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くらしに役立つコラム

ハテナを解決!ガスまるわかり通信 Vol.1

ガス代の節約方法17選!
お風呂やキッチンなど
見直すべきポイントを紹介

お風呂やキッチン、冬場はガスファンヒーターなど、生活に欠かせないガス。毎月の支払いにお悩みの方も多いのではないでしょうか?

ガス代は、日常生活の中でちょっとした工夫を重ねることで、節約することが可能です。

この記事では、毎月のガス代を抑えるためにできる工夫を利用シーンごとに解説。また、ガスの契約そのものを見直すことで、ガス代を抑える方法についてもご紹介します。

今日からでもすぐに実践できる内容も多く含まれていますので、ぜひご一読ください。

1 ガス代節約のために
知っておくべきこと

ガス代を節約するために、まずは前提として知っておきたい基本的なデータや基礎知識について見ていきましょう。

平均的なガス代とは?

平均的なガス代

2022年 全国平均 世帯人員
1人 2人 3人 4人 5人 6人
4,547円/月 3,331円/月 4,900円/月 5,555円/月 5,427円/月 5,506円/月 6,156円/月
2022年
全国平均 4,547円/月
世帯人員 1人 3,331円/月 世帯人員 4人 5,427円/月
2人 4,900円/月 5人 5,506円/月
3人 5,555円/月 6人 6,156円/月

※出典:政府統計の総合窓口 家計調査 表番号4 世帯人員・世帯主の年齢階級別

上記の表の通り、1ヵ月あたりのガス代の全国平均は4,500円程度です。

1人暮らしの場合のガス代に比べて、2人の場合は1.5倍程度、3人以上の世帯では1.7倍~1.8倍程度であり、それほど大きな変化がないことがわかります。

都市ガスとプロパンガスの違い

ガスには「都市ガス」と「プロパンガス」があります。

  • 都市ガス:地下のガス導管を通じて契約者にガスを供給
  • プロパンガス:ガスボンベや専用装置を通じて契約者にガスを供給

都市ガスはガス管が整備されているエリアにしか提供できません。そのため供給エリアは都市が多く、「都市ガス」と呼ばれます。
一方、プロパンガスは器具さえあれば全国に供給が可能です。

料金は一般的に都市ガスのほうが安くなる傾向にあります。
※参考:日本ガス協会 都市ガスとLPガスの違い

ガス代が高くなる原因

ガス代が高くなる原因は、大きく分けると2通り考えられます。

  • プロパンガスを使用している
  • 効率的でないガスの使い方をしている

このうち、前者についてはお住まいの地域によって、また賃貸物件の場合は設備上の都合から、都市ガスに変えることは容易でないこともあります。

一方、ガスの使い方については今日からでも見直し、節約することが可能です。

例えば、料理をするときに鍋底からはみ出るくらいの火力にしたり、弱火で十分なのに強火にしたりしていませんか?

ほかにも、せっかくお風呂を追い焚きしたのになかなか入らず、お湯が冷めてしまって再度追い焚きをしていませんか?

あなたにも思い当たることがあれば、ぜひ見直してみましょう。

ガス代を節約するメリットや家計への影響

月々のガス代は全国平均で4,500円程度ですが、年間の総額は54,000円程度と決して小さな金額ではありません。毎年使用し続けることを考えると、家計への影響は無視できない金額です。

毎月のガス代を上手に節約すれば、年間で大幅なガス代の節約につながります。

月々の節約を少しずつ積み重ねていけば、浮いたお金で自分へのご褒美を買ったり、家族との楽しい思い出づくりをしたりするなど、有効的に活用することもできるでしょう。

また、中部電力ミライズが提供するウェブサービス「カテエネ」を活用すると、毎月のガス代を把握し節約の効果を確認しながらポイントを獲得することもできます。

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2 お風呂のガス代節約方法5つ

まず、毎日の生活に不可欠なお風呂(浴槽・シャワー)でのガス代の節約方法について解説します。

お湯を溜める前に湯量や温度を調整する

湯量を少なくしたり設定温度を低くしたりすると、お湯を沸かすのに必要なエネルギーを減らせるため、ガス代の節約に繋がります。

ただし、調整しすぎてしまうとお風呂が快適でなくなってしまいますので、無理のない範囲で調整してみましょう。

できるだけ追い焚きをしないようにする

余計なガス代を発生させないためには、浴槽に蓋をして温度が下がりにくくすることや、2人以上の世帯の場合は間隔を空けずに入浴することなどが有効です。

浴槽のお湯の温度が下がると追い焚きに多くのガスを必要とするため、ガス代が高くなってしまいます。

また、浴室内の温度が低いとシャワーが温まるまでに時間がかかり、ガス代に加えて水道代も増加します。例えば、2時間放置し4.5℃低下した浴槽(200L)を追い焚きする場合、年間で実に約6,190円ものコストがかかってしまいます。

※出典:資源エネルギー庁 風呂・トイレ | 無理のない省エネ節約 | 家庭向け省エネ関連情報 | 省エネポータルサイト (meti.go.jp)

