台風や豪雨、地震、津波など、いつ起こるかわからない自然災害。ライフラインの復旧に時間がかかり、数日間にわたって避難生活を余儀なくされる場合もあります。災害時に安心して過ごすためにも、食料や日用品などの備蓄を意識している家庭も多いのではないでしょうか。

今回は、防災グッズを多数取り扱うハンズ名古屋店と栄ロフトがおすすめする最新防災アイテムを紹介。非常時と日常生活の隔たりをなくす「フェーズフリー」の仕組みやメリットも解説します。

災害による被害を少なくするには、一人ひとりが自助の意識を持つことが大切。ここでは家族を守るために家庭でできる災害対策を確認します。

家の中での身の安全を確保

背の高い家具は、地震によって倒れてしまう可能性があります。置く場所や向きに注意し、壁にしっかりと固定しておくと安心です。

安否確認や避難経路の確認

災害時に家族の安否確認ができるよう、連絡方法や集合場所を事前に決めておくことが大切です。避難場所や経路は、自治体のHPや国土交通省のハザードマップで確認を。

飲食や日用品、非常用バッグの準備

水や食料、衣類などの生活品は、3～7日分あると安心です。ライフラインの復旧に時間がかかる可能性もあるので、水は多めに用意しておくことをおすすめします。持ち出し用の非常用バッグには、ヘルメットや懐中電灯、毛布なども入れておきましょう。

準備しておくと便利な防災アイテムについては、次に紹介するハンズ、ロフトの最新おすすめ商品をぜひ取り入れてみてください。

まずは、防災アイテムの品揃えが豊富な「ハンズ名古屋店」へ。売り場担当の山田さんがおすすめする商品をご紹介します。

陸上自衛隊戦闘糧食モデル ポーク
ソーセージステーキ
〈日本ハム〉 594円（税込）

陸上自衛隊の戦闘糧食として食べられているポークソーセージステーキ。常温で５年間の保存が可能で、一般向けの保存食として商品化されています。

不安感や環境の変化で疲労が溜まりやすい災害時。食べ応えのある保存食を備えておくと、心身のパワーになるでしょう。

エピスタ・レスキュー
自立型携帯トイレ ミニマセット
〈エピスタ〉 418円（税込）

コンパクトで持ち運びがしやすい携帯トイレ。便器がなくても自立する点がポイントです。

使用後は凝固剤で固め、小さくまとめてビニール袋ごと破棄が可能。抗菌・消臭機能のある凝固剤が、におい漏れを防いでくれます。

たためるウォーターバッグ 5L･7L
〈コジット〉 1,078円（税込）

持ち手付きで運びやすく、倒れてもこぼれない便利なキャップ付きのウォーターバッグ。水の量が一目でわかるメモリが付いており、アウトドアの料理などにも使えます。

折りたたんでコンパクトになるので、リュックに入れても場所を取りません。

続いて、機能性に優れた商品や日常使いに便利な商品が集まる「栄ロフト」へ。売り場担当の小山さんにおすすめの防災アイテムを3点ピックアップしていただきました。

充電式マルチLEDライト
〈ムサシ〉 2420円（税込）

手のひらに収まるミニサイズのLEDライト。カラビナフック、可動式スタンド、強力マグネット付きで、場所を問わず使用できます。

USB充電式なので、電池がなくてもOK。シーンに合わせて3段階の明るさを使い分けるといいでしょう。

IZAMESHI
厚焼き たべっ子どうぶつ
〈杉田エース〉 476円（税込）

長年愛され続けている「たべっ子どうぶつ」と、長期保存食「IZAMESHI」がコラボ。どうぶつのキャラクターがかわいいパッケージです。

食べ応えのある厚焼きで、サクサクとした食感が楽しめます。食べ慣れたおやつがあると、災害時のストレス緩和も期待できるでしょう。

指サック型でしっかり拭ける
歯磨きシート
〈四国紙販売〉 605円（税込）

水なしで使える歯みがきシートは、衛生面が心配な災害時の誤嚥性肺炎やストレス対策に効果的。長期保存が可能でコンパクトなので、備蓄品として持っておくと良いでしょう。

使い方は、指サックのように指にシートをかぶせて、歯を磨くだけ。細かいところまで手が届き、日常の口腔ケアにもおすすめです。

防災対策は「いつか」ではなく「日ごろから」やっておくことが大切。近年では、防災に対する新しい考え方として、「フェーズフリー」にも注目が集まっています。

「フェーズフリー」によるメリット

「フェーズフリー」とは、普段から使い慣れているものを非常時にも使い、日常との「境界（フェーズ）」を取り払うこと。

防災アイテムを生活のなかに取り入れることで、非常食の賞味期限切れや使い方がわからない事態を防ぐだけでなく、被災時の生活で日常とのギャップを少なくする効果も期待できます。

日常使いしづらいアイテムはアウトドアで活用するほか、半年に一度、メンテナンスも兼ねて家族で防災アイテムを使う日を作るのもおすすめです。

非常食や日用品はローリング
ストックで継続的な補充を

蓄える・食べる（使う）・補充することを繰り返し、一定量が常に備蓄されている状態を保つ「ローリングストック法」も、日常生活で取り入れられる防災対策の一つ。備蓄を絶やさないことがコツです。

いざというときの安心にもつながる防災対策。家でできることを家族で話し合い、日ごろから防災への意識を高めておくことが、大切な命を守る第一歩といえるでしょう。


今回紹介した商品一覧
・陸上自衛隊戦闘糧食モデル ポークソーセージステーキ
https://hands.net/goods/4902115379520/

・エピスタ・レスキュー 自立型携帯トイレ ミニマセット
http://www.epista-rescue.com/?mode=f5

・たためるウォーターバッグ 5L･7L
https://www.cogit.co.jp/goods/3677/

・充電式マルチLEDライト
https://www.634634.jp/SHOP/COB-WL001.html

・IZAMESHI 厚焼き たべっ子どうぶつ
https://www.loft.co.jp/store/g/g4549373006166/

停電・災害時の対処法はこちら！
https://powergrid.chuden.co.jp/goannai/ippan/information/taishoho/