公開日:2025.4.25 VOL.12

浴室乾燥機の電気代は高いって本当?種類や電気代を節約しながら使うコツ浴室乾燥機の電気代は高いって本当?種類や電気代を節約しながら使うコツ

浴室乾燥機の電気代は
高いって本当?
種類や電気代を
節約しながら使うコツ

浴室乾燥機は湿気の多い季節や雨の日に便利なアイテムですが、気になるのはその電気代です。「使い過ぎると電気代がどれくらいかかるのか不安」と思っている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、浴室乾燥機の種類や電気代の節約方法について詳しく解説するとともに、効率的に使うためのコツをお伝えします。かしこく使って快適さと節約を両立させましょう。

1 浴室乾燥機でできること

浴室乾燥機は洗濯した衣類を早く乾かしたい場合に非常に重宝します。例えば花粉の多い春は、外干しをすると衣類に花粉がついてしまいます。そんなときに浴室乾燥機を使えば、花粉がつく心配はありません。雨の日が続き外干しできない梅雨時にも活躍します。

さらに、浴室乾燥機が活躍するのは衣類を乾かしたいときだけではありません。夏場は涼風機能を使うと、蒸し暑い浴室を快適にできます。

また、冬場はヒートショック対策にも活用できます。浴室暖房機能を使い入浴前に浴室を暖め、寒暖差をなくしておくと安心です。24時間換気機能を使えば、室内の空気を清潔に保ち、新鮮な外気を取り入れる役割を果たします。

メーカーによって多少の機能の違いはありますが、これらの機能をうまく活用すれば1年を通じて快適に過ごせます。

2 浴室乾燥機の種類

浴室乾燥機には電気式とガス温水式の2種類があります。それぞれの特徴を解説します。

2.1. ガス温水式浴室乾燥機

ガス温水式浴室乾燥機は、ガスを利用して温水を作り、その熱で浴室内を乾燥させるしくみです。乾燥スピードが速く、冬場の浴室暖房や衣類乾燥にも適しています。ただし、ガス代に加え電気代や水道代もかかることには注意が必要です。

2.2. 電気式浴室乾燥機

電気式浴室乾燥機は、電熱ヒーターで温風を発生させ、その風を浴室全体に循環させるしくみです。衣類の乾燥や冬場の浴室暖房に利用でき、快適さを向上させます。ガス温水式浴室乾燥機と比較すると、電力だけで使えるシンプルさがメリットといえます。

ここからは、電気式浴室乾燥機にかかる電気代に注目し、くわしく解説します。

3 電気式浴室乾燥機の電気代はいくら?

ある電気式浴室乾燥機を参考に、1時間あたりと1日あたりの電気代を見てみましょう。

1時間 1日
暖房(入浴前) 38.75円 930円
乾燥(強) 36.89円 885.36円
換気(標準) 0.22円 5.2円
24時間換気 0.19円 4.46円

このように、電気式浴室乾燥機の電気代は使用モードによって異なります。使用頻度に応じて適切なモードを選ぶことで、電気代を節約することが可能です。上記の表を参考に考えれば、特に暖房や乾燥の使いすぎには注意が必要となります。

4 浴室乾燥機以外の乾燥機との電気代比較

洗濯物を乾かしたい場合は、浴室乾燥機以外にも、衣類乾燥機やコインランドリーなど、さまざまな乾燥方法があります。では、浴室乾燥機とその他の乾燥方法では、電気代はどのぐらい違うのでしょうか。

4.1. 洗濯乾燥機

洗濯から乾燥までを一気にこなしてくれる洗濯乾燥機。その電気代は以下のとおりです。

洗濯乾燥機の電気代
定格洗濯時 2.1円(洗濯1回(32分)あたり)
定格洗濯乾燥時
(標準乾燥モード、ヒートポンプ式)
27.59円(洗濯乾燥1回(98分)あたり)
定格洗濯乾燥時
(省エネ乾燥モード、ヒートポンプ式)
19.22円(洗濯乾燥1回(165分)あたり)

洗濯乾燥機の電気代は、使用モードによって異なります。洗濯のみをする場合は1回あたりわずか2.1円と非常に低コストです。一方、洗濯に加えて標準乾燥モードを使用すると1回あたり27.59円、省エネ乾燥モードを使用しても1回あたり19.22円となり、乾燥機能を使用すると電気代が一気に増加することがわかります。

4.2. 衣類乾燥機

洗濯機能がなく乾燥だけができる衣類乾燥機。標準的な衣類乾燥機の消費電力を1,255Wとした場合、1時間の電気代はおよそ38.9円となります。仮に1日2時間衣類乾燥機を使ったとすると、1日の電気代は77.8円ということになります。

4.3. コインランドリー

コインランドリーの洗濯乾燥機にはさまざまなサイズがあります。ある店舗を例にすると、大きな洗濯物や多量の衣類を一度に洗いたい場合に適した16kgタイプの場合、1,200円で60分の利用が可能です。

また、少量の衣類を効率よく乾燥できる10kgタイプの場合は、900円で60分利用できます。

これらの料金はあくまで目安であり、店舗によって若干の違いがあります。利用する場合は事前に確認しておきましょう。

以下の記事では、洗濯機と乾燥機の賢い使い方について詳しく解説しています。

洗濯機&乾燥機の賢い使い方!コスパ&タイパを発揮する組み合わせは?

