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【家電別】一人暮らしで電気代を節約する方法
続いて、普段使っている家電の電気代を節約する方法や、引越しを機にこれから家電を購入する予定がある方におすすめの家電の選び方などをご紹介します。
4.1. IHクッキングヒーター
IHクッキングヒーターの電気代を節約するには、以下のような方法があります。
- ・節電モードを使用する
- ・余熱を活用する
- ・IH専用の調理器具を使う
- ・圧力鍋や無水鍋を使う
- ・鍋底の水を拭きとる
- ・フタを使う
IHクッキングヒーターは自炊をする一人暮らしの人ならよく使う家電かもしれません。賃貸物件の場合はもともとついている場合が多く、W数が小さいものなどを自分で選ぶことはできませんが、使い方の工夫をすることで電気代を節約できます。
電気代は使用時間および使用しているモードによって変わってきます。節電モードの活用や熱を逃がさないようにフタをする、余熱を活用するなど、できるだけ高温モードを使わないことが重要です。
また、専用器具や圧力鍋、無水鍋など調理器具選びでも使用する電力が抑えられるほか、なべ底の水をふき取るなど、余計な熱を使わないような工夫も大切です。
4.2. 電子レンジ
電子レンジの電気代を節約するには、以下のような方法があります。
- ・解凍は事前に済ませる
- ・食品の間隔を空ける
- ・一度に多くの食品を温めない
- ・温まりやすい位置に置く(ターンテーブルの場合は端)
- ・こまめにお手入れをする
電子レンジの電気代は、食品を温めるのに必要な熱量が多いほど上がっていきます。そのため、少ない熱で食品をしっかりと温める、温まりやすい位置に置いて熱伝導率を高める工夫をすることが重要です。
また、内部の汚れも効率に影響しかねないため、こまめにお手入れをすることをおすすめします。
4.3. トースター
トースターの電気代を節約するには、以下のような方法があります。
- ・人数に合わせたサイズを選ぶ
- ・センサー機能がある製品を選ぶ
- ・まとめて調理する
- ・消費電力の少ない型に買い換える
トースターの電気代は、使う回数とトースターのサイズによって変わります。一人暮らしの場合は一人暮らし用の小さいサイズを使うことで1回の消費電力を抑えられます。
センサー機能がある製品も、効率的に熱伝導させることで節電に繋がります。可能な範囲でまとめて調理し、使用の回数自体を抑えるのも有効です。
4.4. ホットプレート
ホットプレートの電気代を節約するには、以下のような方法があります。
- ・先に調理や解凍をしておく
- ・まとめて調理する
- ・温度調整をする
- ・途中で電源を切らない
- ・フタを使う
ホットプレートは長時間の使用はもちろんですが、設定温度が高いほど電気代が上がっていきます。そのため、なるべく少ない回数で、かつ可能な限り温度を抑えて調理することが重要です。フタを使って熱を逃がさないことも有効です。
また、ホットプレートが温まるまでには時間がかかるので、一度加熱を止めたい場合は「弱」などにして、温度を調整しましょう。
4.5. 食器洗い機
食器洗い機の電気代を節約するには、以下のような方法があります。
- ・まとめて洗う
- ・コースを使い分ける
- ・乾燥機能の使用を控える
食器洗い機の節電をするには、なるべくまとめて食器を洗うことで、使用回数を抑えましょう。洗う食器や器具によってコースを使い分けるのも有効です。
また、乾燥機能は消費電力が大きいため、なるべく使わず自然乾燥や手拭きを活用するのも良いでしょう。
4.6. 電気ケトル
電気ケトルの電気代を節約するには、以下のような方法があります。
- ・使う分だけ沸かす
- ・沸かしたお湯はすぐに保温する
- ・定期的にお手入れをする
電気ケトルは沸騰する際の電力消費量が大きいため、使う回数を極力抑えることが重要です。必要な時に必要な分だけを沸かす、沸かしたお湯は直ぐに保温するといった方法を取り、賢く使いましょう。
また、内部が汚れている場合もお湯を沸かすのに余計な電力を使う可能性があるため、こまめなお手入れも重要です。
4.7. 掃除機
掃除機の電気代を節約するには、以下のような方法があります。
- ・掃除機以外も活用する(ほうきやハンディワイパーなど)
- ・掃除機をこまめにお手入れする
- ・強弱モードを使い分ける
- ・使用時に電源のオンオフを繰り返さない
使用中の掃除機の電力を抑える方法としては、必要なところのみを「強」モード、それ以外は「弱」モードにするなどの工夫が有効です。
