朽園 杉村武宏さん

創業1927年より受け継いできた伝統の「不朽最中」が看板商品。
店舗は尾頭橋にあり、小倉トースト風の最中やカステラと餡を
サンドした最中など、さまざまなアレンジ最中にも注目です。

さつまいものホクホク感ともちもち食感がおいしい鬼まんじゅう。水に黄色の色粉を少し入れると、よりきれいな色に仕上がります。

●材料【8〜10個分】

  • さつまいも・・・・・・・・・・・・・1個
  • 薄力粉・・・・・・・・・・・・・・・・・150g
  • 砂糖・・・・・・・・・・・・・・・・・・・110g
  • ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・280cc
  • ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・少々

※前日にさつまいもの皮をむいて10ミリ角にカットし、
一晩水につけてアク抜きをし(水が濁ってきたら換える)、水を切って2~3時間乾かしておきます。

●作り方

  • ①ボウルに薄力粉、砂糖、塩を入れて混ぜます。
  • ②鍋に水を入れて沸騰させます。
    このとき①のボウルを鍋の上に置いて温めると時短かつ良い生地に仕上がります。
  • ③湯を粉のボウルに入れて素早く混ぜ、
    粘りが出てきたら下準備しておいたさつまいもを入れて混ぜます。
  • ④適量な大きさに分けて40分程度蒸してできあがり。
    食べきれなかった分は冷蔵庫で保存して再度加熱するとおいしく食べられます。

ワンポイントアドバイス

黒糖を使ったり、さつまいもを皮つきにしたり、レーズンなどのドライフルーツを入れたり、型でいろんな形を作ったりと、アレンジを楽しむのもおすすめです。

教えていただいた 
御菓子司 本松 川合陽介さん

名古屋市南区にある大正13年創業の和菓子&ケーキ店。創業から愛されている「うす皮まんじゅう」や秋の「鬼まんじゅう」ほか、季節の和菓子や洋菓子が揃います。

作りたてのおはぎのおいしさは格別!孝和堂本店創業当初から愛されてきたおはぎを家庭用にアレンジしたレシピでご紹介します。

●材料【10個分】

  • 餅米・・・・・・・・・・・・・・・・・・・140g
  • 砂糖・・・・・・・・・・・・・・・・・・・30g
  • ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・100cc
  • 粒餡・・・・・・・・・・・・・・・・・・・適量

※前日に餅米を研ぎ、一晩水に漬けておきます。

●作り方

  • ①水に漬けておいた餅米の水をよく切って約30分蒸します。
  • ②ボウルに①と砂糖、沸騰した湯を入れ、少し粘り気がでるまで混ぜ合わせ、
    ラップをして40分蒸らします。
  • ③風を当てながらよく混ぜ、平らにして冷まします。
  • ④餅米を30gずつ、粒餡は50gずつ(包みにくい場合は60gでもOK)分け、
    粒餡を手のひらの上でつぶし、餅米を包んでいきます。
  • ⑤俵型に形を整えてできあがり。

ワンポイントアドバイス

③で餅米を完全に冷ますのがポイント。熱がある状態で成形していくと餅米の熱が餡に移っておいしく仕上がりません。

教えていただいた 
孝和堂本店 南谷太介さん

名古屋市中村区の大鳥居完成から5年後に、そのふもとに開業した和菓子店。
創業当時、大治や七宝、津島から名古屋へ行き交う人々の一服の楽しみとして評判だった「おはぎ」は、今なお大切に引き継がれています。

一度はチャレンジしてみたい自家製粒あん。小豆を茹でる際、沸騰させてまた水を足し…と、
温度差で豆の皮を膨らませるのが柔らかく仕上げる秘訣です。

●材料

  • 小豆・・・・・・・・・・・・・・・・・・・300g
  • 砂糖・・・・・・・・・・・・・・・・・・・500g

※前日に鍋で小豆を一晩水に漬けてふくらませる。

●作り方

  • ①ふくらませた小豆を鍋のまま火にかけ、沸騰したらコップ1杯くらいの水を足し、再度沸騰させます。
  • ②再び沸騰したらザルにあげ、また鍋に多めの水を入れて小豆を沸騰するまで
    強火で煮ます。
  • ③沸騰したら火を弱め、指で潰して豆の芯が残らない程度まで煮ます。
    (目安は40分程度)
  • ④ザルに布を敷いて小豆を上げ、よく水を切ったら、鍋に小豆を入れ、
    砂糖を2~3回にわけて加えて溶かしながら弱火で混ぜます。
  • ⑤砂糖が溶けたら強火にし、沸騰したら火を弱めて好みの硬さになるまで煮詰め、
    バットで粗熱をとったらできあがり。

ワンポイントアドバイス

砂糖を加えてからは、焦げないようにしゃもじを鍋底に当てながらゆっくり混ぜるのがおすすめです。

教えていただいた 
きよめ餅総本家 新谷滋規さん

江戸時代中期より熱田神宮を参拝する人々を癒してきた「きよめ茶屋」にちなんで売り出した「きよめ餅」がたちまち評判を呼び、参宮の定番土産に。ほかにも四季折々、和洋折衷さまざまな菓子を生み出しています。

ほのかな甘みのある、ふわふわ生地のどら焼きレシピ。生地に重曹を少し加えるのが、ふんわり仕上げる秘訣です。

●材料【約5個分】

  • 薄力粉・・・・・・・・・・・・・・・・・・70g
  • ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1個
  • 上白糖・・・・・・・・・・・・・・・・・・60g
  • はちみつ・・・・・・・・・・・・・・・・大さじ1/2
  • みりん・・・・・・・・・・・・・・・・・・小さじ1/2
  • 重曹・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・小さじ1/2
  • つぶあん・・・・・・・・・・・・・・・・300g

●作り方

  • ①ボウルに卵を入れて泡立て器でほぐし、上白糖を加えて
    白くもったりするまで混ぜます。
  • ②はちみつ、みりん、水(大さじ1)を加えて混ぜ、
    さらに薄力粉を加えて粉が見えなくなるまで混ぜたら、
    生地を20分ほど休ませます。
  • ③少量の水(小さじ1)で重曹を溶かしてボウルに加え、
    生地が硬ければ水を加えて調整します。
  • ④フライパンに油を薄く引いて③をおたまですくって垂らし、
    表面にぷくぷくと泡がでたら裏返し、5秒ほどでフライパンから上げて冷まします。
  • ⑤人肌程度まで冷めたらつぶあんを挟んでできあがり。

ワンポイントアドバイス

③で硬さを確認する際、おたまですくって糸を引くように「の」の字が描ければベストです。

教えていただいた 
菓道心 如月(きさらぎ) 野呂拓也さん

名古屋市守山区の和菓子店。自慢のあんこを使った饅頭をはじめ、守山区でおなじみのモリスちゃんの焼き印が入ったどら焼きが地域で愛されています。

ご協力いただいた
名古屋生菓子組合青年会のみなさん:
苺大福(不朽園)/鬼まんじゅう(御菓子司 本松)/おはぎ(孝和堂本店)/粒あん(きよめ餅総本家)/どら焼き(菓道心 如月)※レシピ50音順
ライター:株式会社広瀬企画 広瀬良子

カテエネ