• 地元の人たちに愛され、親しまれている食材をテーマに中部5県下をめぐり、その魅力をご紹介します。
    ※「農食」とは、新鮮な農産物をその土地で食べることを意味する造語です。

  • カテエネ 農食ツーリズム
  • 第36回

    三重県桑名市長島町の「三重なばな」を訪ねて

    なばなとは、菜の花(菜種)が花を咲かせる前に収穫する若葉と軸の部分をさします。三重県は、なばなの一大産地で、中でも盛んに栽培されているのが桑名市長島町です。毎年11月中旬から翌3月にかけて、町内のいたるところで青々としたなばなの畑を見かけます。今回は「JA全農みえ」が平成元年にブランド化を果たし、全国1位の出荷量を誇る「三重なばな」の魅力を探るため、長島町にある早川正己(まさみ)さんの畑を訪ねました。
    (注)取材は2017年12月上旬におこないました。
  • 三重なばな

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見る・聞く厳しい出荷規格でブランド品質を守る「三重なばな」

水田の裏作(冬作)として、土を運び込んだ畝(うね)で栽培

収穫期を迎えた早川正己さんの畑は、冬の寒さを忘れてしまうほど、青々とした「三重なばな」が一面に広がっていました。収穫中の早川さんのもとへ近づいてみると、高さ30cmほどの畝の間を、小さなカートに座って移動しながら若葉と軸の部分だけを摘み取っています。
早川さんは、水田の裏作(冬作)として23年前に「三重なばな」の栽培を始めました。水田は水分を多く含んでいるため、なばなの栽培期間だけ根をしっかりと張れるよう、土を運び込んで畝を作り、その上に苗を定植します。「畝のおかげで、腰に負担をかけず楽に収穫できます」と奥さまのせつ子さんは微笑みます。

  • 稲を刈り取った後の水田に畝を作り、9月中旬に「三重なばな」の苗を定植します。

  • 「23年前から栽培をしていますが、畑から学ぶことは多いですね」と早川せつ子さん。

出荷規格をクリアするため、すべて手作業で収穫

長島町では111軒(2018年1月現在)の農家が「三重なばな」を栽培しており、品質改良に力を注ぐ「JA全農みえ」や「JAみえきた」と共にブランド品質を守っています。出荷時には新鮮で色の濃いもの、全長15cm~20cm、切り口は水平に切る、など厳しい規格が設けられています。最近は専用トラクターなどで一気に収穫する野菜が多い中、「三重なばな」がすべて手作業で丁寧に摘み取られているのも納得です。

  • 収穫用のカートは、昔、鉄工所を営んでいた早川正己さんの手作り。

  • 次の芽が出てくるように、必ず生長点を残して摘み取ります。

  • 「JA全農みえ」農産部園芸特産課の船木章博さん(左)、「JAみえきた」長島営農センターの丹羽政裕さん(後列中央)と、早川さん夫妻。

  • 「三重なばな」の出荷規格

    ・ 当日収穫した新鮮で色の濃いもの
    ・ 全長15cm~20cm
    ・ 切り口から側葉の元まで5mm以下
    ・ 切り口は水平に切る
    ・ 生長点を残すこと

北は北海道から西は中四国地方まで、各地へ出荷される「三重なばな」

畑での収穫を終えると、早川さんは車で5分ほどの所にある自宅に戻ります。室内で、若葉の裏の色や虫食いの有無などを厳しくチェックしながら、指定の小袋に詰めて荷造りをします。荷造りの作業についても、切り口を揃える、1袋の重量は210g(10本以上)など細かな規格があり、気を抜くことはできません。
荷造りが完了したら「JAみえきた」の集荷場に運び、ここで最終チェックを受けた後、北海道から中四国地方まで各地の大手スーパーや外食店などに出荷されます。

  • 収穫したらすぐに自宅に持ち帰って、選別・荷造りをします。

  • 1袋210g(10本以上)になるように、重量を計って確認します。

  • 袋詰めの後は、専用の段ボール箱に入れて「JAみえきた」の集荷場に運びます。

    • ●新鮮ななばなの見分け方

      ・葉がしなびていない
      ・ 軸や葉が変色していない(青々としている)

      ●鮮度を保つ保存方法

      ・野菜室で保存する(10℃未満)
      ・ 栽培時と同じように、立てた状態で保存する

    • 「三重なばな」の小袋は酸素を逃さず鮮度を保つ仕様になっているので、小袋に入れたまま保存するのがおすすめ!

