「省エネ」という言葉を普段耳にすることがあっても、その大切さやエネルギーについてはよく知らない方も多いのではないでしょうか。

今回は、お子さまが楽しく遊びながらエネルギーを学べるグッズや、家族で簡単に取り組める節電テクニックを紹介します。夏の省エネ対策にぜひお役立てくださいね。

太陽光や風力など「エネルギー」の仕組みについて、子どもが身近に感じながら楽しく学べるように、ロボットや実験キットなどさまざまな商品が開発されています。

今回は「東急ハンズ名古屋店」でコーナーを担当するスタッフ・佐々木さんおすすめの商品をピックアップ。使用するエネルギー別に、商品の特徴や遊び方を紹介します。夏休みの自由研究としても使えるので、ぜひ参考にしてみましょう。

太陽光発電が学べるキット

1．ロボビット〈エレキット〉1,980円

太陽光エネルギーで発電して動く、手のひらサイズのロボット。少ない部品を組み替えるだけで、ディノサウルスやドラムロボなど、8通りの形態が楽しめます。晴れた日は外に置いて太陽光に当てるだけで動き出すので、生きているようなかわいらしい動きを見ることができます。

2．ソーラーダイナソー〈エレキット〉2,420円

太陽光エネルギーで発電し、モーターの力で動く恐竜型ロボット。少ない部品を組み替えるだけで、恐竜・ヘラクレスオオカブト・ジェットドリル・ロボットの4通りの形態が楽しめます。変形を試したくなるトランスフォームで、子どもから大人までワクワクすること間違いなしのアイテムです。

3．とことこペンギン〈エレキット〉1,980円

アイスドーム型のソーラーパネルに太陽光を当て、発電した電気エネルギーをミニ充電池にためることで、ペンギンのロボットを充電します。充電が完了し、ペンギンをアイスドームから外すと、翼をパタパタさせながら歩き出します。普段は窓辺において充電しておくと、見て楽しむ癒やしアイテムにもなるでしょう。

水力を学べるキット

4．サイボーグハンド〈エレキット〉3,520円

手に装着して楽しめるサイボーグハンドは、指に装着したトリガーを引くことでサイボーグハンドが連動し、本物の手と同じように何かを持ち上げてみたり、触ってみたりすることが可能。水圧式のシリンダーにより水圧パワーをコントロールする仕組みが、遊びながら学べます。サイズ調整が可能で、子どもから大人まで楽しむことができるでしょう。

風力を学べるキット

5．ウィンディー〈エレキット〉2,860円

2022年6月に発売されたばかりのウィンディーは、風力を利用したロボット。部品を組み替えると、翼が動く「ウィンドウィング」や車輪が回って前進する「ウィンドバイク」など、6通りの形態を作り出すことができます。ロボットを動かすには自然の風力を使うほか、付属の手回しファンから風を送ることで、風のない室内でも動きが楽しめます。

燃料電池を学べるキット

6．アクア・スパイダー〈エレキット〉1,650円

マグネシウムと炭素を含んだシートに塩水を垂らすことで起こる、化学反応を利用したマグネシウム燃料電池で動くクモ型ロボット。8本の足を使って動く、まるで本物のクモのようなリアルな動きが見どころです。

動力を学べるキット

7．パタパタ飛行機〈池田工業社〉495円

ゴム動力を利用して羽ばたく飛行機の組み立てキット。輪ゴムや割り箸のような身近な材料を使い、組み立ても簡単です。親子や友だちで一緒に手作りして、鳥のように羽ばたく様子を楽しむといいでしょう。

8．手回し発電ライト工作キット〈アーテック〉1,100円

段ボールやペットボトルを利用したエコな発電ライト。ハンドルを回転させる運動エネルギーを電気エネルギーに変換し発電することで、電球が光ります。電気が使えない災害時にも役立つでしょう。手持ち部分は段ボール素材なので、自由に絵を描いて自分だけのオリジナルライトを作って楽しめます。

「省エネ」とは「省エネルギー」を略した言葉で、生活のなかで電気やガスなどのエネルギーを無駄なく上手に使うことを指します。

エネルギーを生み出すために必要な、石油や石炭、天然ガスといった「資源」。これらが地球からなくなってしまうことを防ぐため、効率よくエネルギーを使う省エネが注目されています。

