防災をろう! 災コラム

2025.03.19

停電対策をはじめよう!備えるものや今すぐできる対策3つをわかりやすく

停電は、地震や台風、落雷などの自然災害によって発生する可能性があります。

停電によって電力が供給されなければ、照明が使えないだけでなく、冷蔵庫や洗濯機などの生活に欠かせない家電製品も使用できなくなるため、日頃から停電対策をおこなうことが重要です。

この記事では、停電対策で備えておくべきものを紹介します。今すぐできる停電対策についても解説しているので、停電に備えたい方はぜひ参考にしてください。

1 停電はどうして起きる?

停電は、各家庭まで送電する電線の切断や、電線同士の接触などによって電気の流れに異常が起きた際に発生します。

発電設備の故障や、配電設備のトラブル、電圧低下によって停電する場合もありますが、以下のように自然災害や動物などの影響によっても停電が起こります。

  • ・強風・台風
  • ・落雷
  • ・積雪
  • ・地震
  • ・樹木の電線への接触
  • ・鳥やヘビなどの電線への接触
  • など

特に、地震や台風など、大規模な自然災害が起こった際には、広範囲にわたって長期的な停電が発生する場合があります。

例えば、2011年3月に発生した東日本大震災では、東北地方の広域が停電となり、約80%の停電解消に3日間、約94%の停電解消に8日間もの日数がかかりました(注1)。

2019年9月に上陸した台風15号では、台風の影響で猛烈な雨風となり、千葉県を中心に停電が長期化しました。停電の復旧(停電件数がピーク時と比較して99%解消)に要した時間は約280時間であり、地域によっては約11日以上も電気を使用できなかったことになります(注2)。

このように、地震や台風などの自然災害の多い日本では、いつ長期的な停電が起こっても不思議ではありません。

(注1)参考:内閣府防災情報「3月11日の地震により東北電力で発生した広域停電の概要
(注2)参考:経済産業省資源エネルギー庁「「台風」と「電力」〜長期停電から考える電力のレジリエンス

2 停電対策の必要性

地震や台風などの自然災害の発生時には、長期的な停電が起こる可能性が十分にあります。

この他にも、一度に多くの電気を使いすぎたことによって、ブレーカーが落ちて一時的に電気が使えなくなる場合もあります。

特に、自然災害による停電はいつ起こるか予測できないため、停電対策を実施していないと生活できなくなる恐れがあるでしょう。

例えば、停電によってスマートフォンの充電ができずに連絡手段を断たれたり、冷暖房を使用できないことで体調を崩したりする心配があります。

停電中も自身と家族の生活を安定させ、安全を確保するためにも、日頃からの停電対策は必要不可欠といえます。

3 停電対策で準備しておくもの

停電時には、生活に欠かせない家電製品が使用できなくなるため、事前に必要なものを揃えておく必要があります。停電対策で準備しておくべきものは、以下のとおりです。

  • ・懐中電灯やランタン:懐中電灯は1本、ランタンは1部屋に1つ
  • ・乾電池やモバイルバッテリー:乾電池は必要本数、モバイルバッテリーは1〜2台
  • ・非常食・水:非常食は21食分、水は21リットル
  • ・カセットコンロ:カセットコンロ1台、カセットボンベ6本
  • ・衛生用品:人によって異なる
  • ・簡易トイレ:本体は1つ、袋は35〜56回分
  • ・携帯ラジオ:1台
  • ・現金:1週間分の生活費
  • ・アルミシート:1枚
  • ・季節用品:アイテムによって異なる
  • (注)1人分(1週間分)の必要量を記載しています

関連記事:防災グッズに本当に必要なものとは?【持ち出し用・自宅避難用・持ち歩き用のチェックリストあり】

それぞれの使用方法や必要量などを詳しく見ていきましょう。

懐中電灯やランタン

停電時には、部屋の照明がつかなくなるので、周囲を明るく照らすために懐中電灯やランタンは欠かせません。懐中電灯は、1人につき1本用意しておくと、移動する際に便利です。

ランタンは、各部屋に1つずつ置いておくと、停電時でも過ごしやすくなるでしょう。

なお、スマートフォンにライトは付属していますが、長時間使用すると充電を消耗して連絡手段が途絶える恐れがあるため、照明としての利用はおすすめしません。

乾電池やモバイルバッテリー

乾電池やモバイルバッテリーを準備しておくと、照明器具やスマートフォン、ラジオなどの電池切れの心配を抑えられます。

乾電池は、単3形や単4形など、停電時に使用する製品に対応したものを必要数準備しておきましょう。

製品ごとの乾電池の使用本数と動作時間は、商品の説明書や公式サイトに掲載されているため、そこから1週間使用するために必要な電池の本数を導き出せます。

モバイルバッテリーは、1人につき1〜2台用意しておくと安心です。

太陽光で蓄電できるモバイルバッテリーを準備しておけば、電気が使えなくても繰り返し充電できるため、停電が長期化した場合でも心強いでしょう。

非常食・水

停電が発生すると、IHコンロや電子レンジなど、電気が必要な調理器具は使用できなくなります。

また、ガスコンロの場合でも、災害時にはガスの供給が断たれている可能性があり、必ずしも使えるとは限りません。そのため、加熱不要・調理不要で食べられる非常食を多めに備蓄しておくと安心です。

