博士さんたち、いろいろと調べてくれたニャ。
エアコンは立ち上げ運転に電力をたくさん消費してしまうという話は、さっき言った通りニャ。
ただ、室温がどれだけ冷えているかによって、
立ち上げにかかる電力量は大きく変わってくるニャ。
冷え切った部屋の場合、立ち上げ運転に相当な電力が必要。
ただ室温20℃から暖房開始したケースを見てもわかるように、まだ部屋がそれほど冷えていなければ、
立ち上げに必要な電力(グラフの赤色部分)も、少なくて済むんだニャ!
つまり、ちょっと外出するくらいなら
暖房をOFFにして出て帰ってきても、部屋がそんなに冷えていないから
再稼働させても立ち上げ運転にそれほど電力がかからないということニャ。
でも、ちょっとってどれくらい…?
暖房の電源をOFFにしてから、どれくらい時間が経つと部屋が冷え切ってしまうのか
博士さんたちが調べてくれたニャ。
それで、出かけている間エアコン暖房をつけっぱなしにした場合と、帰ってきてから再起動した場合、
結局どっちが省エネなの?
というわけで今回の実験結果では、
「ちょっとだけ」でも長時間でも、外出時は暖房の電源をOFFにした方が
省エネだということがわかったニャ!
帰ってきたときに部屋が寒いのが気になる場合は、
帰宅予定時間の少し前にONになるようにタイマー運転をセットするのがおすすめ!
前回の記事「真冬に手放せないエアコン暖房!洗濯物の部屋干しは本当に乾燥対策になるのか知りたい!」
の中でわかったエアコン暖房の設定温度と部屋の湿度の関係にも注意しながら
上手に暖房を使えると理想だニャ!
※計算条件
従量電灯B 120kWhをこえ300kWhまでの電力量料金単価 25.08円/kWh(税込み)
2016年5月分~2017年4月分 再生可能エネルギー発電促進賦課金単価 2.25円/kWh(税込み)