コラム
公開日:2026.2.20
volume 15
FIT制度とは?
基本の仕組みや
FIP制度との違い、
利用方法や今後
どうなるのかを解説
1 FIT制度とは?
- ※参考:経済産業省資源エネルギー庁「平成28年度エネルギーに関する年次報告(エネルギー白書2017)第3部第3章第1節 固定価格買取制度」
1.1. 対象となるエネルギー
- 太陽光発電:太陽の光エネルギーを利用して発電する
- 風力発電:風で風車を回し、回転運動で発電する
- 水力発電:水の落下エネルギーで水車を回して発電する
- 地熱発電:地下の地熱エネルギーでタービンを回して発電する
- バイオマス発電:動植物などの生物資源を利用して発電する
- ※参考:経済産業省資源エネルギー庁「再生可能エネルギーFIT・FIP制度ガイドブック 2025」
- ※参考:経済産業省資源エネルギー庁「平成28年度エネルギーに関する年次報告(エネルギー白書2017)第3部第3章第1節 固定価格買取制度」
1.2. FIT制度が導入された背景
- 日本の低いエネルギー自給率
- 再生可能エネルギーの普及促進
- ※参考:経済産業省資源エネルギー庁「2023―日本が抱えているエネルギー問題(前編)」
1.3. FIP制度との違い
- ※参考:経済産業省資源エネルギー庁「再エネを日本の主力エネルギーに!「FIP制度」が2022年4月スタート」
2 FIT制度の仕組みとは?
2.1. 買取期間は10年間
- ※参考:経済産業省資源エネルギー庁「FIT・FIP制度 買取価格・期間等(2025年度以降)」
- ※参考:経済産業省資源エネルギー庁「どうする?ソーラー よくあるご質問」
2.2. 買取価格・期間は毎年度設定される
| 適用年度 | 1kWhあたりの 買取価格 |
|---|---|
| 2012年度 | 42円(注1) |
| 2013年度 | 38円(注1) |
| 2014年度 | 37円(注1) |
| 2015年度 | 33円(注2) |
| 2016年度 | 31円(注2) |
| 2017年度 | 28円(注2) |
| 2018年度 | 26円(注2) |
| 2019年度 | 24円(注2) |
| 2020年度 | 21円 |
| 2021年度 | 19円 |
| 2022年度 | 17円 |
| 2023年度 | 16円 |
| 2024年度 | 16円 |
| 2025年度 (4月〜9月) |
15円 |
| 2025年度 (10月〜3月) |
24円(1〜4年目) 8.3円(5〜10年目) |
| 2026年度 | 24円(1〜4年目) 8.3円(5〜10年目) |
- ※出典:経済産業省資源エネルギー庁「FIT・FIP制度 買取価格・期間等(2012年度~2024年度)」
- ※出典:経済産業省資源エネルギー庁「FIT・FIP制度 買取価格・期間等(2025年度以降)」
- (注1)太陽光発電システムを単独で利用する(蓄電池や燃料電池などを併用しない)場合の買取価格です。
- (注2)太陽光発電システムを単独で利用し、出力制御対応機器設置義務がない場合の買取価格です。
2.3. 買取費用は賦課金として電気利用者が負担している
- ※参考:経済産業省資源エネルギー庁「FIT・FIP制度 制度の概要」
- ※参考:経済産業省「再生可能エネルギーのFIT制度・FIP制度における2025年度以降の買取価格等と2025年度の賦課金単価を設定します」
2.4. FIT終了後は期間中よりも買取価格が下がる可能性がある
- ※参考:経済産業省資源エネルギー庁「再エネを日本の主力エネルギーに!「FIP制度」が2022年4月スタート」
3 FIT制度が社会にもたらす主な変化
3.1. 再生可能エネルギーの導入が進む
| 2011年度 | 2023年度 | 増加率 | |
|---|---|---|---|
| 太陽光 | 0.4% | 9.8% | 約22倍 |
| 風力 | 0.4% | 1.1% | 約2.5倍 |
| 水力 | 7.8% | 7.6% | - |
| 地熱 | 0.2% | 0.3% | - |
| バイオマス | 1.5% | 4.1% | 約2.8倍 |
| 再生可能 エネルギー全体 |
10.4% | 22.9% | 約2.2倍 |
- ※出典:経済産業省資源エネルギー庁「今後の再生可能エネルギー政策について」
3.2. 安定した電力供給に役立つ
- ※参考:経済産業省資源エネルギー庁「2023―日本が抱えているエネルギー問題(前編)」
3.3. 環境保護につながる
- ※参考:環境省「2023年度の我が国の温室効果ガス排出量及び吸収量について」
4 FIT制度の課題も理解しておこう
- 2012年度:0.22円
- 2025年度:3.98円
- ※参考:資源エネルギー庁「再生可能エネルギーの導入促進に係る制度改革について」
- ※参考:経済産業省「再生可能エネルギーのFIT制度・FIP制度における2025年度以降の買取価格等と2025年度の賦課金単価を設定します」
- ※参考:資源エネルギー庁「国内外の再生可能エネルギーの現状と今年度の調達価格等算定委員会の論点案」
5 FIT制度を利用するには?
5.1. 事業計画を立てる
- 太陽光発電システムの設置場所の選定
- 土地の形状や造成の必要性、周辺環境の確認
- 農地法や森林法などの関連法令の確認
- 設置する太陽光発電システムの容量の仮決め
- 総費用の算出や資金調達
- ※参考:経済産業省資源エネルギー庁「再生可能エネルギーとは 発電設備を設置するまでの流れ」
5.2. 電力会社に申し込む
- 接続契約:電力会社の電力系統と発電設備を連系するための契約
- 特定契約:事業計画に基づき、調達期間・買取価格・受給開始日を定める契約
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5.3. 事業計画認定の申請をおこなう
- ※参考:経済産業省資源エネルギー庁「再生可能エネルギーとは 発電設備を設置するまでの流れ」
- ※参考:資源エネルギー庁新エネルギー課「2025年度中の再エネ特措法に基づく認定の申請にかかる期限日等について(再周知)」
5.4. 太陽光発電システムを導入する
- 発電した電気を家庭内で使用でき、電気料金を抑えられる
- 余った電気を電力会社に売って売電収入を得られる
- 停電時に非常用電源として活用できる(注1)
- (注1)自立運転機能を搭載した機器で、太陽が出ており、設備やシステムの故障がない場合に限ります。
- (注2)電気自動車のバッテリーにためた電力を家庭で使えるようにするシステムです。
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5.5. 設置工事をする
- 機器設置工事:太陽光パネルやパワコンなどの機器を取り付ける
- 電気配線工事:発電した電気を消費・売電するための配線を接続する
5.6. 基礎情報の届出をおこなう
5.7. 電力供給が開始される
5.8. 定期報告をする
- 設置費用報告(増設費用報告)
- 運転費用報告
- (注)経済産業大臣が求めた場合は運転費用報告が必要です。
6 FIT制度の今後はどうなる?
- 1〜4年:24円
- 5〜10年:8.3円
- (注)太陽光発電システムを単独で利用する(蓄電池や燃料電池などを併用しない)場合の買取価格です。
- ※参考:経済産業省資源エネルギー庁「FIT・FIP制度 買取価格・期間等(2012年度~2024年度)」
- ※参考:経済産業省資源エネルギー庁「再エネを日本の主力エネルギーに!「FIP制度」が2022年4月スタート」
- ※参考:経済産業省資源エネルギー庁「FIT・FIP制度 買取価格・期間等(2025年度以降)」
7 まとめ
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