元気に動きまわりたい幼稚園～小学校低学年の子どもは、成長の真っ只中。雨の日でも気にせずに、家族でのおでかけを楽しみたいですよね。

今回は、家にこもりがちな梅雨にこそ訪れたい、雨の日OKの東海地方のおすすめ室内スポットを紹介。所要時間や飲食施設・コインロッカーの有無など、おでかけ前に知っておきたい情報も忘れずにチェックしていきましょう！

子どもを連れておでかけをする際に、事前に知っておきたい知識や注意点を解説していきます。

余裕を持ったスケジュールを組もう

子どもと出かけるときは、予想以上に時間がかかるものです。少し物足りなさを感じる程度の予定にとどめておき、子どものペースにあわせて動くようにしましょう。

電車や車で移動するときは、混雑する時間帯を避けるのも手です。

大人も楽しめる場所を
チョイスしよう

ひとしきり遊んだ後は、疲れて眠ってしまうことも。場所選びでは、大人も興味がある場所にしておくと、家族で楽しめるでしょう。

おでかけ前の下調べは必須！

移動手段やトイレの場所、おむつ替えスペースの有無など、おでかけする目的地が決まったら入念に下調べしておくことが大切です。

乗り物酔いの対策をしておこう

前日には睡眠をしっかりとり、車に乗る30分前に酔い止め薬を飲んでおきましょう。空腹の状態は避け、ゆったりとした服装を選ぶことも重要。消臭スプレーで車の匂いを取っておくことも有効です。

車に乗ってからは、窓を開けて外の空気を吸えるように。バスでの移動の場合は、前列に座りましょう。極力頭を動かさず、背もたれにしっかりと頭をつけておくのもポイントです。

持ち物リストをチェック！

子どもとのおでかけの際に、持参すると安心な持ち物には以下が挙げられます。

①着替え、羽織りもの
身体を動かすことで汗をかいたり、食べこぼしたりする場合に備えて、着替えを持参しましょう。空調によって冷えることもあるので、羽織りものがあると安心です。

②小さなおもちゃ、絵本
楽しいおでかけでも、突然ぐずってしまったり、機嫌が悪くなったりしてしまうことも。お気に入りのおもちゃや、好きな絵本を持っていくといいでしょう。

③飲み物、お菓子
水分補給は忘れずに。突然お腹が空いてしまったときのために、サッと口に入れられるお菓子があると安心です。

④タオル、ティッシュ
大きなタオルを持参すれば、汗を拭いたり、雨水を拭いたりするだけではなく、移動中の日よけや寒さ対策にもなります。ハンドタオルやウェットティッシュもあると便利。

⑤密閉ビニール袋
食べ残したお菓子や、使用済みのおむつなどを入れます。

⑥虫さされ用の薬や絆創膏、消毒ジェル
室内とはいえ、いざというときのために手当グッズを持参することは忘れずに。

子ども連れのファミリーが楽しめる、愛知県にある室内の遊びスポットを紹介します。

常滑市
「フライト・オブ・ドリームズ」

ボーイング787初号機の展示を中心に、空のロマンを体感できる複合施設。2021年12月のリニューアルを機に、エリア内への入場料が無料に（一部のコンテンツ・遊具は有料）。

パネルや映像のほか、直径2.8mある本物のエンジンを間近で見られる展示エリアや、飛行機の操縦体験ができる本格的なシミュレーター、展示機の美しさと大迫力を感じながら体を使って思いきり遊べるキッズエリアなど、航空や空港を身近に感じられるスポットです。

名古屋市
「でんきの科学館」

電気をはじめとしたエネルギーや環境に関するおもしろさ、奥深さを体験できる施設。自分の顔写真から作るオリジナルキャラクターを操作してクイズやゲームに挑戦できる「オームシアター」、実験を通して科学を楽しむ「サイエンスプラザ」など、見る、聞く、触れるという感覚をフル稼働して学べます（一部コンテンツは事前予約制）。

ジオラマやARモニターなど、リアリティ満載の展示に引き込まれながら、科学の不思議に触れることができるスポットです。

日進市
「ボーネルンドあそびのせかい
プライムツリー赤池店」

6ヵ月から12歳の子どもを対象にした遊び場。気温や天候を気にせず、「こころ・頭・からだ」の全部を使った遊びを通じて、さまざまな体験ができます。

広々とした空間で全身を使ってダイナミックに遊べるアクティブオーシャン、組み立て遊びや大工コーナーなど創造性を育むディスカバリータウン、赤ちゃん専用のベビーガーデンの3つのエリアには、発達段階にあわせた多彩な遊具がそろい、赤ちゃんから小学生まで夢中で遊べます。

