くらしに役立つコラム
前回の『鍋・フライパン・やかん、いちばん早く沸騰するのはどれ?』という実験では、お湯を沸かすのが最も早いのは「鍋」ということと、蓋をすることで、より一層時短・省エネになることがわかりました。
今回は、その優秀な鍋について、さらに詳しく研究し、鍋の「大きさ」や、「火の強弱」による違いについて比べ、さらに最適解を見つけていきます!
早く沸かしたいなら
小さな鍋より
「大きな鍋」
やかんやフライパンと比べても、最も早く沸騰する「鍋」。
では、鍋のなかでも、小さな鍋と大きな鍋で比べると、どちらが早く沸騰するのでしょうか。
鍋の大きさによる加熱時間の違いについて調べてみます。
加熱時間が短かったのは、「大きな鍋」の3分12秒。「小さな鍋」よりも16秒も短い(▲7.7%)という結果になりました。
小さな鍋の場合、炎が鍋の底面からはみ出すことで、熱効率が低下してしまいます。一方で大きな鍋は炎が鍋の底面からはみ出すことがないため、熱を逃がさず、早くお湯を沸かすことができたのではないか?と考えられます。
ガス料金についても調べてみました。
「大きな鍋」の料金は2.45円、「小さな鍋」の料金は2.65円でした。
「大きな鍋」で沸かす方が、「小さな鍋」で沸かすよりも0.20円安いという結果になりました。