食べる「三重なばな」の具がたっぷり入った「伊勢おやき」

もちもち、ふわふわ。おやきのイメージが変わる食感

「近鉄四日市駅」前のグリーンモール商店街内にある「伊勢おやき本舗」では、毎年1月~3月に「三重なばな」を使った具入りの「伊勢おやき」を製造します。作りたてをいただくと、もちもち、ふわふわの柔らかい皮に、ごま醤油であえた「三重なばな」の具がたっぷりと入っていてクセになる美味しさです。

  • 緑色の「三重なばな」(左)は1月~3月の冬期限定商品。皮にはクロレラが練り込んであります。黒色の「忍者」(右)は伊勢ひじきを練り込んだ生地に人参であしらった手裏剣がユニーク。

  • スイーツ系も含めると年間15種類以上が揃う「伊勢おやき」。全品1個200円(税込)。

皮から具材まで三重県産にこだわり、人工着色料はいっさい使わない

「伊勢おやき」の皮には三重県産の小麦粉を使用。皮から具材まで三重県産にこだわり、人工着色料はいっさい使いません。蒸し上げた後、焼き目を付けて香ばしさを引き出します。

  • 蒸し上げたばかりの「三重なばな」の「伊勢おやき」。この段階でも美味しそう!

  • なばなの小さな葉をのせたら、1個ずつ、表面にこんがりと焼き目を付けて完成です。

  • 皮がパリッとしたほかほかの「伊勢おやき」。焼きながら販売しています。

  • 「近鉄四日市駅」前のグリーンモール商店街にある「伊勢おやき本舗」。

働きにくさを抱える人を支援する「ユニバーサル就労」にも取り組み中

「伊勢おやき本舗」を運営しているのは、四日市大学内にある「NPO法人 市民社会研究所」です。国籍、障害、病気など働きにくさを抱える人が共に働く「ユニバーサル就労」に取り組んでおり、各種の就労体験を積極的に受け入れています。奥の工房では若いスタッフがいきいきと働いています。
2017年9月、「伊勢おやき本舗」の向かい側に、就労前段階のトレーニングをおこなうトレーニングカフェ「スプラウト」がオープン。ここで「伊勢おやき」をテイクアウトできる他、出来たての「伊勢おやき」を店内でいただくことができます。

  • その日、販売する分だけ製造するので、いつでも出来たてをいただけます。

  • 製造部長の古川明さん(中央)とスタッフの皆さん。

  • 2017年9月、「伊勢おやき本舗」の向かい側にオープンしたトレーニングカフェ「スプラウト」。

  • トレーニングカフェ「スプラウト」では焼きたての「伊勢おやき」と日替わりスープをいただけます。

  • アクセス&インフォメーション 伊勢おやき本舗

    三重県四日市市諏訪栄町3-4 星座ビル1F(グリーンモール商店街内)
    Tel:059-355-5115
    [トレーニングカフェ「スプラウト」]
    三重県四日市市諏訪栄町2-9(グリーンモール商店街内) ※伊勢おやき本舗の向かい側にあります。
    Tel:090-5878-1975
    営業時間 10時~17時
    定休日 日曜、月曜
    ■車でのアクセス 東名阪自動車道「四日市IC」より約20分
    ■電車でのアクセス 「近鉄四日市駅」から徒歩約5分

