くらしに役立つコラム
身の回りのさまざまなモノの値上がりが気になる今年の夏。節電・省エネを意識しつつ、できるだけ涼しく快適に過ごしたいですよね。
今回取り上げるのは、夏の節電・省エネ対策の代表格「扇風機」。少ない電力消費で暑さを凌げる、優秀な省エネ家電ですね。
今回の実験では、部屋に一人で滞在することを想定し、一般的なリビング扇風機とタワーファンでは、どちらがより快適性が高いかを比較。さらに、扇風機とエアコンを併用した場合の快適性や省エネ効果についても調べました。
扇風機or
タワーファンの
違いは?
扇風機とタワーファン、それぞれにメリットがありますが、風の届き方や快適性はどのように違うのでしょうか。
風速が同程度になるように風量を設定した、扇風機の5枚羽・8枚羽、そしてタワーファン、計3種類を比較しました。
「首振りあり」の場合はどれも同程度の風速でしたが、「首振りなし」にすることでそれぞれに少し差がつき、特徴が見えてきました。
風のばらつきが小さくて風が遠くまで届いたのは、8枚羽扇風機とタワーファン。
対して、風の広がりがより大きかったのは5枚羽扇風機でした。
タワーファンは風の吹き出し口が狭い構造をしているものが多いため風のばらつきが小さく、離れても風が届きやすいことがわかりました。
羽が少ない5枚羽扇風機は広い角度で風を発生させることが得意ですが、そのかわり扇風機から離れると風が弱まる傾向に。羽が多い8枚羽扇風機であれば、5枚羽に比べると比較的遠くまで風が届きました。