また、フィルターが詰まっているなど掃除機の吸引状態が悪いと必要以上の電力を消費するため、こまめなお手入れも重要です。
電力は電源をオンにする際に多く消費するため、一度電源を入れたら極力切らずに広範囲を掃除すると良いでしょう。掃除のすべてを掃除機に頼り切るのではなく、掃除機が苦手な箇所はほうきやハンディワイパーを使うと、経済的でありつつ家がきれいになります。
4.8. エアコン
エアコンの電気代を節約するには、以下のような方法があります。
- ・自動運転を使う
- ・風向きを調整する
- ・温度を上げすぎ・下げすぎない
- ・何度もオンオフをしない
- ・フィルター掃除をこまめにする
- ・室外機を掃除する
- ・サーキュレーターや扇風機を併用する
- ・窓の断熱をする
エアコンは夏や冬の生活に欠かせないアイテムです。一人暮らしの場合でも、上記の方法を実践すると電気代の節約に繋がります。
エアコンの電気使用量は、室内と設定温度の差が大きくなるほど多くなるため、設定温度を抑えられると良いでしょう。
また、サーキュレーターなどを使って、空気の流れを循環させて部屋全体の温度ムラをなくしたり、窓に断熱シートを貼ったり、遮光カーテンを使ったりするなどの工夫をしたりすることも重要です。それによって、エアコン効率が上がるため、温度を上げ下げしすぎたり、風量を強くしたりする必要もなくなるため、電気代の節約に繋がります。
また、室内機のフィルターの汚れや室外機が汚れていたり、室外機周辺に障害物があったりすると稼働効率が悪くなり、余分な電気代がかかるため、こまめに掃除することをおすすめします。
こちらのページでも家電ごとの省エネポイントを解説しています。
ぜひあわせてご覧ください。
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4.9. 浴室乾燥機
浴室乾燥機の電気代を節約するには、以下のような方法があります。
- ・洗濯物をある程度干してから浴室乾燥機で乾燥させる
- ・洗濯物の間隔をあける
- ・浴室内の水分をふき取る
浴室乾燥機は効率的に洗濯物を乾かせる便利な機能ですが、乾かすための電気使用量が必要になればなるほど電気代が高くなります。
そのため、洗濯物をある程度干して乾かしてから乾燥させたり、洗濯物の間隔を空けたりなどの工夫をすると、節電に繋げられます。また、浴室内の水分をふき取ることも乾燥の効率化に効果があるでしょう。
4.10. 洗濯乾燥機
洗濯乾燥機の電気代を節約するには、以下のような方法があります。
- ・洗濯物の量を減らす
- ・脱水を十分におこなう
- ・推奨される室温で使う
- ・フィルター掃除をする
- ・電気代が安い時間に使う(オール電化の場合)
洗濯乾燥機は、一度に乾燥させる量が多すぎたり、脱水を十分におこなわずに使用したりすると、生乾きになって再び乾燥し直さなければならなくなります。乾燥機の使用頻度が増えれば電気代もかさむため、一度自然乾燥させてから気になるものだけ乾燥機にかけると良いでしょう。
また、フィルターの掃除をこまめにしてきれいな状態を保つ、オール電化の場合は電気代が安い時間に使用すると効率良く乾燥でき、節電に繋がります。
4.11. ドライヤー
ドライヤーの電気代を節約するには、以下のような方法があります。
- ・タオルドライを十分におこなう
- ・タオルサンド法で乾かす
- ・冷風・送風を上手に活用する
ドライヤーは消費電力が大きく、長時間使っていると電気代が高くなりがちです。そのため、あらかじめタオルで髪の水分をしっかりふき取っておき、少しでも使用時間を減らす工夫が重要となります。
また、冷風・送風は熱風よりも電気代が抑えられるうえに髪への負担も少ないため、活用できれば一石二鳥です。
4.12. アイロン
アイロンの電気代を節約するには、以下のような方法があります。
- ・アイロンをかける順番を工夫する
- ・まとめてアイロンをかける
- ・霧吹きを使う
- ・アイロン台はアルミコーティングの物を選ぶ
- ・余熱を上手く利用する
- ・シワになりにくい衣類を選ぶ
- ・洗濯物のシワを伸ばして干す
アイロンの電気代は使用時間が長くなれば、その分電気代も上がります。そのため、薄手でアイロンをかけやすいものからかけるなど順番を工夫する、一度にまとめてアイロンをかけるなど、アイロンの使用時間を短くする方法が有効です。
また、霧吹きやアルミコーティングされたアイロン台を使うなど熱効率を高める方法や、衣類の素材選びや洗濯の干し方の工夫でできるだけ洗濯物のシワを減らすようにして、1着あたりのアイロンの使用時間を減らす方法などもおすすめです。