買う長島町の特産が手に入る「なばなの里 花市場」

地元野菜や総菜が充実したファーマーズマーケット

今年で創立20周年を迎える、東海地区最大の花と緑のテーマパーク「なばなの里」(桑名市長島町)。「なばな」を名称にしたのは、地元の長島町の特産がなばなであり、なばな農家の皆さんへの敬意の表れです。「なばなの里」が誕生して7年後、隣に広大な花市場(入場無料)がオープンしました。「なばなの里では花の観賞をしていただき、花市場では購入して栽培を楽しんでいただきたいですね」と花市場店長の中久木厚雄さんは言います。
敷地内のファーマーズマーケットでは地元野菜や総菜も販売されています。なばなの収穫時期である11月中旬から翌3月は、採れたての新鮮ななばなが店頭に並びます(収穫状況によって変動あり)。

  • 敷地面積12,000m2と東海地区最大級のスケールを誇る「なばなの里 花市場」。

  • 地産地消をモットーに、地元の食材が豊富に揃うファーマーズマーケット。

  • 長島町産の新鮮ななばなも店頭に並びます。

パウダー状のなばなを練り込んだ、なばなの加工品がずらり

「なばなの里」という名称にふさわしく、「なばなの商品をファーマーズマーケットに並べよう」と立ち上がったのが、地元農家の集まり「三重県産青空市場」会長の丹羽和一さんです。試行錯誤の末、なばなをパウダー状にして練り込んだ「なばな麺畑うどん」450円(税込)、「なばな手延べひやむぎ」550円(税込)、「なばなこんにゃくつけ麺」2食入り390円(税込)などを商品化しました。ファーマーズマーケットの一角にある、なばなコーナーで販売されています。

  • ファーマーズマーケットの一角に設けられた、なばなコーナー。

  • お土産にも人気の「なばな麺畑うどん」。たれは醤油ベースの味つけで、さっぱりといただけます。

  • なばなのオリジナル商品の開発に情熱を注ぐ「三重県産青空市場」会長の丹羽和一さん。

「なばなの里 花市場」の限定メニュー「なばな 伊勢うどん」

「なばなの里 花市場」内にある飲食店のメニューに、「なばな 伊勢うどん」400円(税込)を発見しました。
伊勢うどんの麺に、パウダー状のなばなを練り込んだもので、きれいな緑色が食欲をそそります。太くてもちもちとした極太の麺と、たまり醤油が特徴の伊勢うどんですが、なばなを練り込んだものは「なばなの里 花市場」の限定メニュー。売り切れることもあるので、早めに注文することをおすすめします。

  • 手軽に食事ができる飲食コーナー。パラソルが目印です。

  • ここでしか食べられない「なばな 伊勢うどん」。濃い色のたまり醤油ですが、味はまろやか。麺にからめていただきます。

  • 「なばなの里 花市場」店長の中久木厚雄さん(中央)とスタッフの皆さん。

  • アクセス&インフォメーション なばなの里 花市場

    三重県桑名市長島町駒江漆畑270 Tel:0594-41-0100(「花市場」直通)
    営業時間 9時~17時 
    休業日 平成30年7月9日~13日(メンテナンスのため)
    ■車でのアクセス
    ・東名阪自動車道「長島IC」より、県道7号線を南下、約10分
    ・伊勢湾岸自動車道「湾岸長島IC」より、県道7号線を北上、約15分
    ■電車でのアクセス
    <イルミネーション期間以外(5月上旬~10月中旬)>
    JR・近鉄・養老鉄道「桑名駅」から三重交通「なばなの里」行き直通バスにて20分
    <イルミネーション期間中(10月中旬~翌5月上旬)>
    JR「長島駅」、「近鉄長島駅」から三重交通「なばなの里」行き直通バスにて10分
    (注)イルミネーション期間のみ運行
    新しいウィンドウを開きますなばなの里 花市場ホームページ

学ぶ和洋を融合させた「六華苑(ろっかえん)」

鹿鳴館(ろくめいかん)で知られた建築家ジョサイア・コンドルが設計を担当

「なばなの里 花市場」から車で約10分。桑名市にある「六華苑」は、山林王として知られた実業家2代目諸戸清六(もろとせいろく)の新居として、大正2年に建設されました。揖斐・長良川を望む約18,000m2の広大な敷地に、洋館と和館、蔵などが創建当時の姿をほぼそのまま保っています。中でも洋館は、鹿鳴館やニコライ堂の設計で有名なイギリス人建築家ジョサイア・コンドルが設計を担当した、地方で唯一現存する貴重なもの。洋館と和館は、平成9年に国の重要文化財に指定されています。

