非常食になるものを備えよう!備蓄食料の選び方

地震や大雨、台風など、いざという災害時に役立つのが非常食です。しかし、どのような非常食を準備すればいいか分からず、備えられていない方も多いのではないでしょうか。
非常食になる食品や選び方が分からず、やみくもに購入しても、うまく管理できずにいつの間にか賞味期限を切らしてしまう可能性があります。
そこでこの記事では、非常食になるものの特徴や、備えておくと便利で身近な食料品を紹介します。ご家庭の防災対策として、ぜひ参考にしてください。
1 非常食とは?

非常食とは、災害などで食料の調達が困難になる場合に備えて、事前に用意しておく食料のことを指します。
災害が発生すると、電気やガス、水道などのライフラインが停止し、スーパーやコンビニで買い物ができなくなることが想定されます。その場合、食料や水の確保が難しくなるため、日頃から非常食を用意しておくことが大切です。
以前は乾パンやビスケットのように、開封するだけで食べられる非常食が主流でした。しかし、最近ではさまざまな種類の非常食が登場しており、調理が簡単で美味しいものも増えています。
次章では、非常食になるものには何があるのか、具体例を紹介していきます。
2 非常食になるのはどんなものがある?

非常食にはさまざまな種類がありますが、大きく分けて5つの特徴があります。
- ・調理がいらないもの
- ・水だけで調理できるもの
- ・フリーズドライ
- ・長期常温保存できるもの
- ・食べ慣れているもの
それぞれ詳しく見ていきましょう。
調理がいらない
調理不要の食品は、電気やガス、水が使えない状況でもそのまま食べられるため、防災対策として備蓄しておきたい非常食の一つです。
代表的なものに缶詰、乾パン、クラッカーなどがあります。特に缶詰は長期間保存できるだけでなく、バリエーションが豊富で、肉や魚、野菜などの栄養をバランス良く摂取できます。
また、ゼリー飲料やエナジーバーも開封するだけで食べられるため、重宝します。調理がいらない食品は、どんな状況にも対応できるため、好みのものを備蓄しておくとよいでしょう。
水だけで調理できる
非常食には、水だけで調理できるものもあります。水だけで調理できる食品の代表例は、アルファ化米です。アルファ化米とは、炊きたてのごはんを急速に乾燥させたもので、冷たい水でも簡単に戻して食べられます。
非常時には、お湯を沸かせる環境が整っているとは限りません。そんなときに水だけで調理できる食品を備えておくと心強いでしょう。
フリーズドライ食品と同様に軽量で持ち運びやすいため、避難用としてもおすすめです。
フリーズドライ
フリーズドライ食品は、軽量で保存性に優れており非常食に最適です。フリーズドライ食品とは、食品を凍結させたあと、真空に近い状態にして乾燥させた食品のことを指します。
長期保存が可能で、元の食材の味や栄養価を保ったまま、お湯を注ぐだけで簡単に食べられるのが特徴です。すぐに温まりたいときにも役立ちます。
代表的なものには、味噌汁やスープ、ご飯、リゾットなどがあります。手軽に温かい食事が摂れるだけでなく、軽量で持ち運びやすいため、避難用だけではなく持ち歩き用の非常食にも便利です。
長期常温保存できる
長期間常温で保存ができることは、非常食には欠かせない特徴です。賞味期限が短い食品は定期的に買い替える必要があり、その都度コストがかさみます。
また、災害時に停電が発生すると、冷蔵庫が使えなくなるため、冷凍・冷蔵保存が必要な食品は管理が難しくなります。
そのため、缶詰やレトルト食品、乾物、フリーズドライ食品など、長期保存が可能な食品を備蓄しておくと、非常食を頻繁に入れ替える手間が省け、管理しやすくなるでしょう。
食べ慣れているもの
普段から食べ慣れているものも非常食として活用できます。
災害時は、精神的にも身体的にも大きなストレスを受けやすいものです。
日頃から親しんでいる味や食材を備えておくことで、心を落ち着かせることができるでしょう。非常時に食べ慣れていないものを口にすると、それ自体がストレスとなり、食欲がなくなり、十分な栄養が取れなくなるケースも考えられます。
家族全員が慣れ親しんだ食料を用意しておくと、災害時に心の支えになるでしょう。
3 身近なもので非常食になる例

