大自然と歴史を体感
岐阜県
●県庁所在地 岐阜市
●人口 194万人(全国17位)(注)
●世帯数 78万世帯 (注)
●面積 約10,621平方キロメートル
(注)2022年11月1日推計
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岐阜市
こんな自慢があります
岐阜駅からJRや私鉄で名古屋駅まで30分足らずでアクセス可能。名古屋駅をハブとして関東や関西にもスムーズに移動することができます。また市内から東海北陸自動車道のインターチェンジも程近く、車を使った移動にも事欠きません。
気候は、夏は雨が多く冬は乾燥気味。冬は雪が降ることも少なくありません。
■1300年以上の歴史を持つ鵜飼がおこなわれる清流・長良川
鵜飼とは、鵜を操って川の魚を獲る古典漁法のこと。その歴史は古く、美濃国(現在の岐阜県)では7世紀頃からおこなわれていたと言われ、織田信長が客人を鵜飼でもてなしたという記録や、徳川家康・秀忠父子が観覧したという記録も残っています。現在は「ぎふ長良川の鵜飼」として、例年10万人を超える観光客を集めるほど有名に。5月11日~10月15日の期間におこなわれ、黒闇の中、金華山と岐阜城を背景に赤々と燃えるかがり火のもと鵜匠と鵜が一体となっておこなう古典漁法の様子は幻想的で、岐阜市民にとって欠かすことのできない自慢の伝統文化であり風景です。
■信長ゆかりの岐阜城がそびえる岐阜市民のシンボル金華山
岐阜市の中心部に位置する標高329mの金華山。山頂にあった斎藤道三の居城、稲葉山城を織田信長が攻略し、地名を「岐阜」に、稲葉山城を「岐阜城」に改めたと言われています。現在の天守は1956年(昭和31年)に復興されたもの。美しい山容の頂に鎮座する姿は素晴らしく、長良川と同様に岐阜市のシンボル的存在として愛されています。ロープウェーのほか、登山道も整備。10コースあり、どのコースも山頂まで30分から1時間で到達できるので、気軽に楽しめるハイキングスポットとしても親しまれています。
■全国有数のアパレル産地でおしゃれを楽しもう
岐阜市は、実は東京や大阪と並ぶ全国有数のアパレル産地としても知られています。そこで、ファッション産業のさらなる振興のため、岐阜アパレルメーカーが集まる春夏物商品の展示・商談会である「ア・ミューズ岐阜」といったイベントを開催。「世界のファッション工房GIFU」を目指しています。また、中心地にある柳ヶ瀬商店街をはじめとした市街地にはセレクトショップなども多くあり、ファッションを楽しむことができるんですよ。家族にうれしい支援制度
子ども医療費助成制度
岐阜市に住む0歳~中学校卒業(15歳に達した日以後の最初の3月31日)の子どもが対象。入院と外来の保険適用の医療費が助成されます。
オンラインパパママ学級
Zoomアプリを活用したオンラインでのパパママ学級を開催。妊婦同士が交流しながら、妊娠や出産、育児についてパパとママがいっしょに学べます。
岐阜市家庭用太陽光発電設備等普及促進補助金制度
家庭からの温室効果ガス排出削減が目的。岐阜市内の住宅への再生可能エネルギーを活用する設備の導入に対し、費用の一部が補助されます。
居住年数 : 11年 40代 男性県のシンボルでもある岐阜城が近くにあり、深い歴史を感じますね。少しの移動するだけで自然豊かな場所に行けるのもうれしいです。