  • 平成9年、国の重要文化財に指定された「六華苑」。

  • シンプルで気品にあふれた洋館のエントランスホール。

洋館と和館がつながった珍しい設計

「六華苑」の大きな特徴は、洋館と和館が1つの建物となっていること。正面から見ると、4階建ての塔がひと際美しい洋館ですが、日本庭園のある左手に回ると、洋館の奥には和館がぴったりつながっていることが分かります。西洋館を建てることがステイタスシンボルだった時代、洋館と和館が壁を接して建てられるのは珍しいことでした。さらに洋館で注目したいのが、2階にあるガラス張りのサンルームです。多角的に張り出したサンルームは、季節や時間の移ろいによって日差しの変化を楽しむことができます。

  • 日本庭園(池泉回遊式)が広がる南側からの眺め。

  • 板廊下と畳廊下を備えた和館。

  • 2階にあるガラス張りのサンルーム。光がたっぷり注ぎ込みます。

  • アクセス&インフォメーション 六華苑

    三重県桑名市大字桑名663-5 Tel:0594-24-4466
    営業時間 9時~17時(入苑は16時まで) 
    定休日 月曜(月曜が祝日の場合は翌平日)、年末年始
    入館料 大人310円(団体1人260円)、中学生100円(団体1人50円)、団体は20人以上
    (注)平成30年4月から以下に変更になります。
    大人460円(団体1人390円)、中学生150円(団体1人70円)
    ※小学生以下は無料。ただし付き添いが必要。
    ■車でのアクセス
    ・東名阪自動車道「長島IC」または「桑名IC」より約15分
    ・伊勢湾岸道路「桑名IC」より約15分
    ■電車でのアクセス
    JR・近鉄・養老鉄道「桑名駅」からK-バス(桑名市コミュニティバス)桑名東部ルート「六華苑」下車

作る今日はおうちで農食レストラン

今回はなばなを使ったレシピを紹介するニャ

みずみずしい緑色のなばなは、青物の少ない冬にうれしい食材の1つ。しかもビタミンはほうれん草の約2倍と豊富で、老化防止や風邪予防にもつながります。おひたしで楽しむことの多いなばなですが、今回はマリネ、マフィン、がんもどき、3つのアイデアレシピを紹介します。

蓮沼 あいさん

農食シェフ蓮沼 あい

食品メーカーへのレシピ提供や撮影協力、広告・雑誌でのレシピ紹介をはじめ、飲食店のプロデュースや料理イベントまで幅広く手がけ、食育をテーマにしたテレビ番組にも出演中。
ウェブサイト新しいウィンドウを開きますhttp://ai-hasunuma.com

なばなソースの
魚介サラダ
ジェノベーゼソースを
なばなでアレンジ
鮮やかな緑色が食欲をそそります

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〈材料(2人分)〉
  • 海老 8尾
  • 白ワイン 大さじ2
  • セロリ 1本
  • プチトマト 10個
  • オレンジ 1個
  • 鯛(刺身) 80g
なばなソース
  • なばな 150g
  • にんにく 1片
  • 粉チーズ 大さじ4
  • オリーブオイル 大さじ3
    (炒め用に大さじ1、
    ソース用に大さじ2)
  • カシューナッツ 2個
  • 塩 小さじ1/3
〈作り方〉
  1. 「なばなソース」を作る。なばなは2㎝幅のざく切りにし、にんにくは半分に切って芽を取り、つぶす
  2. フライパンにオリーブオイル大さじ1、にんにくを入れて弱火にかけ、香りが立ったらなばなを軸、葉の部分の順に加えてさっと炒める。水100ml(分量外)、塩を加えて蓋をして弱火で10分、時々混ぜながら蒸し焼きにする(point1)
  3. ミキサーに2のなばなと粉チーズ、オリーブオイル大さじ2、カシューナッツ、2のなばなの茹で汁(大さじ4~5)を加えて撹拌し、濃度を調節しながら塩こしょう(分量外)で味をととのえて「なばなソース」の完成
  4. 海老の背わたを竹串で取り除く
  5. 鍋に海老が浸るぐらいの水(分量外)と白ワイン、塩ひとつまみを入れて沸騰させ、海老を入れて沸騰したら1分茹でて火を止め、そのまま余熱で火を通し鍋の中で冷ましておく
  6. セロリは筋を取って5mm幅の斜め切りにする。プチトマトはヘタを取って半分に切り、オレンジは房から外しておく
  7. ボウルに5の海老と鯛の刺身、6のセロリ、プチトマト、オレンジを入れ、なばなソース(大さじ5)を回しかけ、全体をあえて器に盛る
おいしく作るポイント
ポイント1

