くらしに役立つコラム
過去は“使い捨て”が主流だった、電池。でも近年、繰り返し使えてゴミの削減にもつながる充電池が支持を得ています。
ただ、充電池の繰り返し使えるメリットは大きいものの、単価が高めなので購入をためらってしまう人も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は充電池と乾電池のコストパフォーマンスや性能を比較検証し、充電池が本当に節約になるのかを調べてみました。
さらに、充電池の充電方法の効率性についても比較しましたのでぜひ最後までご覧ください。
![実験概要 比較した電池について ※すべて単3形 充電池 充電して何度も繰り返し使えるエコな電池。単価は高め。 アルカリ乾電池 使い捨て電池。パワーや容量が大きく、長持ちだと言われる。 マンガン乾電池 使い捨て電池。アルカリ電池に比べるとパワーは小さいが、単価は低め。](/image/2016/entertainment/labo/column16/point0Graph1.jpg)
![実験概要 比較した電池について ※すべて単3形 充電池 充電して何度も繰り返し使えるエコな電池。単価は高め。 アルカリ乾電池 使い捨て電池。パワーや容量が大きく、長持ちだと言われる。 マンガン乾電池 使い捨て電池。アルカリ電池に比べるとパワーは小さいが、単価は低め。](/image/2016/entertainment/labo/column16/point0Graph1_sp.jpg)
長い目で見ると、
「充電池」は
節約になる!
まず、充電池と乾電池の経済性について比較しました。
それぞれの本体価格を調査し、さらに充電池は1本1回あたりの充電に要する電気代を算出します。
※今回実験に使用した充電池の充電上限回数は「約600回」との記載があった
![計算諸元](/image/2016/entertainment/labo/column16/point1Graph1.jpg)
![計算諸元](/image/2016/entertainment/labo/column16/point1Graph1_sp.jpg)
それぞれの電池の本体価格や電気代をもとに、充電池と乾電池のコストを比較します。
![使用時間と費用の比較](/image/2016/entertainment/labo/column16/point1Graph2.jpg)
![使用時間と費用の比較](/image/2016/entertainment/labo/column16/point1Graph2_sp.jpg)
「充電池を100回繰り返し使った場合」のトータルコストは以下の通り。
![充電池と乾電池のコスト比較まとめ](/image/2016/entertainment/labo/column16/point1Graph3.jpg)
![充電池と乾電池のコスト比較まとめ](/image/2016/entertainment/labo/column16/point1Graph3_sp.jpg)
やはり、充電池は長い目で見るとトータルコストが低いことがわかります。
マンガン乾電池と比較すると2,380円の節約、さらにアルカリ乾電池と比較すると2,661円の節約になることがわかりました。
今回は「充電池は100回の繰り返し使用」での実験でしたが、今回実験に使用した充電池に記載されていた充電上限回数は「600回」。
充電池は、大切に長期間使い続けることで、さらに高いコストパフォーマンスが期待できることがわかりました。