コラム
公開日:2025.12.25
volume 11
太陽光発電システムと蓄電池を
併用する
メリットとは?
電気代はどれくらい
安くなる?
導入ポイントも解説
1 太陽光発電システムと蓄電池を併用するときのしくみ
- 太陽光パネルで発電する
- パワーコンディショナ(以下パワコン)で電気を交流に変換する
- 分電盤から各部屋や家電製品に電気を分配する
- 家庭内で電気を使用する
- 余った電気を蓄電池に貯め、必要時に使用する
2 太陽光発電システムと蓄電池を併用するメリット
2.1. 非常時の電源を確保できる
- (注)停電時に使用できる機器はあらかじめ専用配線に接続しておく必要があります。専用配線は、平常時・停電時ともに定格出力(自立)まで使えます。また、機器はすべて同時に使えるものではありません。
2.2. 電気代を節約できる
2.3. 卒FIT後の自家消費を促進できる
- 2015年度:33円
- 2025年度(4月〜9月):15円(注)
- (注)2025年度認定分は、9月までは10年間一律15円、10月以降は初期投資支援スキームが導入され、4年間24円、5年目~10年目8.3円となります。最新の情報は経済産業省などの公式ウェブサイトをご確認ください。
- ※参考:経済産業省資源エネルギー庁「FIT・FIP制度」
- ※参考:経済産業省資源エネルギー庁「どうする?ソーラー よくあるご質問」
2.4. 電力供給の安定化が期待できる
2.5. 同時設置でコストを抑えられる
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2.6. 環境に配慮できる
- ※参考:経済産業省資源エネルギー庁「マンガでわかる 電気はあってあたりまえ?」
3 太陽光発電システムと蓄電池を導入するとどれくらい電気代を安くできる?
| 世帯 | 電気代の平均(年間)(※1) | 消費電力(年間)(※2)(注1) |
|---|---|---|
| 2人世帯 | 130,536円 | 4,211kWh |
| 3人世帯 | 151,812円 | 4,897kWh |
| 4人世帯 | 153,660円 | 4,957kWh |
- ※1参考:e-Stat「家計調査(2024年)」
- ※2参考:公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会「よくある質問 Q&A」
- (注1)基本料金や再エネ賦課金は含めず、1kWhあたりの電気代を31円として算出しています。
| 世帯 | 余剰電力(年間) | 売電収入(年間)(※3)(注3) |
|---|---|---|
| 2人世帯 | 2,179kWh | 52,296円 |
| 3人世帯 | 1,493kWh | 35,832円 |
| 4人世帯 | 1,433kWh | 34,392円 |
- ※3参考:経済産業省資源エネルギー庁「FIT・FIP制度」
- (注3)買取単価1kWhあたり24円で算出しています。
- (注2)太陽光パネルを真南で傾斜角10°に設置した場合の年間平均日射量に基づいています。
4 太陽光発電システムと蓄電池を導入する際のポイント
4.1. 太陽光発電システムの出力に合わせて蓄電池の容量を選ぶ
| 使用機器 | 使用時間・使用回数 |
|---|---|
| 照明 | 5時間 |
| エアコン(注3)(注4) | 5時間 |
| スマートフォン充電(注5) | 4台 |
| テレビ | 3時間 |
| ルーター | 24時間 |
| 冷蔵庫(注6) | 24時間 |
| 電子レンジ(注7) | 3回 |
| 電気ケトル(注8) | 3回 |
- ※出典:中部電力ミライズ「蓄電池」
- (注1)上記例の機器はすべて同時に使えるものではありません。
- (注2)停電時に使用できる機器はあらかじめ専用配線に接続しておく必要があります。専用配線は、平常時・停電時ともに定格出力(自立)まで使えます。
- (注3)200V機器使用のため、蓄電池連携型パワコンと組み合わせた場合を想定しています。
- (注4)外気温35℃で、14畳タイプのエアコンを冷房(設定温度26℃)で使用する場合を想定しています。
- (注5)1台あたり約2時間半の充電を想定しています。
- (注6)定格内容積400リットルクラス、インバータ制御冷蔵庫を想定しています。
- (注7)1回あたり600W、2分20秒の加熱を想定しています。
- (注8)1回あたり約800ミリリットルの水を約4分で沸騰させる場合を想定しています。
4.2. 住宅使用の場合は定置型蓄電池を選ぶ
4.3. 長持ちする太陽光パネルを選ぶ
4.4. 保証期間とサポート体制のある設備を選ぶ
4.5. 太陽光発電システムや蓄電池を後付けできるか確認する
4.6. 自治体の補助金を活用する
- ※参考:愛知県「愛知県住宅用地球温暖化対策設備導入促進費補助金(市町村との協調補助)」
- ※参考:長野県「クルマとつなぐ屋根ソーラー補助金」
5 太陽光発電システムと蓄電池を併用する際の注意点
5.1. 設置スペースが必要になる
5.2. 設置場所によっては騒音や熱の影響がある
5.3. 導入と維持にコストがかかる
- 本体費用
- 設置工事費用
- 電気工事費用
6 まとめ
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