居住年数 : 25年 40代 女性岐阜市は公園が多く、自然遊びを楽しむにはピッタリの場所。休日にはキャンプなどのアウトドアを満喫する人も多いですよ。
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大垣市
こんな自慢があります
東京までの距離が約410km、大阪までは約146km、名古屋までは約44kmに位置する大垣市。
夏は高温多湿で日中は25~35℃、ピークには40℃近くを記録することも。冬は西にそびえる伊吹山から吹き下ろす風により、雪が積もることがあります。
■水質の良い地下水に恵まれた「水の都」
岐阜県西部に位置する大垣市は、2006年(平成18年)の合併により全国でも珍しい二重飛び地に。中心地の大垣エリア、墨俣一夜城をはじめとする名所が多い墨俣エリア、緑豊かな上石津エリアなどによって構成されています。
また、大垣市は古くから木曽川や長良川などの堆積作用によって陸地化が進み、沖積平野が形成。これにより一帯に地下水盆が形成され、清らかな自噴水がいたるところで見られるようになりました。地下水は現在まで保全されていて、「全国水の郷100選」に選定。市民は、水を生かした町づくりをおこないながら、水の恵みとともに暮らしています。
■「奥の細道」の松尾芭蕉も立ち寄った文化薫る都市
大垣市は、俳人・松尾芭蕉ともゆかりあり。1689年(元禄2年)3月27日に江戸を出発した芭蕉は、東北・北陸地方を巡った後の同年8月21日にたどり着いたのが大垣市でした。そして芭蕉は2週間後に、「蛤のふたみにわかれ行く秋ぞ」と詠んで、水門川の船町港から桑名を目指して出発。つまり、有名な紀行文学『奥の細道』むすびの地が大垣市だったんです。現在も船町港跡が残るほか、近くには「奥の細道」を紹介する記念館も。芭蕉が過ごした往時の様子を偲ぶことができます。家族にうれしい支援制度
行政窓口の土日祝日サービス
市内7ヶ所の市民サービスセンターでは、土曜日、日曜日、祝日も住民票の交付などに対応。マイナンバーカードを利用すれば、コンビニエンスストアで各種証明書も取得できます。
子ども医療費助成制度
18歳に達して初めて迎える3月31日(高校生世代)までが対象。保険診療に要した医療費の自己負担相当額と、その他療養費に係る自己負担額が助成されます。
居住年数 : 6年 70代 男性近隣に親類が多く住んでいるのでここに決めました。伊吹山や養老の滝など、自然が近くにあるのもいいですね。
居住年数 : 8年 40代 女性店がそれなりにあって便利に暮らせます。季節の移ろいを感じられるところもお気に入りです。
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エリア基礎知識
大都市圏へも楽々アクセスOK
国民一人ひとりの体重が同じだと仮定して、日本全体でバランスを保てる場所を出した「日本の人口の重心」がある岐阜県。周囲を7つの県に囲まれた海のない数少ない内陸県で、全国第7位の広さ。そのため、中南部に位置する岐阜市の平年気温が15.8℃、北部の高山市の平年気温が11.0℃(注1)などと、気候も地域によって大きく異なります。
一方、岐阜駅から名古屋駅へは電車で約20分。新幹線で東京まで約2時間、大阪まで約1時間半と、都市圏へのアクセスが良いのが特徴です。
ファミリーはこう楽しむ!
岐阜駅から、施設や飲食店などが集結する名古屋駅まで電車ですぐ。買い物や遊び、外食にも困りませんね。
単身者はこう楽しむ!