やわらかくなるまで蒸し焼きにすると、ミキサーにかけた後、なめらかに仕上がります

なばなのチーズマフィンなばなとクリームチーズの
美味しいハーモニー
はちみつの量はお好みで

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〈材料(直径約5cmのマフィン型10個分)〉
  • なばな 150g
  • 卵(Lサイズ) 2個
  • 塩こしょう 各ひとつまみ
  • 牛乳 70ml
  • サラダ油 70ml
  • クリームチーズ 70g
  • 黒こしょう 適宜
  • はちみつ 小さじ1
A

事前に以下の材料をビニール袋に入れ、空気を含ませるようによく振って混ぜておく

  • 薄力粉 125g
  • ベーキングパウダー 5g
  • 粉チーズ 40g
(注)
・型にサラダ油(分量外)を塗り、全体に強力粉(分量外)をまぶしておく
・クリームチーズは室温に戻しておく
〈作り方〉
  1. なばなを3cm幅に切り、熱したフライパンにサラダ油大さじ1(分量外)を入れて炒め、塩こしょう(分量外)をする。飾り用になばなを15g取り分けておく
  2. ボウルに卵を入れて泡立て器でよく混ぜ、塩こしょう、牛乳、サラダ油を加えてさらによく混ぜる
  3. (A)の材料をゴムベラでさっと混ぜたら、1のなばなを加えて粉っぽさがなくなるまで混ぜる(point1)
  4. 型に3の生地を入れ(point2)、180度に予熱したオーブンで約15分焼く。焼きあがったら型から外し、網の上で冷ます
  5. 冷ましておいた4の生地にクリームチーズ、飾り用のなばなをのせたら黒こしょうを加えたはちみつをかける
おいしく作るポイント
ポイント1

混ぜすぎると生地が硬くなってしまうので、全体に軽く混ぜます

ポイント2

生地が膨らむことを考えて、7分目以上は入れないようにします

なばなのがんもどき簡単に美味しく仕上がる
ふわふわのがんもどき
塩と生姜のシンプルな味付けで

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〈材料(10~12個分)〉
  • なばな 30g
  • 木綿豆腐 1丁
  • 鶏ひき肉 100g
  • パン粉 大さじ2~3
  • 塩 ふたつまみ
  • 生姜のみじん切り 大さじ1強
  • 揚げ油 適量
  • 塩 適量
〈作り方〉
  1. なばなは葉の部分は3cm幅に切り、軸の部分は小口切りにする(point1)
  2. 木綿豆腐はキッチンペーパーで包んで重しをして、水切りする
  3. ボウルに2の木綿豆腐と鶏ひき肉、パン粉を加えてなめらかに練り混ぜ、塩と生姜のみじん切りを加えて混ぜる
  4. 3に1のなばなを加えて混ぜ、10~12等分する
  5. 手に水を付けてタワラ形にまとめ(point2)、170度に熱した油でゆっくりきつね色になるまで揚げたら器に盛り付け、塩を添える
おいしく作るポイント
ポイント1

柔らかい葉は3cm幅、火の通りにくい軸は小口切りにしましょう

ポイント2

最初にスプーンですくって形をととのえておくと、タワラ形にまとめやすくなります

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