引越しハウツー

引越し時の電気・ガス・水道の解約・開始手続き
手順、スケジュール、当日の動きを徹底解説!

引越し時の電気・ガス・水道の解約・開始手続き手順、スケジュール、当日の動きを徹底解説!

引越しの際には、電気・ガス・水道といったライフラインの手続きも欠かせません。うっかり手続きを怠ってしまうと、新居にて「電気もガスも水道も使えない…」なんてことも。

スムーズに新生活をはじめられるように、手続き&申請に関する「いつまでに」「どのように」のポイントを解説。また、引越しの前日と当日に必要な「冷蔵庫」「洗濯機」の作業についてもレクチャーします!

目次

01 引越し時の電気の解約・開始手続き

引越し時の電気の解約・開始手続き 引越し時の電気の解約・開始手続き

まずは「電気」に関する引越し時の手続きについて解説していきます。電気の「使用停止」「使用開始」に必要な手続きは次の2つ。

旧居の電気停止手続き
新居の電気使用開始手続き

どちらも「引越し日の1週間前まで」を目安に。停止の手続きせずにそのままにしておくと、引越し後も引き続き料金が発生してしまいます。引越しの日取りが決まり次第すみやかに手続きしたいところですが、電力会社によっては1ヶ月以上前には手続きを受け付けないケースも。また、年末年始や3〜4月の繁忙期には、手続きの混雑が予想されるため注意が必要です。

旧居の電気停止手続き
届け出先 使用中の電力会社
手続きの方法 ・ウェブ
・電話
必要な書類 ・「電気ご使用量のお知らせ」
・「電気料金領収証」(お客様番号が記載されたもの)
必要な情報 ・新居の住所
・支払い方法

使用している電力会社のウェブサイト、もしくは電話で手続きします。手続きの際には、契約名義の他「お客様番号(毎月届く「電気使用量のお知らせ」や領収書に記載)」が必要。その他、「退去日(解約日)」「新居の住所」「支払方法(退去日までの使用料金が日割り計算で請求」)を用意しておきましょう。また電力会社によっては、日程が近過ぎるとウェブでの手続きを受け付けてもらえないこともあるので、遅くとも1週間前までには手続きを済ませておくとスムーズです。

新居の電気使用開始手続き
届け出先 契約したい電力会社
手続きの方法 ・ウェブ
・電話
・申込書送付
必要な書類 特になし
必要な情報 ・契約者名
・新居の住所
・入居日(使用開始日)
・申し込み予定のプラン
・支払い方法

まずは、契約先の電力会社を決めて手続きを開始。契約したい電力会社のウェブサイト、もしくは電話で手続きします。

地域の電力会社であれば、ポストやブレーカー近くに備え付けられている「電気使用申込書」の送付でも手続き可能。「いつまで」という期限はありませんが、早めに済ませておけば安心ですね。ただし、電力量計がスマートメーターの場合は事前の申込みが必要に。スマートメーターの当日開通は難しいため、2営業日前までに手続きしておきましょう。

■中部電力の電気・ガスの開始・廃止日シミュレーション

お申込み日を入力するだけで、電気とガスの開始・廃止の最短可能日を確認することができます。新居への引越し日が決まったら、まずシミュレーションしてみると安心です。また、こちらから手続きに進むことも可能です。

中部電力の電気・ガスの開始・廃止日シミュレーション

02 引越し時のガスの解約・開始手続き

引越し時のガスの解約・開始手続き 引越し時のガスの解約・開始手続き

次に「ガス」に関する引越し時の手続きについて解説していきます。ガスの「利用停止」「利用開始」に必要な手続きは次の2つ。

旧居のガス利用停止(閉栓)手続き
新居のガス利用開始(開栓)手続き

ガスは、利用停止(閉栓)、利用開始(開栓)ともに立ち会いが必要。所要時間は5分〜10分ほどですが、繁忙期や土日祝日などは混み合うため、日時の希望が通らないことも。そのため、どちらも引越しの1週間〜2週間前に手続きしておくと良いでしょう。

旧居のガス利用停止(閉栓)手続き
届け出先 契約中のガス会社
手続きの方法 ・ウェブ
・電話
必要な書類 ガスの検針票(お客様番号の確認に必要)
必要な情報 ・現住所の建物の形態(一戸建て、マンションなど)
・使用停止希望日時
・支払い方法
・日中に連絡可能な電話番号
・新居の住所
立ち会い 必要