大自然に囲まれているのに、東京・大阪の大都市圏へもアクセス良好。意外と日本海も近いんですよ。
[出典]
(注1)岐阜県/「岐阜県の概要」/https://www.pref.gifu.lg.jp/page/109.html
知っておきたい経済・教育
子育て世帯がうれしいお得な制度も
有効求人倍率の高さは全国2位(注2)で、失業率の低さも全国上位。就職先が豊富にあるので、自分のスキルやスタイルに合った仕事や職場が探せるのがうれしいですね。
18歳未満の子どもがいる世帯や妊娠中の人がいる世帯は、「ぎふっこカード」に注目を。この「ぎふっこカード」を使うと、買い物や施設を利用する際に割引や特典が受けられたり、買い物中に授乳室やキッズコーナーが利用できたりして便利です。
自然体験活動を軸としたデンマーク発祥の幼児教育・子育て支援活動、「森のようちえん」も話題です。森林率が全国2位という豊かな自然に囲まれた岐阜県だから、もともと環境は万全。県内各地に実施している団体があるんですよ。この他、森と木から学ぶ「ぎふ木育教室」など、自然を生かした取り組みは多岐にわたるので、子どもの個性に合った環境や団体を探してみては。
そして、中学生まで(一部では高校生世代まで)の医療費が県内全市町村で無料。教育と子育て支援に熱心なのが、岐阜県なんですね。
もちろん、すべての世代にとっての医療環境も整備。特に岐阜市は人口あたりの病院数・病床数・医師数が東海地方で第1位(注3)と、その充実度に目を見張ります。
ファミリーはこう楽しむ!
デンマークで発祥し、ドイツ経由で日本に広まりつつある「森のようちえん」の教育を受けられるのが魅力。
単身者はこう楽しむ!
単身者が不安に思うことの一つが、不意のけがや病気。医療環境が充実しているので安心ですね。
[出典]
(注2)厚生労働省/2018.4 「一般職業紹介状況」/ https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/114-1.html
(注3)厚生労働省/平成28年度「医師・歯科医師・薬剤師調査」/https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/ishi/16/
厚生労働省/平成30年度「医療施設調査・病院報告」/ https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/iryosd/18/
ふれたい歴史・文化・自然
滋味に富んだ山川の恵みも豊富
岐阜といえば織田信長と挙がるほど、岐阜とのゆかりが深い信長。というのも、「井ノ口」と呼ばれていた町の名を現在の「岐阜」に改めたのが信長だったのです。この他、信長は金華山の山頂に立つ岐阜城から天下統一を目指し、楽市楽座・兵農分離や天下布武印の使用などさまざまな試みに着手しました。
美濃和紙や美濃焼、関の刃物といった歴史ある伝統工芸も、岐阜県の魅力の一つ。世界遺産の白川郷合掌造り集落や高山の古い町並、旧街道の宿場町といった日本の原風景も多く残り、いつの時代も訪れる人を魅了しています。
南北によって風土や気候が大きく異なるため、エリアごとに独自の食文化が根付いているのも特徴。飛騨牛や鮎、高山ラーメンの他、鶏肉と野菜に特製のたれを絡めて炒めた鶏ちゃんなどが全国的にも有名で、地元では日常生活で広く食べられていますよ。
ファミリーはこう楽しむ!
高山ラーメンや鶏ちゃんはもちろん、飛騨牛や鮎もスーパーで入手可能。産地ならではの醍醐味です!
単身者はこう楽しむ!
休日には県内の歴史的街並みを訪れ、美しい景観やのどかな雰囲気に心身共に癒やされてみては。
まとめ
リニアで東京~中津川間が34分に
御嶽山や乗鞍岳、奥穂高岳など標高3,000mを超える山々が連なり、木曽川や長良川、揖斐川といった清らかな川が流れる岐阜県。そんな美しく豊かな環境との共生も目指し、岐阜県では県民や事業者に期待される取り組みをまとめた「ぎふエコビジョン2030」を策定しています。
豊かな自然が守られている一方で、世界最速を誇るリニア中央新幹線が開業予定。中津川市に岐阜県駅(仮称)が設置されると、東京〜中津川間がわずか34分で移動可能になります!
県内の道の駅が全国トップクラスに多いのも特筆すべき点。地域によって独自の文化が発展し、名物や観光のコンテンツが多いのがその要因と言えるでしょう。
ファミリーはこう楽しむ!
山や川などさまざまなロケーションの公園やフィールドで、家族みんなでアウトドア体験に挑戦してみましょう。
単身者はこう楽しむ!
夏は登山やハイキング、キャンプ、ゴルフ。冬はスキーやスノボなど、大自然の中でアクティブに過ごすことができます!