豊富な「美し国」
三重県
●県庁所在地 津市
●人口 174万人(全国22位)(注)
●世帯数 74万世帯 (注)
●面積 約5,774平方キロメートル
(注)2022年11月1日推計
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四日市市・桑名市
こんな自慢があります
四日市市と桑名市がある三重県北部の北勢エリアは、年間を通じて湿度が高め。夏は特に蒸し暑く、冬は晴天が多いものの風が強く厳しい寒さを感じることもあります。
■三重県における経済と産業の中心は中京圏へのアクセス良好!
高速道路や鉄道などが整備され、名古屋市をはじめとする中京圏へのアクセスが便利なのが魅力。さらに現在、東海3県にまたがる東海環状自動車道の全線開通に向けて工事が進められていて、ますます交通の利便性が向上しそうです。
製造業などが盛んで、三重県における経済・産業の中心的存在。一方で、市街地から少し移動すれば豊かな自然にも恵まれているのも特徴です。旧東海道の街道沿いには古い町並みも残っているので、風情ある散策を楽しむことができます。
■四日市市は宿場町や市のまちとして発展して現在は産業都市に
1473年(文明5年)の外宮庁宣案に「四ヶ市庭浦」の地名が出てくる、四日市市。この時代にはすでに定期市「四日市」が立っていたと言われ、江戸時代には宿場町や陣屋・代官所のある町として北勢エリアの行政・商業の中心地となりました。昭和30年代からは、伊勢湾沿岸に石油化学コンビナートが発展。現在は石油化学コンビナートの他、世界最先端の半導体メモリ製造工場をはじめとする多様な産業が集まる産業都市として有名ですね。
■桑名市は全国的に有名なレジャー施設がある観光都市
伊勢湾の最奥部に位置し、愛知県と岐阜県に接する桑名市。東名阪自動車道や国道1号などの主要国道、JRや近鉄など主要幹線が集中する交通の要衝として発達してきました。また、西に鈴鹿山脈、北に養老山地、東に濃尾平野が広がり、木曽川、長良川、揖斐川の木曽三川が流れるなど、自然がとても豊か。全国的に有名なレジャー施設もあるので、地元の人も市外の人も休日に思い切り遊び、憩うことのできる都市と言えるでしょう。この三重県有数の観光都市は、「2016年ジュニア・サミットin三重」で主会場になったことから、海外にも知られる存在になっているんですよ。家族にうれしい支援制度
子ども医療費助成
両市ともに、中学生までの子どもを対象に保険適用の医療費を助成。四日市市では既に所得制限がなく、桑名市でも2023年(令和5年)4月診療分から所得制限が撤廃。
子どもの生活リズム向上事業(四日市市)
スマートフォンなどの普及によって、生活リズムを崩す子どもがいる近年。四日市市では「早ね 早おき 朝ごはん」市民運動のもと、生活リズムの向上に関する取り組みが進められています。
犬・猫の不妊・去勢手術費補助(桑名市)
桑名市では犬・猫の不妊・去勢手術費の一部を補助。補助金額は、犬の不妊手術が2,000円 去勢手術が1,500円。猫の不妊手術が2,500円、去勢手術が2,000円です。
居住年数 : 12年 50代 女性公園がたくさんあって気持ちの良いエリアですよ。電車やバスを使えば「名古屋市内」「中部国際空港」へ簡単にアクセスできます。
居住年数 : 10年 30代 女性支援センターや公園、スーパーなど、生活に必要な施設がひと通り整ってる印象。適度に自然が残っている点も気に入っています。
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鈴鹿市
こんな自慢があります
東に伊勢湾、西に鈴鹿山脈と自然に恵まれている鈴鹿市は鉄道や車による交通が便利。鉄道は伊勢鉄道や近鉄、車は東名阪自動車道のインターチェンジを活用しましょう。
年平均気温は16℃程度。冬は養老山地と伊吹山の間を抜けてくる強風があり、厳しい寒さとともに、市の北西部では降雪も少なくありません。
■自動車レースの最高峰F1も開催されるモータースポーツの聖地
自動車産業など数多くの企業を誘致した結果、伊勢湾岸地域有数の内陸工業都市としても知られるように。現在では人口が県内第3位に成長し、産業と文化がバランスよく発展を遂げたとても暮らしやすいまちとなりました。
自動車レースの最高峰であるF1や8時間耐久ロードレースが開催されるサーキットがあるのも大きな魅力。モータースポーツのまちとしても世界的に有名なのはもちろん、遊園地が併設されているので家族みんなで楽しめる人気のスポットとなっています。
■かぶせ茶をはじめとする豊かな農産物を家庭でも楽しめる