契約しているガス会社のウェブサイト、もしくは電話で手続きします。手続きの際には、契約名義の他「お客様番号」が必要なため「ガスの検針票」を用意しておきましょう。ガスの閉栓は作業員がおこないますが、立ち合いが必要に。引越しの多い3月〜4月頃は繁忙期であり、希望する日時が取れない場合もあるため、余裕を持って1週間〜2週間前までに申込むと良いでしょう。

新居のガス利用開始(開栓)手続き
届け出先 契約したいガス会社
手続きの方法 ・ウェブ
・電話
必要な書類 特になし
必要な情報 ・新居の建物の形態(一戸建て、マンションなど)
・使用開始希望日時
・支払い方法
・日中に連絡可能な電話番号
・新居の住所
立ち会い 必要

まずは契約するガス会社とプランを決めたら、ウェブサイトもしくは、電話で手続きします。ガスの開栓は作業員がおこなうため、閉栓と同じように立ち合いが必要。また、ガス機器が安全に使えるかどうかの点検もおこなうので、ガスコンロなど、新居で使用するガス機器もそろえておきましょう。引越し当日すぐに使えるように、引越し日の1週間〜2週間前までには申込みしておくと安心です。

■中部電力の電気・ガスの開始・廃止日シミュレーション

中部電力の「電気・ガスの開始・廃止日シミュレーション」なら、お申込み日を入力すると、電気とガスの開始・廃止の最短可能日を事前に確認することができます。また、同じ日に申込みしても、電気とガスでは最短開始日が異なることも覚えておくと良いでしょう。シミュレーション後、すぐに手続きに進むこともできるので、便利ですよ。

中部電力の電気・ガスの開始・廃止日シミュレーション

03 引越し時の水道の解約・開始手続き

引越し時の水道の解約・開始手続き

最後に「水道」に関する引越し時の手続きについて解説していきます。水道の「利用停止」「利用開始」に必要な手続きは次の2つ。

旧居の水道利用停止(閉栓)手続き
新居の水道利用開始(開栓)手続き

利用停止の手続きは、引越し日(退去)の1週間前を目安に地域の水道局に連絡します。連絡方法はウェブや電話が一般的ですが、中には自治体の窓口で受け付けている場合もあります。利用開始については、引越し日(入居)の3日〜4日前までに、新居のある地域の水道局に連絡します。

旧居の水道利用停止(閉栓)手続き
届け出先 旧住所の水道局
手続きの方法 ・ウェブ
・電話
必要な書類 ・検針票
・領収書(お客様番号、水道番号が書かれているもの)
必要な情報 ・契約者名
・現住所
立ち会い 必要なし

旧居管轄の水道局のウェブサイト、もしくは電話で手続きするのが一般的。手続きの際には、「お客様番号」「水道番号」が必要に。各番号が書かれた検針票や領収書を手元に用意してから連絡するとスムーズです。

新居の水道利用開始(開栓)手続き
届け出先 新住所の水道局
手続きの方法 ・ウェブ
・電話
・申込書送付
必要な書類 ・検針票
・領収書(お客様番号、水道番号が書かれているもの)
必要な情報 ・契約者名
・新住所
・支払い方法
立ち会い 必要なし

新居管轄の水道局のウェブサイト、電話の他、新居に備え付けられている「水道開始申込書」を送付する方法もあります。手続き後、蛇口をひねっても水が出ない場合は、水道のメーターボックス内にある止水栓(元栓)を開きましょう。
水道の開栓は、基本的に立ち合い不要です。ただし特殊な物件をはじめ、立ち合いが必要となるケースもあるので、気になる際は前もって確認しておくと安心でしょう。

同じ水道局エリアでの引越し手続きは一括で可能!

引越し先の新居が、旧居と同じ水道局のエリア内であれば、停止と開始の手続きを同時に申込み可能。たとえば名古屋市内からあま市甚目寺地区への引越しの場合、どちらも名古屋市水道局の対象エリアなので、旧居での停止と新居での開始を同時に手続きできます。

04 引越しの「前日」「直後」は
洗濯機&冷蔵庫の作業を!

引越しの「前日」「直後」は洗濯機&冷蔵庫の作業を!