主な非常食としては、水を加えるだけで食べられるアルファ米やフリーズドライ食品、そのまま口にできる缶詰やドライフルーツなどが挙げられます。

主食だけでは栄養バランスが崩れてしまい、体調を崩す可能性が高くなるため、バランスを配慮したうえで1週間分(1人あたり21食分)の食品を備えておきましょう。

また、停電をともなう災害時には断水の恐れもあるので、水も備蓄しておかなければなりません。水は1人1日3リットル必要といわれており、1週間分を備蓄する場合は1人あたり21リットルの水が必要です。

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関連記事:非常食になるものを備えよう!備蓄食料の選び方

カセットコンロ

停電時にはコンロを使用できないことが想定されるため、カセットコンロを備えておくことをおすすめします。

特に冬場は温かいものを食べたくなることが多く、カセットコンロがあれば、温かい食事を摂取できます。

単身世帯で用意するカセットコンロは1台、カセットボンベの数は1週間で6本が目安です。

カセットボンベの使用期限は、製造年月日から7年以内と定められているため、定期的に期限が過ぎていないかを確認しましょう。

衛生用品

停電時には、自然災害によって水が使用できない可能性もあるため、衛生用品を備蓄しておきましょう。準備しておくべき主な衛生用品として、以下のものが挙げられます。

  • ・ティッシュ
  • ・ウェットティッシュ
  • ・トイレットペーパー
  • ・汗拭きシート
  • ・アルコール消毒液
  • ・歯磨きシートや液体歯磨き
  • ・生理用品
  • ・紙おむつ
  • ・薬