肥沃な大地を生かして、昔から花木や水稲などの農産物がよく栽培されている鈴鹿市。特に年間平均気温15℃以上、年間降水量1,500mm以上という風土は茶の生産に適していて、市内には約894haの茶園と、約80軒の製茶工場があります(注1)。なかでもかぶせ茶は鈴鹿市、亀山市、四日市市を合わせた鈴鹿山麓地域の生産量が全国第1位。香り高く上質な茶として、食卓でも深く愛されています。[出典]
(注1)JA鈴鹿/管内の農畜産物 お茶/https://ja-suzuka.or.jp/about-site/家族にうれしい支援制度
ファミリー・サポート・センター事業
子育てを助けてほしい人(依頼会員)の要望に応じて、子育ての支援できる人(提供会員)を紹介。子どもの預かりや送迎などをおこないます。
幼児教育・保育の無償化
保育所や幼稚園などを利用する3歳児クラスから5歳児クラスまでの子ども、および市町村民税非課税世帯の0歳児クラスから2歳児クラスの子どもの保育料が無料に。
居住年数 : 5年 60代 男性海や山が近くにあり、自然の中で釣りや山登りといった趣味を楽しんでいます。レジャー施設も多いので、休日を充実させることができますよ。
居住年数 : 28年 60代 男性以前住んでいた町と違って、海が近い!近くに観光地がたくさんあるのでレジャーにも事欠きません。
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津市
こんな自慢があります
三重県の中央部に位置し、東の伊勢湾から西の奈良県境までの約711k㎡という広大な県土を誇る津市。寒暖の差はあるものの1年を通じて穏やかな気候が特徴です。交通面では、電車で名古屋へは約45分、東京へは約2時間半でアクセス可能。愛知県の中部国際空港までを約45分で結ぶ高速船もあります。
■東西に広い津市は四季折々の自然やイベントが楽しめる
ヤマザクラ500本余りが約1.5kmの並木道を作る三多気の桜や、阿漕浦海岸の夏の花火、河内渓谷の紅葉など、四季の変化を感じられるのも魅力。秋は県下最大のイベントである津まつりや、地元住民が中心となって製作する冬のイルミネーションも楽しみです。
そのほか、東海地方初の森林セラピー基地として認定された美杉町や、伊勢神宮と深い縁がある榊原温泉など、癒やしスポットにも恵まれているんですよ。
■山海の食材が豊富で各店が趣向を凝らしたうなぎ料理も味わえる
山と海の自然がもたらしてくれる食材も自慢。イカナゴやアサリといった水産物、茶や自然薯といった農産物が多く生産されています。
戦前からうなぎの養殖が盛んで、うなぎ料理も有名。過去には市民1人あたりの消費量が日本一になったこともあり、「津のソウルフード」と呼ばれることもあります。現在も市内には多くの専門店があり、それぞれの調理方法や味付けで仕上げたウナギ料理がそろうので、食べ比べるのも楽しいですね。家族にうれしい支援制度
津市空き家情報バンク
空き家の賃貸または売却を希望する人から、空き家の利用を希望する人に物件の情報を紹介する制度。売買・賃貸借の交渉や契約は当事者間でおこないます。
市民の健康に寄り添う体制
休日や夜間の急な発熱や腹痛などの症状で困った時のために、市内医師会などの協力を得て、市内の3ヶ所で応急診療所を開設。応急的な処置を目的としています。
居住年数 : 6年 40代 女性スーパーや大型ショッピングセンターなど、住むのに必要な物が買える場所がたくさんあります。普段は車を使いますが、電車やバスといった公共交通機関も充実しているので移動に困りません。
居住年数 : 9年 40代 男性公園や市役所、体育館、公民館などの公共施設が近くにあり便利です。地元の中学校は生徒数が多く、いろいろな部活から選択できる点は子どもにとっても良さそうです。
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エリア基礎知識
北勢地域は名古屋のベッドタウン
東西約80km、南北約170kmと南北に非常に細長い三重県。そのため北部と南部で風土は大きく異なり、北部は東に伊勢湾、北西に雪の多い養老山地や鈴鹿山脈などが連なっています。一方の南部は、東に温暖な気候のリアス式海岸が広がり、西には日々ヶ岳を中心とした紀伊山地が。このように四方を豊かな自然に囲まれていて、山海の幸に恵まれていることから「美し国(うましくに)」「御食つ国(みけつくに)」と呼ばれています。
県土は北勢エリア、中勢エリア、伊勢志摩エリア、伊賀エリア、東紀州エリアに大きく分類。なかでも北部に位置する北勢エリアは名古屋など中京圏へのアクセスが便利で、ベッドタウン的な役割を持つエリアとしても発展しました。
ファミリーはこう楽しむ!