5 浴室乾燥機の電気代を節約しながら使うには?

浴室乾燥機は、長時間使用すると電気料金が高額になってしまう場合があります。しかし、かしこく使う方法を知っておけば、電気代を抑えることもできます。

ここでは、浴室乾燥機の電気代を節約するためのコツをご紹介します。

5.1. 月に1度はフィルターの掃除をする

浴室乾燥機の電気代を節約するには、定期的にフィルターを掃除することが有効です。

フィルターがほこりで目詰まりすると、乾燥や換気がうまく機能せず、余計な電力を消費します。取扱説明書を確認し、正しい方法で月に一度は掃除をおこないましょう。それにより乾燥や換気の効率が上がり、電気代の節約に繋がります。

5.2. ある程度洗濯物が乾いた状態で使う

浴室乾燥機の電気代を節約したい場合、洗濯物をある程度乾いた状態で使用すると効果的です。

脱水後すぐに乾燥機を使うと、それだけ余分な時間と電力を消費します。晴れた日には一旦外に干してから仕上げに乾燥機を使うなどの方法がおすすめです。

5.3. 洗濯物の間に空気の流れを作る

洗濯物同士の間隔を空け、空気の流れを作る工夫をすることも必要です。洗濯物同士が密着していると乾燥までに多くの時間がかかってしまいます。

また、乾燥機の真下にはタオルや厚手の衣類など乾きにくいものを配置するなど、洗濯物の配置にも気を配ってみましょう。

さらに、衣類の量を適切に調整することでも乾燥効率が向上し、節電に繋がります。

5.4. 浴室が乾燥した状態で使う

浴室乾燥機の電気代を節約するためには、浴室が乾燥した状態で使用することが重要です。浴室が濡れたままだと洗濯物の乾燥に時間がかかり、余分な電力を消費します。

例えば入浴した直後に使用したい場合は、タオルなどで壁や床の水分をよく拭き取り、乾燥しやすい環境を整えましょう。それにより効率的に乾燥でき、電気代の節約にも繋がります。

5.5. 浴室のドアを閉める

浴室のドアを閉めることも大切です。ドアを開けてしまうと、乾燥や換気機能が広範囲に働き、洗濯物が乾くまでに時間がかかります。

そのため、浴室乾燥機を使用する際はドアをしっかり閉め、浴室内の湿気が効率よく取り除かれるようにしましょう。これにより、乾燥時間を短縮し、電力の無駄を防ぐことができます。

5.6. 電気代が安い夜間に使う

多くの電力会社では、夜間帯の料金をオフピーク時間として設定しています。そのため、一般的にはこの時間帯に浴室乾燥機を使用すれば電気代を節約しやすくなります。
また、夜間の使用に適したプランに加入している場合は、さらに効果的に電気代を抑えることができるでしょう。

5.7. 電気とガス料金をまとめる

多くの電力会社では、電気とガスをまとめることで料金が安くなるプランを提供しています。まとめて契約するとセット割引が適用され、毎月の光熱費を節約できます。

例えば中部電力ミライズでは、電気とガスをセットで契約することで、ガス料金の2%が割引されるプランがあります。

カテエネガスプラン

5.8. ライフスタイルにあわせて電気料金プランを見直す

浴室乾燥機の電気代を節約するためには、電気料金プランをライフスタイルに合わせて見直すことも大切です。電気とガスをまとめるのが難しい場合でも、電気料金プランだけでも自分に合ったものに見直すと、節約が実現できるかもしれません。

中部電力ミライズでは、使用量が少ない家庭や夜間に電力を多く使用する家庭に適したプランをご提供しています。日中は留守が多かったり、夜間に集中して電力を使用する傾向のある家庭は、ぜひご利用をご検討ください。

6 まとめ

浴室乾燥機は非常に便利な設備ですが、電気代を抑えるための工夫が必要です。洗濯物の間隔を空ける、浴室を乾燥状態で使うなどすれば、乾燥の効率を上げられます。

中部電力ミライズが提供する家庭向けWEBサービス「カテエネ」では、電気使用実績やコラムのチェックでポイントがたまり、「1P=1円」で電気料金に利用できるサービスを提供しています。日々の電気をおトクに使う工夫を、ぜひ「カテエネ」で取り入れましょう。

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