非常食には、非常用として販売されている食品だけでなく、普段から食べている食料も含まれます。身近なもので非常食になるものの具体例は以下のとおりです。
食品名 | 特徴 |
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缶詰 (肉、魚、豆など) |
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レトルト食品 (カレー、丼、パスタソースなど) |
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インスタント食品 (ラーメン、味噌汁、スープなど) |
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乾麺 (うどん、そば、パスタなど) |
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乾物 (切り干し大根、のり、わかめなど) |
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梅干し・漬物・ふりかけ |
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魚肉ソーセージ |
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おでんパック |
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バランス栄養食 (エナジーバー、ゼリー飲料など) |
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野菜ジュース |
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豆乳 |
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お菓子 (スナック、チョコレート、グミなど) |
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ドライフルーツ |
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ナッツ類 |
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日持ちする野菜 (じゃがいも、さつまいもなど) |
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食品名 | 缶詰(肉、魚、豆など) |
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特徴 |
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食品名 | レトルト食品 (カレー、丼、パスタソースなど) |
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特徴 |
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食品名 | インスタント食品 (ラーメン、味噌汁、スープなど) |
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特徴 |
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食品名 | 乾麺(うどん、そば、パスタなど) |
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特徴 |
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食品名 | 乾物 (切り干し大根、のり、わかめなど) |
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特徴 |
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食品名 | 梅干し・漬物・ふりかけ |
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特徴 |
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食品名 | 魚肉ソーセージ |
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特徴 |
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食品名 | おでんパック |
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特徴 |
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食品名 | バランス栄養食 (エナジーバー、ゼリー飲料など) |
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特徴 |
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食品名 | 野菜ジュース |
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特徴 |
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食品名 | 豆乳 |
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特徴 |
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食品名 | お菓子 (スナック、チョコレート、グミなど) |
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特徴 |
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食品名 | ドライフルーツ |
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特徴 |
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食品名 | ナッツ類 |
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特徴 |
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食品名 | 日持ちする野菜 (じゃがいも、さつまいもなど) |
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特徴 |
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表の中で日常的に食べている食品があれば、日頃から多めにストックしておくことをおすすめします。災害時は非常食として役立つでしょう。
なお、以下の記事では「ハンズ&ロフトで入手できる防災アイテム」を紹介しています。保存食だけでなく携帯トイレや充電式ライトなど、非常時に役立つアイテムが多数取り上げられているので、ぜひご覧ください。
関連記事:ハンズ&ロフトが選ぶ最新おすすめ防災アイテム!家族を守るイマドキの災害対策とは?
4 非常食を選ぶ際のポイント

非常食を選ぶ際のポイントは以下の2つです。
- ・栄養バランスも考える
- ・おいしく食べられるものを選ぶ
それぞれ詳しく解説していきます。
栄養バランスを考える
非常食選びでは、栄養バランスを考えることが大切です。栄養バランスが崩れると、心身の不調を引き起こしやすくなってしまいます。
災害時は、手軽にエネルギーを補給できるおにぎりやパン、カップ麺など、炭水化物中心の食生活になりがちです。一方、肉や魚、野菜などは入手が難しいことが多いため、たんぱく質やビタミン、ミネラル、食物繊維が不足する傾向があります。
なかでも、たんぱく質が不足すると疲労感やむくみに繋がります。たんぱく源として、以下を用意しておくとよいでしょう。
- ・レトルト食品(丼・カレー)
- ・魚介の缶詰(ツナ、サバ、イワシ、サンマ)
- ・肉の缶詰(コンビーフ、牛肉の大和煮、焼き鳥)
また、ビタミンやミネラル、食物繊維不足は、便秘や口内炎を引き起こす可能性があります。以下の食材で効率的に補えます。
- ・インスタントの味噌汁、野菜スープ
- ・乾物(海苔、わかめ、高野豆腐、切り干し大根)
- ・野菜ジュース
- ・ドライフルーツ
不足しがちなたんぱく質・ビタミン・ミネラル・食物繊維を摂取できるよう、栄養バランスを考慮して非常食を選びましょう。
おいしく食べられるものを選ぶ
おいしく食べられるものを選ぶことも、非常食選びにおいては重要なポイントです。
非常時は心身のストレスや睡眠不足により、食欲が減退することも少なくありません。また、食べ慣れないためにおいしく感じられないこともあります。
そのため、非常食こそ味にはこだわりたいところです。
例えば、ふりかけや海苔、魚肉ソーセージなど、普段から食べ慣れた加工食品を常備しておくと重宝します。また、温かくておいしい食事を摂るためにも、カセットコンロとボンベを用意しておくとよいでしょう。
さらに、お菓子や嗜好品もストックしておくと、非日常な状況下でも心を落ち着かせることができます。特に小さな子どもは、慣れない非常食を食べてくれない可能性があるため、好きなお菓子を常備しておくことをおすすめします。
家族の好みに合わせておいしく食べられるものを選び、非常時の食事を少しでも快適なものにしましょう。
5 非常食はローリングストックで備えよう

非常時に備えるための食料の管理方法として、「ローリングストック」という手法があります。ローリングストックとは、普段から食べている食料を少し多めに買い置きし、古いものから消費していく方法です。
ローリングストックのメリットは以下の3つです。
- ・賞味期限切れを防げる
- ・好みに合わせて食材を備蓄できる
- ・精神的な安定感を得られる
ローリングストックでは消費と補充を繰り返すため、賞味期限切れの心配がありません。また、好みに合った食材を備蓄できるため、非常時でもおいしく食事が摂れて、精神的な安心感を得られます。
ローリングストックを取り入れて、身近な食品を無理なく効率的に備蓄しましょう。
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6 まとめ
非常食は、ライフラインが一時的に止まることを想定して、調理不要の食品や水だけで調理できるものを準備しておくことが大切です。
また、栄養バランスを考えつつ、おいしく食べられるものも常備しておくことで、非常時でも安心感を得られます。
普段食べている食材を多めに買い置きするローリングストックは、手軽に始められる備蓄方法です。無理のない範囲で少しずつ非常食を揃えて、災害に備えましょう。
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