待機電力の省エネといえば、
オイラはやっぱりコンセントプラグを抜くことを思いついちゃうけど
どうやら方法はそれだけじゃないんだニャ。
オイラが見つけた報告書によると、コンセントプラグを抜く以外にも
●主電源をオフにする
●節電タップを使用する
という方法があるそうだニャ!
例えば年間228kWhの待機電力を消費している家庭の場合、
使わない時に家電製品の主電源をオフにするだけで、待機電力は184kWhになり、およそ20%の削減効果が期待されるニャ。
さらにプラグをコンセントから抜く、もしくはスイッチつきの節電タップを使うことでオフにしても差し支えない機器を非通電状態にした場合、待機電力は116kWhになり、最大およそ50%の削減効果があるという結果が出たそうだニャ。
でも、そもそも待機電力を使ってきちんと仕事をしている家電製品もあるから、使っていないといって省エネのためにむやみにコンセントプラグを抜くのはNGニャ!
「コンセントプラグを抜いてはいけない」家電製品の代表的なものは、これニャ!
◆デスクトップパソコン
【理由】内蔵電池の消耗が早くなったり時計がずれて起動できなくなる可能性があるため
休憩で90分ほど離れる程度であれば、シャットダウンするよりスリープモードを使った方が省エネになる場合もあるニャ!
◆ガス給湯器
【理由】凍結予防ヒーターを稼働させ、機器などの凍結を予防するため
◆石油温水機器
【理由】待機電力を使って石油の気化と凍結防止を維持しているため
使わないときは主電源オフ、または省エネモードをうまく利用してほしいニャ。
◆モデム・ルーター
【理由】常に電源が入った状態で使う仕様のため
そもそも電源スイッチがついていない場合が多いニャ。
こればっかりはプラグが挿しっぱなしでも仕方ないニャ!
「よく使うときはコンセントプラグを抜いてはいけない」家電製品もあるニャ。
◆冷暖房兼用エアコン
【理由】空気をあたためるために必要な「冷媒」という物質が使われているため
使っていないときにも冷媒を均等に循環させるためのヒーターが動いていて
コンセントプラグを抜いてしまうと冷媒を循環させる機能が止まってしまい、次に運転するときにエアコンが壊れてしまう可能性があるんだニャ。
毎日使う夏・冬はコンセントプラグを抜かず、設定温度を抑える方が省エネには効果的だニャ。
コンセントプラグを抜くとすれば、シーズンオフや長期の旅行で使わないときだけがよいニャ。
次に使うときは、コンセントプラグを挿した後、冷媒を循環させる準備ができるまでしばらく待ってから電源を入れるようにするといいニャ!
ほとんど待機電力を消費しない家電製品もあるから
無意味なコンセントプラグの抜き挿しがないように、それぞれの取扱説明書をよく読んで
注意しながら待機電力削減に取り組んでほしいニャ!
※計算条件
従量電灯B 120kWhをこえ300kWhまでの電力量料金単価 25.08円/kWh(税込み)
2016年5月分~2017年4月分 再生可能エネルギー発電促進賦課金単価 2.25円/kWh(税込み)
228kWh × (25.08円/kWh + 2.25円/kWh)=6,231円