お風呂場を使わないときは
給湯システムをオフにする

給湯システムは、お風呂場を使わないときはオフにしておくようにしましょう。

自動で追い焚き機能がついていても、オフにしておけば不要な追い焚きでガス代が発生する心配がありません。

シャワーヘッドを交換する

節水効果のあるシャワーヘッドに変更することにより、水道代だけではなくガス代も節約できます。

節水のシャワーヘッドとは、水圧を上げることで水量を減らしてもシャワーが浴びられるアイテム。シャワーヘッドの種類によってもその量は異なりますが、1回のシャワーで使うお湯の量を減らせるため、ガス代と水道代を抑えることができます。

シャワーの時間を短縮する

シャワーを浴びる時間を短くすることでもガス代の節約は可能です。

45度のお湯の使用を1分短くするだけでも、年間約2,070円のガス代が抑えられる試算です。シャワーの時間の短縮は水道代の節約にもなります(同じく1日1分の短縮で年間約1,140円の水道代節約)。

※出典:資源エネルギー庁 風呂・トイレ | 無理のない省エネ節約 | 家庭向け省エネ関連情報 | 省エネポータルサイト (meti.go.jp)

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3 キッチンのガス代節約方法5つ

自宅で自炊をする場合、キッチンでは調理の際のガスコンロや、洗い物の際のお湯の活用にガス代が発生します。
ここでは、キッチンでできるガス代の節約方法を解説します。

お湯の使い方を工夫する

お湯の沸かし方、使い方を工夫することでガス代を節約できます。

ガスコンロではなく給湯器や電気ケトルを使ってお湯を沸かすことで、ガスの使用を抑えられます。

また、食器を洗う際のお湯を低温にすることでもガス代の節約が可能です。資源エネルギー庁のページによると、その節約額は年間で約1,430円にものぼります。

※出典:資源エネルギー庁 キッチン | 無理のない省エネ節約 | 家庭向け省エネ関連情報 | 省エネポータルサイト (meti.go.jp)

家電製品を利用する

家電製品を上手に活用することによってもガス代は節約できます。
例えば、熱湯を使って野菜の下茹でをする場合、電子レンジで加熱することでも代用は可能です。

また、食器をお湯で手洗いしている場合は、食洗器を使うことで手洗いの際に使用していたガス代を節約できます。

熱効率を良くする

調理の過程での熱効率の違いもガス代の差に現れます。
熱効率が悪いと、同じ調理をする場合でもガスの使用量が多くなってしまうためです。

熱効率を良くする具体的な方法としては、以下のような方法が挙げられます。

  • 大きめの鍋を使用する
  • ガスコンロをこまめに掃除する
  • 鍋底の水滴を事前に拭いておく

掃除など、普段できる細かいことを少し意識するのみでも、節約につながります。

調理回数を減らす

調理の回数を減らせば調理に使うガスの量も減るため、ガス代を節約できます。
具体的な方法としては、1回の調理で多めの量の食事を作り、冷蔵もしくは冷凍して複数回に分けて食べるといった方法がおすすめです。

加熱時間や火加減を調整する

調理する時間を短くする、調理方法を工夫するといった方法でも、ガスコンロを使う時間を短縮し、ガス代を節約できます。

例えば、調理の最後で早めに火を消して余熱で火を通すなどの方法です。蒸し料理の多くは電子レンジで代用できます。

また、調理の際に使う火を強火ではなく中火にすることでも、1回の調理に使うガス代を減らせます。
資源エネルギー庁によると、水1L(20℃程度)を沸騰させる時、強火から中火にした場合(1日3回)だと、年間で約390円の節約につながるとされています。

※出典:資源エネルギー庁 キッチン | 無理のない省エネ節約 | 家庭向け省エネ関連情報 | 省エネポータルサイト (meti.go.jp)

4 ガスファンヒーターの
節約方法4つ

冬場の暖房器具は必要不可欠。中でもガスファンヒーターは部屋をすぐに暖めてくれるため、寒い日は特に重宝します。

ガスファンヒーターを賢く使い、ガス代を節約する方法を解説します。

以下の記事ではガスファンヒーターのガス代についてより詳しく解説しています。
併せてご覧ください。
ガスまるわかり通信「実はガスファンヒーターのガス代は高くない?エアコンとの比較や上手な組み合わせ方」
カテエネ研究所「エアコン、ファンヒーター、ストーブ…暖房機器のなかで最も早く暖めてくれるのはどれ?」

他の暖房器具と組み合わせて使用する

ガスファンヒーターと他の器具を組み合わせることでガスの使用量を減らせます。
例えば、ガスファンヒーターで部屋を暖めたら、電気のヒーターやエアコンに切り替えて室温を保つのがおすすめです。

設定温度を低めにする

ファンヒーターの設定温度を低くすることでもガスの使用が抑えられます。
資源エネルギー庁によると、ガスファンヒーターの温度を1℃低く設定するだけで、年間約1,320円の節約が可能とされています。