ここでは家庭でできる省エネの取り組みとして、3つの節電テクニックを紹介します。

家庭でできる節電テクニック
（エアコン編）

まずは、エアコンを使う際の節電ポイントをチェックしましょう。

1．冷房は28℃程度、暖房は20℃以下に設定する
夏は冷房を使う頻度が増えますが、温度を下げ過ぎず28℃程度に設定すると電気の使い過ぎを防ぐことができます。扇風機で冷風を室内に送るなど、エアコン以外での暑さ対策も同時に行うとよいでしょう。冬に暖房を使うときは20℃以下に設定し、暖かい服装をするなどして調節します。

2．カーテンやすだれを使って室内に日光が入るのを防ぐ
窓から太陽の光が入ると部屋の温度が上がってしまいます。カーテンやすだれを使って、日光が入りすぎないように調節してください。

3．エアコンの掃除をこまめに行う
エアコンは年中使うものではないため、掃除の頻度が少なくなりがち。フィルターはこまめに掃除して、空気の流れをよくしておくことも大切です。

真夏日は暑さを無理に我慢してしまうと、熱中症の危険性が高まることもあります。節電も大切ですが、時にはエアコンや扇風機を使って自分や家族の健康を守ることも大切。その日の気温に合わせて温度調節をしましょう。

家庭でできる節電テクニック
（冷蔵庫編）

次に、冷蔵庫を使う際の節電ポイントを見ていきます。

1．食品を入れすぎない
冷蔵庫を冷やすには多くのエネルギーが必要になります。必要以上に食品を入れすぎないことが省エネにつながります。

2．冷気が逃げないようにする
冷蔵庫は扉を開けると冷気が逃げてしまい、余計にエネルギーが必要になることも。冷蔵庫を使うときは、「熱いものは冷ましてから入れる」「風通しのよい場所に置く」「冷たい風の出口をふさがない」ことを意識しましょう。

家庭でできる節電テクニック
（洗濯機編）

最後に、洗濯機を使う際の節電ポイントもチェック。

1．容量に合わせて洗濯をする
洗濯機はサイズごとに1回で洗える量が決まっています。容量に合わせた洗濯を心がけると、省エネだけでなく節水にもつながります。

2．一度に大量の洗濯をしない
洗濯物をためて一度に洗濯機を回す人は少なくありませんが、洗濯物の量が多いほどエネルギーをたくさん使ってしまいます。電気代や水道代を減らすためにも、こまめに洗濯することが大切です。

省エネはちょっとした工夫や意識を変えることで、簡単に取り組むことができます。今回ご紹介した東急ハンズ店員イチオシのエネルギーが学べる実験キットも利用して、まずはエネルギーについて深く知るところから始めてみてはいかがでしょうか。

［今回紹介した商品一覧］
・ロボビット〈エレキット〉
https://www.elekit.co.jp/product/JS-6216
・ソーラーダイナソー〈エレキット〉
https://www.elekit.co.jp/product/JS-6191
・とことこペンギン〈エレキット〉
https://www.elekit.co.jp/product/JS-6521
・サイボーグハンド〈エレキット〉
https://www.elekit.co.jp/product/MR-9112
・ウィンディー〈エレキット〉
https://www.elekit.co.jp/product/JS-7907
・アクア・スパイダー〈エレキット〉
https://www.elekit.co.jp/product/JS-7902
・パタパタ飛行機〈池田工業社〉
https://www.yamaine-ikeda.co.jp/products/139
・手回し発電ライト工作キット〈アーテック〉
https://www.artec-kk.co.jp/

［省エネの3つのヒケツはこちら！］
https://www.chuden.co.jp/energy/ene_about/electric/economy/hiketsu/

［省エネに関する疑問はこちらをチェック！］
・お風呂の準備は「給湯で湯張り」と「水から追い焚き」どちらが時短＆省エネ？
https://katene.chuden.jp/clubkatene/p/entertainment/labo/column12/index.html
・肉じゃがを「最初から煮る」VS「炒めてから煮る」どちらが省エネ＆時短？
https://katene.chuden.jp/clubkatene/p/entertainment/labo/column11/index.html
・室内に人が集まると、エアコンは省エネできるのでしょうか？
https://katene.chuden.jp/clubkatene/p/entertainment/kaden-column/air-conditioner/experiment.html