防災を知ろう! 防災コラム

公開日:2026.10.01

【独自調査】防災グッズでいらなかったもの10選と本当に必要なものリスト

防災グッズは、たくさん用意すれば安心というわけではありません。使わないものまで詰め込むと荷物が重くなるだけでなく、本当に必要な水や食料、衛生用品などを入れるスペースが減ってしまいます。

できるだけ必要なものに絞って、無理なく持ち運べるようにしておきたいですよね。

本記事では、災害時に防災グッズを用意・持ち出し・使用した経験がある50人への独自アンケートをもとに、「いらなかった・なくてもよかった」と感じたもの10選を紹介します。さらに、いらなかったと感じる理由や、本当に必要なもの、市販の防災セットの活用方法まで解説します。

なお、ここで紹介する防災グッズが「不要」というわけではありません。必要かどうかは、災害の種類や避難方法、家族構成などによって変わります。アンケートの声や各グッズの特徴を参考にしながら、自分や家族に必要なものを考えてみましょう。

■カテエネ防災コラム編集部

中部電力ミライズがお届けする「カテエネ防災コラム」。電気・ガスをはじめ、お客さまの暮らしに関わる多様なサービスを提供する中で、皆さまの「もしも」に備える防災サポートもおこなっています。「for 保存食ローリングストックプラン」の展開や、「TSUNAGU STORE(ミライズコネクト運営)」「カテエネWEB商店」などのチャネルを通じた防災への取り組み、そしてお客さまから寄せられるリアルな声を大切にしながら、今日から実践できる有益な防災ノウハウを発信します。

防災グッズをこれから揃える方や、中身を見直したい方向けに、「カテエネWEB商店」では基本的な防災用品をまとめた防災セットを取り扱っています。本記事を読みながら、手元の備えと照らし合わせてみてください。

1 防災グッズでいらなかったものランキング

実際の災害時に防災グッズを用意・持ち出し・使用した経験がある50人に、「いらなかった・なくてもよかった」と感じたものを聞きました。

調査概要
調査対象:実際の災害時に防災グッズを用意・持ち出し・使用した経験がある全国の男女
有効回答数:50名
調査期間:2026年9月
調査方法:インターネットによるアンケート調査
調査主体:カテエネ防災コラム編集部
※体験談は回答の一部を抜粋し、趣旨を変えない範囲で表現を整えています。

回答が多かった上位10品目は、以下のとおりです。

順位 品目 回答数 割合
1位 ろうそく・マッチ 16人 32%
2位 手回しラジオ 14人 28%
3位 カップ麺・インスタントラーメン 11人 22%
4位 多機能ナイフ 6人 12%
5位 コンパス 5人 10%
6位 テント 4人 8%
6位 携帯浄水器 4人 8%
6位 ヘルメット 4人 8%
6位 スリッパ 4人 8%
10位 救助・避難用ロープ 3人 6%
順位1位
品目ろうそく・マッチ
回答数16人
割合32%
順位2位
品目手回しラジオ
回答数14人
割合28%
順位3位
品目カップ麺・インスタントラーメン
回答数11人
割合22%
順位4位
品目多機能ナイフ
回答数6人
割合12%
順位5位
品目コンパス
回答数5人
割合10%
順位6位
品目テント
回答数4人
割合8%
順位6位
品目携帯浄水器
回答数4人
割合8%
順位6位
品目ヘルメット
回答数4人
割合8%
順位6位
品目スリッパ
回答数4人
割合8%
順位10位
品目救助・避難用ロープ
回答数3人
割合6%

(注)複数回答可。選択肢以外を答えた「その他」は7人(14%)で、内訳は手回し式の懐中電灯・充電器、期限切れの非常食、養生テープなどでした。

ここからは、上位10品目について、なぜ「いらなかった」と感じたのかを体験談とあわせて紹介します。

ろうそく・マッチ

1位はろうそく・マッチで、16人(32%)が挙げました。火を使うことへの不安から、停電時にも使わなかったという声が見られました。

余震が続いているときやガス漏れが疑われる状況では、裸火は火災につながるおそれがあります。停電時の明かりには、ろうそくではなく懐中電灯やLEDランタンなど、火を使わないものを備えておきましょう。