電気・ガス・水道の手続きを万全にしたら、いよいよ引越しに向けた準備も大詰め。そこで、引越し前日および当日に作業が必要な「洗濯機」「冷蔵庫」の準備について解説します。

■引越し前日までにしておくこと

・洗濯機

運搬中に水がこぼれて荷物をぬらすことがないように「水抜き」作業をおこないます。

まず、洗濯機につながっている蛇口を閉め、運転スタート。1分ほど動かした後、電源をオフにします(給水ホースの水抜き)。本体から給水ホースを取り外したら、再度電源を入れて、脱水のみおこないます(本体内部と排水ホースの水抜き)。排水ホースを取り外したら完了です。

所要時間は1時間ほどですが、引越し前最後の洗濯が終わった時点でおこなっておけば、当日あわてることなく搬出できます。

・冷蔵庫

「霜取り」と「水抜き」をおこないます。

霜取りとは、冷凍庫内にできた霜を溶かすこと。完全に溶けてしまうまで、冬場だと15時間ほどかかるため、搬出作業がはじまる16時間前にはコンセントを抜いておく必要があります。

引越し前日にコンセントを抜き、中を空にして、拭き掃除を済ませておくとよいでしょう。引越し当日、水受けトレイもしくは、水受け用タンクに溜まった水を捨てて「水抜き」完了です。

■引越し直後にしておくこと

・洗濯機

洗濯機を設置する際、気をつけたいのが「設置場所の確認」と「給水ホース・排水ホースの取り付け」です。まず、設置場所は、段差などのない平たく安定した場所に置くのが鉄則。また、振動や騒音を避けるために壁から5cm以上離して置きます。屋内での設置が理想ですが、屋外に置く場合は、なるべく直射日光や雨の届かない場所に設置しましょう。

次に、給水ホースの取り付けですが、住居備え付けの水栓にそのまま接続できない場合もあります。取り付け作業に入る前に、水栓の種類・水栓までの高さ・ジョイント部分の状態を確認することが重要です。部品が必要な際は、説明書やメーカーのウェブサイトで、きちんと確認してから購入するようにしましょう。

最後に排水ホースの取り付けで大事なことは、設置する際に水が流れやすいようにすることです。まず、ホースが潰れていたら直します。排水がスムーズにおこなわれないと、糸くずが詰まりやすくなったり、泡が残ったりすることも。10cm以上、ホースの盛り上がりがないように、できるだけ地面に対して水平に設置します。

・冷蔵庫

冷蔵庫の設置に適しているのは、日陰で熱気の新しい風通しの良い場所です。また、水平で安定した床の上に置きます。敷物は、底面にある吸込口を塞いでしまう恐れがあるので避けた方が良いでしょう。最近の冷蔵庫は放熱板を内部に設置しているため、背面を開けなくても良いものも多いですが、壁の変色や振動音が気になる方は、10cmほど離して置くと良いでしょう。カビやゴキブリ対策にも有効です。

また、設置後、冷蔵庫を使い始めるためには準備が必要です。まず、冷蔵庫を冷やすために電源を入れるタイミングは、設置後1時間ほど経ってから。理由は、運搬中の振動や傾きにより、内部の冷却水の位置が変動している可能性があるため。また、食材を入れるのは、庫内がしっかりと冷えてからです。メーカーや機種によっても異なりますが、だいたいの目安は4時間ほど、暑い夏の時期には24時間かかることもあります。その間、冷凍食品や傷みやすい食品はクーラーボックスに入れておくことを忘れずに!

05 引越し時の電気・ガス・水道の手続きは
余裕を持って!

引越し時の電気・ガス・水道の手続きは余裕を持って!

電気・ガス・水道などライフラインの引越しは、引越しの1ヶ月ほど前から準備を進めると良いでしょう。日々の暮らしを送りながら、引越しの準備をおこなうのは想像以上に大変なこと。引越し当日が近づくにつれ、荷造りや不用品の処分などやるべきことがどんどん出てくるため、できるだけ早めに手続きをしてしまうのがおすすめです。

今回ご紹介したライフライン以外にも、引越しには面倒な手続きがたくさん。中部電力ミライズの「引越しおまとめ便」では、電気とガスの契約はもちろん、引越しにまつわるさまざまな手続きがウェブで簡単におこなえます。さらに会員制サービス「カテエネ」も同時登録でき、暮らしにまつわるコラムや電気・ガスの使用量も簡単にチェック可能!ぜひ、利用してみてはいかがでしょうか?

中部エリア引越しガイド カテエネ By 中部電力ミライズ
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