南北で気候が大きく異なる三重県。天気予報をこまめにチェックして快適に過ごしましょう。
単身者はこう楽しむ!
オフタイムは北勢エリアの四日市市へ。飲食店や商業施設が多くあるので、買い物や食事に便利ですよ。
知っておきたい経済・教育
スーパー充実で日常生活が便利
1世帯あたりの1ヶ月間の実収入が全国52.7万円なのに対して56.0万円。消費支出が全国28.2万円なのに対して29.7万円。また、消費者物価地域差指標が全国平均100、東京104.4に対して98.5。そして、人口10万人あたりの百貨店や総合スーパー数が全国4位(注1)。これらの数字から、三重県ではより豊か、かつお得&便利に暮らせることがわかりますね。
そんな三重県の経済・産業を支えているのが北勢エリア。四日市市や鈴鹿市、亀山市などを中心に製造業といった産業が盛んです。
一方で、子育て世帯への支援も充実。18歳未満の子どもがいる世帯と妊娠中の人がいる世帯は「子育て応援クーポン」が取得可能で、県内のスーパーマーケットや飲食店などの協賛店で割引やサービスなどの特典を受けることができます。
子ども医療費助成制度があるのも心強いポイント。15歳年度末まで、県内すべての市町で入院や通院で医療費助成がおこなわれているので、子育て世帯は安心に暮らすことができるでしょう。
ファミリーはこう楽しむ!
大型スーパーが多い三重県。駐車場を完備しているので、小さな子ども連れでも便利ですね。
単身者はこう楽しむ!
物価が比較的安いので、普段は堅実に生活しながら余暇にお金と時間を使うことが可能です。
[出典]
(注1)総務省統計局/「統計でみる都道府県のすがた」2018/https://www.stat.go.jp/data/k-sugata/index.html
ふれたい歴史・文化・自然
一生に一度はお伊勢参りを
「美し国」「御食つ国」と呼ばれるほど、おいしいものが多い三重県。伊勢えびや的矢かき、あのりふぐなど、伊勢湾とリアス海岸で育まれる海の幸は絶品です。もちろん、松坂牛や伊賀牛といった全国的に有名なブランド牛も見逃せません!
日本酒の蔵元が多いのも特徴。全国新酒鑑評会をはじめとするコンテストで受賞している銘柄が多いので、飲み比べも楽しいですね。
その他、日本人の心のふるさとである伊勢神宮や世界遺産の熊野古道、世界有数のリアス式海岸、湯の山温泉など、長い歴史と豊かな自然がもたらした魅力がいっぱいです。
ファミリーはこう楽しむ!
伊勢神宮で家族みんなで幸せ祈願を。おかげ横丁やおはらい町では食べ歩きも楽しいですよ。
単身者はこう楽しむ!
行きつけの居酒屋をぜひつくってみて。三重県産のおいしい海の幸と日本酒で乾杯しましょう。
まとめ
高速道路開通でさらに便利に
県土面積の約35.5%、約20.5万haが自然公園に指定されている(注2)三重県。環境先進県を目指し、環境への負荷が少ない循環型社会づくり、自然と共にある環境づくりなどを推進しています。そして、県民がこれらの自然とふれあえるように伊勢志摩国立公園や、近畿自然歩道の県内38コースのうち19コースなどの整備が進められています。
一方で、東海環状自動車道や新名神高速道路の全線開通に向けて工事中。アクセスがますます便利になることが期待されます。
ファミリーはこう楽しむ!
高速道路を使えば京都までもすぐ。気軽に国内有数の観光地を巡ることができます。
単身者はこう楽しむ!
高速道路の工事が進み、県内外のアクセスがどんどん便利に。オンオフのカーライフが楽しみですね。
[出典]
(注2)三重県/「三重の環境」/https://www.pref.mie.lg.jp/eco/policy/43503013562.htm