「無料レジ袋の廃止」
「洋服のリサイクル回収BOXの設置」
「紙製ストローの採用」
最近、企業が環境問題に取り組む事例が増えてきましたね。
背景にあるのは「SDGs」という、持続可能な社会の実現を目指す世界共通の目標です。
この目標は国や企業だけの話ではなく、個人としても様々なかかわり方があります。
実はカテエネでも、環境保全への取り組みの一環として2022年4月分より検針結果のお知らせを書面からWEB会員サービス「カテエネ」に変更します。
今回は整理収納アドバイザーFujinao(フジナオ)がSDGsにまつわる企業の取り組みや個人でできる取り組みなどについてお話ししたいと思います。
最近よく聞く「SDGs」ってなんだろう?
SDGsとは?
始まりは、2015年の国連サミットにおいて加盟国が合意した「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の中で掲げられた目標です。
内容は「世界中にある環境問題・差別・貧困・人権問題といった課題を、世界のみんなで2030年までに解決していこう」というもので、達成のための具体的目標として「世界を変えるための17のゴール」が制定されています。
そして今、この目標達成のために企業は様々な取り組みを行なっています。
例えば象印では「つくる責任つかう責任」「海の豊かさを守ろう」という2項目を掲げ、マイボトルへの給茶をしてくれるカフェや店舗を増やす取り組みや、イベント会場で無料の給茶スポットを出店するなどの取り組みがされています。
総合人材サービスのパーソルグループでは社内に「笑顔測定器」を導入し、社員の笑顔を測定するたびにSDGsに取り組んでいる団体などへ10円相当の寄付がされます。
これは自社の社員の働きがいを向上させるだけではなく、SDGsの活動をしている団体への支援にもなっています。
ユニークな取り組みでは「貧困をなくそう」という項目達成のために、おにぎりの写真をSNSに投稿するだけで世界中の子供に給食が届く「おにぎりアクション」という活動も。
これは期間中に消費者が専用サイトやSNSにおにぎりの写真や絵を投稿するたびに協賛企業から100円が寄付され、アジアやアフリカの子供たちの給食支援に繋がる、という取り組みです。
他にも、自然環境を守るための身近な取り組みとしては無料レジ袋の廃止やフードチェーン店のプラスチックストロー廃止、引越し梱包材の再利用、そして銀行やカード会社、公共料金などのペーパーレス化などもあげられます。
暮らしの中でできるSDGsって?
環境にやさしい、シンプルな生活を送るには。
「環境問題に取り組む」というのは企業だけの課題ではありません。
一人ひとり、個人が意識を持って取り組むことも大切です。
とはいえ、難しく考える必要はありません。
シンプルな暮らしを心がけるだけで環境に優しい暮らしになります。
モノが溢れたこの現代。
ついつい購入しすぎてしまう、というのはよくあることです。
ですが、SDGsの17の目標の一つにあるように「つかう責任」が私たちにもあるのです。
まずは家の中に目を向けて、持っているだけで使っていないモノを最後まで使い切ったり、買いすぎたりしないことを意識してみましょう。
例えば、穴の空いた衣類は最後に汚れた場所を掃除する布切れとして使う、つい増えてしまう文具などは家にある分を使い切るまでは買わないと決める、掃除用洗剤は色々な種類を揃えるのをやめて多用途に使えるモノを使う、無駄なく使い切れる分だけ食材を購入する、など。
「持ちすぎた暮らし」「使い切ること」を意識しはじめると自然と暮らしがシンプルになり、環境に優しいだけではなく沢山のよいことがあります。
モノの管理や探し物にかかる時間が少なくなることもそのひとつです。
例えば書類管理。
片づけが苦手な方はついつい書類を溜め込んでしまいます。
書類管理で大切なのはまず「持たない」こと。
紙類は一枚一枚仕分けなくてはいけないので管理が面倒ですし、時間がかかります。
そのうえ古くなった書類を定期的に廃棄するための点検も欠かせません。
紙類に関しては極力「持たない」のがおすすめです。
基本的には、本当に必要な書類以外は手元に残さないこと。
学校などから持ち帰るプリント類は新しいものが届いたら前号を捨てるなど、ところてん方式で処分していきます。
届いた郵送物はすぐに開封し、要不要の判断をしてできるだけ手元に残さない。
書類管理はスマホなどで写真を撮ってデータだけ残す、というのも一つの手です。
カテエネでも電気料金の検針票が紙からWEBへ変更に。
WEBに切り替えるとこんなに便利!
最近は、環境保全への取り組みの観点から見積書や請求書をペーパーレスにしている企業が多くなりました。
様々な書類をペーパーレスにすることで資源(紙や配送時のエネルギー削減など)の節約に繋がります。
ペーパーレス化は、家庭内のスペースを使うことなく必要なときにデータで見ることができるので、整理の観点からも、そして環境面から見てもとても効率的な仕組みといえます。
カテエネでも、環境保全への取り組みの一環として2022年4月から検針票がペーパーレス化することになりました。
「カテエネ」とは毎月の省エネ効果、電気料金やご使用量をいつでも確認できるWEBサービス。
会員登録すると様々なサービスが受けられるようになります。
書面よりわかりやすい!料金・使用量のお知らせ画面
カテエネだと、検針票を大きくて見やすいディスプレイで見ることができます。
書面の検針票よりも文字が大きく、スマホやパソコン、タブレットでも料金・使用量が見やすいデザインとなっています。カテエネの「見える化」については、こちらの記事でも紹介していますので、ご覧ください。
毎月料金が確定したらメールやLINEでいち早くお知らせ
書面の検針票よりも早く届きます。
また、料金・使用量はグラフでもチェックすることが可能!
年間の推移はもちろん、日別、時間帯別で日々のご使用状況がわかります。
ますます日々の見直しがしやすくなりますね。
このように検針票をカテエネで見ることにより、エコで管理しやすくなるだけではなく様々なサービスを受けられるようになります。
もちろん、今までどおり紙で保管したいという方には印刷して保管することもできますよ。
整理収納アドバイザーFujinao
「部屋の景色が変われば人生が変わる」がモットーの整理収納アドバイザー。
シンプルな暮らしやモノを手放すための格言がインスタで話題に。
著書 「片づけの力 私たちはもっと美しくなれる、部屋も、心も、人生も」