※出典:資源エネルギー庁 空調 | 無理のない省エネ節約 | 家庭向け省エネ関連情報 | 省エネポータルサイト (meti.go.jp)

タイマーやエコ機能を使用する

エコ機能とは、温度を自動調整することでガスの使用量を抑える機能です。
エコ機能付きのファンヒーターであれば、こまめに温度調整をしなくても自動的にガスを節約してくれます。

また、タイマー機能を活用することで不要な時間の運転を抑えることも有効です。
1日1時間運転時間を短縮すれば、年間約2,050円節約できます。

※出典:資源エネルギー庁 空調 | 無理のない省エネ節約 | 家庭向け省エネ関連情報 | 省エネポータルサイト (meti.go.jp)

暖房効率を良くする

暖房効率を良くすると、部屋を同じ温度に保つのに必要なガスの量を減らせます。
具体的な方法としては、フィルターをこまめに掃除する、ファンヒーターを置く場所を窓際にするといった方法が挙げられます。

5 契約や支払方法を見直す
ことでも節約できる!

ここまで、ガスの使用量を抑えてガス代を節約する方法を解説しましたが、契約や支払方法などを見直すことによっても節約は可能です。
代表的な方法を3つご紹介します。

契約するガス会社を変更する

ガスを供給する会社を変更することでガス代が安くなるケースがあります。
よりお得なプランを提供している会社を選べば、これまでと同様の使い方をしていてもガス代の節約が可能です。

また、ガス会社と電力会社が提携している場合や、一社で両方のサービスを提供している場合は、電気とのセット契約で割引となるプランが利用できたりします。

例えば、中部電力ミライズで電気とガスをセットでご契約いただくと、ガス代を2%割引する電気・ガスセット割引が適用されます(適用されるプランを選択した場合)。

さらに、中部電力ミライズの「カテエネ」にご登録いただくと、電気とガス料金を一緒に確認できるので、節約に役立ちます。

カテエネポイントも電気とガスのダブルでたまっておトク!たまったカテエネポイントは電気代などの支払いにお使いいただけます。

カテエネの料金・使用量の見える化について詳しくはこちら

また、中部電力ミライズのガスは満足度94.8%!24時間365日対応しており、緊急時には点検のプロがお伺いします。安全安心にガスをお使いいただけます。

切り替えのお手続きは最短3分で完結します。ガスメーターなどの切り替え工事や東邦ガスへの解約手続きも不要でラクラク切り替えが可能です。

中部電力のガスプランは、一般向けが3種類あります。

ご自宅の状況に合ったプランを選んでくださいね。

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クレジットカードで支払う

ガス代の支払いをクレジットカードにするとポイントが貯められます。
ガス代自体の支払額は変わりませんが、還元されたポイントを実質的な値引きと考えれば、これも有効な節約方法といえるでしょう。

また、契約しているガス会社と提携しているカードで支払った場合にガス代自体が割引されることもあります。

オール電化住宅にする

オール電化住宅にすれば、そもそもガスの支払いをゼロにすることができます。
当然、今までガスで賄っていた部分を電気で代用するため電気代は上がりますが、電気代の値上げ分がこれまでのガス代を上回らなければ、トータルで光熱費の節約になるでしょう。

以下は、実際の電気・ガスの料金体系を基にした、基本料金の試算になります。

電気・ガスの基本料金試算表

オール電化 電気・ガス併用
電気の基本料金 1,782円(※1) 891円(※2)
都市ガスの基本料金 - 1,616円(※3)
【合計】基本料金 1,782 2,507

※小数点以下は切り捨て。
※1・2:従量電灯Bの基本料金を用いて記載。オール電化は60A、電気・ガス併用は30Aとして試算。
(従量電灯A・B・C|個人のお客さま|中部電力ミライズ)
※3:1ヶ月の使用量を31㎥とし、該当の基本料金を記載。
(料金の計算方法|個人のお客さま|中部電力ミライズ)

ただし、こちらはあくまで基本料金のみの比較です。
電気使用量が多い場合、電気代の内訳である電力量料金が底上げされるため、オール電化のほうが費用が高くなるケースも考えられます。ご自宅での使用量に応じて検討しましょう。

例えば、一般的に夜間は昼間よりも電気料金の単価が低いため、夜に多く電気を使うという方にはオール電化がおすすめです。

ただし、電気・ガス併用の場合、セット割が適用され費用が抑えられることもあるため、費用だけでなく利便性や双方のメリット・デメリットに応じて検討しましょう。

6 まとめ

ガスは日常生活のあらゆる場面で必要ですが、使用方法を工夫すれば、少しずつでも節約が可能です。積み重ねていけば大きなコストメリットが得られます。
また、ガス会社を切り替える、オール電化にするなど、契約自体を見直すことも有効です。

また、ガス会社の変更で得られるメリットには、これまでと同様の使い方をしていてもガス代の節約ができることなどが挙げられます。

まずはぜひここでご紹介した方法を実践し、節約の効果を感じてみてはいかがでしょうか。

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