■防災グッズを使った人の声

30代 女性

ろうそく・マッチを用意していましたが、実際には使いませんでした。停電したので最初は明かりが必要になると思ったものの、火を使うことに不安があり、家の中ではなるべく安全な方法を選びました。スマートフォンのライトや手持ちの懐中電灯で明かりを確保できたため、結果的にろうそくを使う場面はありませんでした。

手回しラジオ

2位は手回しラジオで、14人(28%)です。ハンドルを回し続ける負担や、避難所で使用するときの音が気になり、使いにくかったという声がありました。

情報収集の手段としては、乾電池式ラジオや、モバイルバッテリーとスマートフォンを組み合わせる方法もあります。災害時に無理なく使えるよう、複数の手段を用意しておきましょう。

■防災グッズを使った人の声

40代 女性

避難所でいざ使おうとすると、数分間必死にハンドルを回し続けても、ラジオが聞けるのはわずかな時間だけで非常に疲れました。また、回すときの「ギュイーン」という機械音が静かな避難所では意外と響き、周囲の目が気になって使うのをためらってしまいました。

カップ麺・インスタントラーメン

3位はカップ麺・インスタントラーメンで、11人(22%)です。お湯を用意できず、食べられなかったという声が見られました。

停電で電気ポットが使えなかったり、断水で調理に使う水を確保しにくかったりすると、カップ麺はすぐに食べられません。防災用の食料は、加熱や調理をせずに食べられるものも用意しておきましょう。

■防災グッズを使った人の声

40代 女性

台風で大きな停電が起きたときに備えてカップ麺をいくつか用意していたのですが、いざ電気が止まってみるとお湯を沸かすための電気ポットが使えず、カセットコンロも出しにくい状況だったので、お湯が用意できずに結局そのままではまったく食べることができませんでした。

カップ麺を備える場合は、カセットコンロやカセットボンベなど、お湯を沸かすための道具もあわせて用意しておきましょう。

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多機能ナイフ

4位は多機能ナイフで、6人(12%)です。缶切りやドライバーなど複数の機能があって便利そうに見えるものの、実際の災害時には使う場面がなかったという声が見られました。

多機能ナイフは、さまざまな用途に使える一方で、避難時に必ず使うものではありません。防災グッズに入れるかどうかは、自分がどのような場面で使うのかを具体的に考えて判断しましょう。

■防災グッズを使った人の声

40代 女性

河川の氾濫による浸水の可能性があったため一時避難所に向かいましたが、「何かを切断しなければならない」局面がなく、多機能ナイフは使いませんでした。

コンパス

5位はコンパスで、5人(10%)です。自宅や避難先の周辺では、そもそも方角を確認する場面がなかったという声が見られました。

日常の生活圏内における避難では、コンパスの必要性は低くなります。避難先までの距離や移動経路を踏まえて、必要かどうかを検討しましょう。

■防災グッズを使った人の声

30代 女性

100均で買ったコンパスを用意していましたが、いらなかったと思いました。まず家に居たので方角を知る必要がとくになく、使用する場面もありませんでした。森や山での遭難では活躍するのかもしれないけど、日常で被災した場合はいらないのでは、と感じました。

テント

6位はテントで、4人(8%)です。避難先で広げるスペースがなかったり、実際には使う場面がなかったりしたという声が見られました。

テントはかさばりやすく、設営にもスペースや手間がかかります。避難所など屋内で過ごすことを想定している場合は、持ち出す優先度は低くなります。一方、自宅の庭など屋外で過ごす可能性がある場合は、役立つこともあります。

■防災グッズを使った人の声

30代 女性

テントがいらなかったです。車があったので避難はそこですればいいし、広げるスペースもありませんでした。また普段アウトドアをまったくやらないので、いざというときにテントの立て方もわからず、わが家には必要なかったなと思いました。

