なになに…
博士さんたちは、冷蔵庫の側面と壁との間を0.5cm離した場合と、5cm離した場合を比べて実験をしてくれたニャ!
オイラの予想では、離せば離すほど、省エネになるような気がするけれど…。
この実験の結果、側面と壁を0.5cm離すよりも、5cm離した場合の方が、冷蔵庫が古くても新しくても、電気使用量が10%~15%少なくなったニャ!
これを電気代に換算すると…
年間で2,000円程度の節約になるニャ!
冷蔵庫は、食品の熱を奪って冷やしているんだニャ。
じゃあその奪った「熱」はどこにいくかと言うと…。
冷蔵庫の外へ放出してるんだニャ!
0.5cm離せば冷蔵庫はきちんと動くけど、より効率よくその熱を放出するために、この「5cm程度」の隙間があるとベターなんだニャ。
冷蔵庫の側面と壁を密着させたり、あまり隙間がない状態にすると、放出した熱が逃げにくくなるので、冷蔵庫は頑張って「冷やそう」として、電気を多く消費してしまうらしいんだニャ。
これが、電気のムダづかいに直結するんだニャ~。
冷蔵庫の側面と壁の間は離すことが大切だニャ!
「じゃあ、冷蔵庫の側面と壁を離せば離すほど、省エネになるんじゃないかニャ…?」と思ったあなた。
…実は、オイラも思ったニャ!
そこで極端だけど、さらに十分離した(180cm)場合の電気使用量も調べてもらったニャ!
その結果は…。
十分に(180cm)離した場合、5cm離したときと電気使用量に大きな変化はなかったニャ。
この博士さんたちの実験によると、「離した分だけ電気使用量が減っていく」というわけではないみたい。
「冷蔵庫の側面と壁の隙間は5cm程度」がひとつの目安だニャ♪
※熱が逃げるようにうまくスペースをつくりましょう。
どうだったかニャ?
家庭内で一番電気を使っている「冷蔵庫」の周辺スペースを見直すだけで、省エネが期待できるニャ!
来月はもうひとつのテーマ「冷蔵庫に物を詰め込みすぎるとどうなる?」について、博士さんたちの実験結果をもとに調べていくニャ!
お楽しみに♪
※計算条件
従量電灯B 120kWhをこえ300kWhまでの電力量料金単価 25.08円/kWh(税込み)
2016年5月分~2017年4月分 再生可能エネルギー発電促進賦課金単価 2.25円/kWh(税込み)
表1:2004年製:(2310.1Wh - 2074.7Wh)×365日×(25.08円/kWh+2.25円/kWh)=約2,348円
2016年製:(1339.2Wh-1141.5Wh)×365日×(25.08円/kWh+2.25円/kWh)=約1,972円
表2:2004年製:(2074.7Wh - 2035.0Wh)×365日×(25.08円/kWh + 2.25円/kWh)=約396円
2016年製:(1141.5Wh-1125.0Wh)×365日×(25.08円/kWh+2.25円/kWh)=約164円