ウェットシートや汗拭きシートがあれば、付着した汚れや汗を拭き取れるため、体を清潔に保てます。

また、女性の方は生理用品を、お子さんや高齢の方がいるご家庭では、紙おむつを日頃から多めに備蓄しておくと良いでしょう。

簡易トイレ

災害によって断水している場合は、水洗トイレが使用できなくなるため、簡易トイレを備えておく必要があります。

簡易トイレとは、便座のついている持ち運び可能なトイレであり、凝固剤が付属しているため、水で流さずに袋に包んで処理できます。

自宅のトイレの便座に設置して使用する携帯トイレも販売されているので、使いやすい商品を選ぶと良いでしょう。

トイレの回数は1日5〜8回が一般的であり、1人暮らしの場合は、1週間分として35〜56回分の処理袋を備えておきましょう。

簡易トイレ本体は繰り返し使用できるため、1つ準備しておけば問題ありません。

携帯ラジオ

停電時にはテレビが使用できなくなり、スマートフォンの充電は連絡手段として温存しておきたいため、情報収集のために1家に1台携帯ラジオを備えておきましょう。

乾電池式の携帯ラジオを使用する場合は、1週間稼働できる程度の乾電池を用意する必要があります。

乾電池式だけでなく、手回し発電やソーラー充電など、充電方法の選択肢が豊富な携帯ラジオを用意しておくと、長期間停電が続いた場合でも安心です。

現金

停電時には、スーパーやコンビニなどでキャッシュレス決済が利用できなくなり、ATMからお金を引き出せなくなる可能性があります。

追加で必要なものを購入するためにも、1週間分の生活費を現金で準備しておきましょう。

ただし、1万円札ではお店のお釣りが不足する恐れもあるため、千円札や小銭でお金を用意することをおすすめします。

アルミシート

アルミシートとは、ポリエステルやビニール素材にアルミニウムを付着させたシートであり、体を包むことで防寒対策ができます。

冬場の停電時に電気を使用する暖房器具は使えなくなるため、その際にアルミシートで体を温められます。

また、雨に濡れて体が冷えてしまった場合も役立つので、季節を問わずに家族分のアルミシートを備えておくと良いでしょう。

季節用品

夏の暑さや冬の寒さをしのぐための季節用品も、停電時の備蓄として重要です。備蓄しておきたい主な季節用品として、以下のものが挙げられます。

  • ・ハンディファン
  • ・扇子
  • ・塩あめ・塩タブレット
  • ・経口補水液
  • ・防寒着
  • ・カイロ

夏場に冷房が使用できないと熱中症のリスクが上がるため、ハンディファンや扇子で風を送り、塩あめや塩タブレットなどで塩分を摂取することが、健康維持に効果的です。

一方、冬場の停電時には、暖房が使用できなくなるので、ダウンジャケットやニット帽、ネックウォーマー、使い捨てカイロなどを使用し、体を冷やさないようにしましょう。

4 今すぐできる停電対策3つ

ここでは、今すぐできる3つの停電対策を紹介します。停電はいつ起こるか予測できないため、早めに対策を進めておきましょう。

車のガソリンを常に満タンにしておく

停電が起こることを想定して、車のガソリンは常に満タンにしておくことを心がけましょう。

なぜなら、停電などの緊急時には、ガソリンスタンドに長蛇の列ができてしまい、ガソリンを入れるまでに時間を要することがあるからです。

自分の車にガソリンを入れるよりも先に、店頭のガソリンがなくなる可能性もあるでしょう。

また、地震の場合は道路が陥没していたり、台風の場合は車の通行を妨げるものが道路に落ちていたりすることで、車でガソリンスタンドまで辿り着けない恐れもあります。

一方、ガソリンを満タンにしておけば、長距離移動ができるだけでなく、夏や冬でも車内のエアコンを使いやすくなります。

自宅から避難する場合に長時間車内にいることや、車中泊の可能性もあるため、ガソリンを満タンにしておくと安心です。

停電時の移動手段を確保するために、日頃から車の燃料が半分になる前に給油することを意識しましょう。

備蓄や非常用のアイテムは期限切れがないようにしておく

備蓄や非常用のアイテムには、期限が設定されている場合があるため、期限切れがないように管理する必要があります。

停電に備えて十分な食料を確保したものの、期限チェックを怠ったために、緊急時に食べられなければ意味がありません。

そのため、備蓄や非常用アイテムの期限の確認日を事前に決めておき、スケジュール帳やスマートフォンのカレンダーアプリなどの予定に入れておくと良いでしょう。

また、備蓄で食料を準備する場合は、長期保存が可能な非常食を活用すると、期限切れの心配が少なくなります。

TSUNAGU そなえる | TSUNAGU series」では、便利な非常食セットを販売しているので、これから備蓄を始める方はぜひ確認してみてください。

関連記事:備蓄とは?地震などの災害への備えは何をすればいい?

家族やパートナーと停電時の対応策を決めておく

災害による停電時には、多くの方が連絡を取ろうとするため、電話が繋がりづらくなる可能性があります。

そのため、緊急時に連絡が取れなくなった場合の対応策を、家族やパートナーと事前に決めておくことが重要です。

電話で連絡が取れないときの対処法としては、「災害用伝言サービス」を利用する方法があります。

例えば、災害用伝言サービスの「災害用伝言ダイヤル」では、被災した方が固定電話や携帯電話などの電話番号宛に安否情報を録音し、家族やパートナーがその音声を再生することで、安否確認が可能です。

この他の対応策としては、緊急時の避難場所を事前に決めておき、避難ルートを把握することなどが挙げられます。

このように、緊急時の対応策を事前に決めておくことで、災害時でも円滑に家族やパートナーの安否確認ができるでしょう。

5 停電対策として太陽光発電や蓄電池を活用するのもおすすめ

停電対策では、太陽光発電や蓄電池を活用する方法もおすすめです。太陽光発電には、自立運転機能があり、専用の付属コンセントに電気を供給できるため、日中であれば停電時でも電気を使用できます。

太陽光発電の設備だけでは夜間に電気を使用できませんが、蓄電池を併設した場合は、日中に発電した電力の充電が可能です。

そのため、蓄電池に蓄えた電力を使用することで、夜間にも家電製品を使えるようになります。

太陽光発電と蓄電池を併用することで、停電時にも普段利用している家電製品を使用できるため、大きな安心感に繋がるでしょう。

中部電力ミライズでは、太陽光発電と蓄電池のリースサービスを提供しており、初期費用0円で太陽光発電のシステムを自宅に導入できます。

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6 まとめ

地震や台風などの自然災害により、予期せぬタイミングで停電は発生するため、日頃から停電対策をおこなうことが重要です。懐中電灯やモバイルバッテリー、非常食や水など、もしもの場合に備えて必要なものを準備しておきましょう。

また、車のガソリンを満タンにすることや、家族やパートナーと連絡が取れないときの対応策を決めておくことも、停電対策として効果的です。

停電時に自分と家族の安全を確保するためにも、この記事を参考に停電対策を少しずつ始めてみてください。

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