子ども連れのファミリーが楽しめる、岐阜県にある室内の遊びスポットを紹介します。

各務原市
「アクア・トト ぎふ」

約220種類の生き物を展示する、世界有数の淡水魚水族館です。木曽三川・長良川の源流から河口までと、世界の淡水魚をテーマに自然環境を再現。身近な川に棲息する生きものを間近に見られたり、世界の河川にいる巨大な魚に圧倒されたり。

一般的な水族館ではお目にかかれない珍しい生きものや植物を目の当たりにしながら、大自然を感じられます。人気のカピバラもぐもぐタイムは、完全予約制にて開催（参加料200円）。

養老町
「森のわくわくの庭 養老店」

「“自分の庭”のように思いきり遊んでほしい」という思いから生まれた、国産の木材を使った遊び場。木の香りと温もりに包まれた空間には、木で造られた山々やロッククライミング、トランポリンなど子どもが思わず駆け出したくなる遊び場が広がります。

冒険気分で楽しめる迷路やおままごとのキッチンなどがあり、小さな子どもも楽しめます。広々とした館内にはソファやハンモックがあり、大人も一日中くつろげる空間。手作りの燻製カレーが楽しめるカフェでは、ランチメニューが好評です。

子ども連れのファミリーが楽しめる、三重県にある室内の遊びスポットを紹介します。

津市
「おやつタウン」

2022年7月中旬にリニューアルオープンする「おやつタウン」。2つの新たなアトラクションと、「ベビースター」の歴史や製造工程を紹介するエリアが登場します。

子どもも大人も楽しめる、自分だけのオリジナルベビースターラーメン作り体験もできます。

鳥羽市
「鳥羽水族館」

12のゾーンから成る巨大アクアリウムに、飼育種類数日本一を誇る約1,200種類もの海や川の生きものを飼育展示している水族館。見学の順路が決まっていないのが特徴で、子どものペースに合わせて好きな場所をじっくり観察できるのもうれしいポイント。

希少性が高く、日本ではここでしか見ることのできないジュゴンや、迫力満点のパフォーマンスを見せるアシカ、お食事タイムを観察できるラッコやアザラシなど、人気ものがいっぱいです。

松阪市
「三重県立みえこどもの城」

松阪市中部台運動公園の中にある大型児童館。大きなドームが目印の建物内では、展示や工作スペースをはじめ、小学生以上が対象のクライミングウォール、幼児向けの遊具など年齢に合わせて楽しめるスペースが充実。

2022年4月にはドームシアタープラネタリウムがリニューアルし、より本物に近い星空や大迫力の映像が楽しめる施設になりました。小さな子どもと大人が一緒に座れる親子シートや新設された授乳室など、家族で安心して楽しめる工夫がいっぱいです。

子ども連れのファミリーが楽しめる、静岡県にある室内の遊びスポットを紹介します。

静岡市
「ちびまる子ちゃんランド」

アニメ「ちびまる子ちゃん」の常設ミュージアム。原作者であるさくらももこさんの出身地で、作品の舞台にもなった静岡市・清水にあります。

作品に登場する「さくら家」、学校や公園の風景を再現した空間で、登場人物の日常を体験しながらアニメの世界観に浸れるのが魅力。登場人物の着ぐるみが登場し、記念撮影ができるイベントや、アニメ「ちびまる子ちゃん」美術監督の野村可南子さんが手がけた壁一面の線画、懐かしいアニメが観られるシアターの上映など、子どものみならず大人も夢中になれます。

浜松市
「エクスキューブ」

静岡県内初のVR・ARを使ったアミューズメント施設。ゲーム好きはもちろん、初心者や子どもも楽しめる多彩なアトラクションが全11種類そろいます。

進化した砂遊びを楽しめるAR砂場や、オリジナルの車でレースが楽しめる「デジタルぬりえサーキット」など、小さな子どもから楽しめる「デジタルキッズエリア」が充実。親子で対戦できるアトラクションもあるので、最先端技術を駆使したデジタル体験に家族でチャレンジしてみてはいかがでしょう。

子どものエネルギーは、空模様なんてお構いなし。おでかけの予定が立てづらい梅雨の時期には、お天気にかかわらず遊べる屋内スポットが重宝します。

近年は体を動かす、頭を使う、自ら作るなど参加型や体験型のコンテンツに力を入れている施設が増えているので、楽しみ方は多様に広がっています。特に兄弟や姉妹で訪れる場合には、子どもの興味や成長に合わせてスペースやプログラムが選べるのも選択の際の決め手になります。

家の中ではできないとびきりの体験と、子どもたちの弾ける笑顔を目指して、おでかけしてみませんか。

※記事の内容は取材時点（2022年6月）の情報です