携帯浄水器

同率6位の携帯浄水器は、4人(8%)です。飲み水を別の方法で確保できていたため、使う機会がなかったという声が見られました。

避難先で飲料水が配られたケースでは、携帯浄水器を使わずに済んだという回答がありました。一方で、断水時には、そもそも浄水するための水を確保できなかったという声もあります。

携帯浄水器は、水があってはじめて使えるものです。まずは飲料水そのものを備蓄し、そのうえで必要に応じて携帯浄水器を備えるか検討しましょう。

■防災グッズを使った人の声

50代 男性

街中だと避難所などに飲み水が十分にあり、浄水器を使う機会がありませんでした。足りないのはトイレや洗濯、お風呂などに使う水で、飲み水は配られたりして十分に足りていたので、浄水器を使おうと思ったこともなかったです。

ヘルメット

同率6位のヘルメットは、4人(8%)です。アンケートでは、「かさばって持ち運びにくかった」という声が見られました。

■防災グッズを使った人の声

30代 男性

避難した体育館が頑丈で安全な環境だったため、重量があり場所を取るヘルメットは、持ち出しても使う場面がありませんでした。

ただし、ヘルメットは災害時に頭を守るための重要な防災用品です。「いらなかった」という回答があったからといって、備えなくてよいわけではありません。

カテエネWEB商店のオサメットのように薄く収納できるタイプなら、保管場所を取りにくく、必要なときにすぐ使える場所にも置きやすくなります。

スリッパ

同率6位のスリッパは、4人(8%)です。脱げやすく、長時間の移動には向かなかったという声が見られました。

一般的なスリッパは底が薄いため、割れたガラスやがれきがある場所を歩く際には、足を十分に守れない場合があります。避難時の移動に備えるなら、底が厚く脱げにくい靴を用意しておきましょう。

■防災グッズを使った人の声

30代 女性

普段履いている靴や運動靴のほうが、ガラスの破片やがれきなどから足を守ることができ、安全に避難できるからです。また、スリッパだと脱げやすく、長時間歩く場合にも向いていないため、なくても良かったかなと思っています。

地震などで室内にガラス片が散乱した場合に備えて、寝室などすぐ手に取れる場所に底の厚い靴を置いておく方法もあります。

救助・避難用ロープ

10位は救助・避難用ロープで、3人(6%)です。使う場面がなかったほか、結び方などの知識がなく、うまく使えなかったという声が見られました。

ロープは、備えているだけですぐに使えるとは限りません。防災グッズとして用意する場合は、どのような場面で使うのかを想定し、平時に使い方を確認しておきましょう。

■防災グッズを使った人の声

30代 女性

何かに役立ちそうと、とりあえず100均で買っておいたロープですが、使う場面がありませんでした。いざ大きい地震が起こると、そんなことを考える暇も心の余裕もなく、固定するための結び方の知識も持たず、結局役立てることができませんでした。

2 防災グッズを「いらなかった」と感じる4つの理由

防災グッズが必要かどうかは、品目だけで決まるものではありません。使う場面があるか、持ち運べるか、必要な水や熱源を確保できるか、使い方を理解しているかなどによって変わります。

ここでは、アンケートで挙がった「いらなかった理由」をもとに、防災グッズを見直す際の4つの判断基準を紹介します。

1. かさばる・重い

防災グッズは、サイズが大きかったり重かったりすると、持ち出すときの負担になります。

たとえば、テントや毛布のように場所を取るものを入れると、リュックの中で水や食料、衛生用品など、ほかの防災グッズを入れるスペースが減ってしまいます。カップ麺なども、容器がかさばるため、持ち出し用としてはかさばると感じたという声もありました。

荷物が重くなりすぎると、歩いて避難するときや階段を上り下りするときの負担も大きくなります。防災グッズを選ぶ際は、実際にリュックへ入れて背負い、無理なく持ち運べる重さや大きさか確認しておきましょう。

2. 使うのに火や水がいる

防災グッズの中には、水やお湯、火などがないと使えないものがあります。

たとえば、カップ麺はお湯を沸かすための水や熱源が必要です。携帯浄水器も、浄水するための水そのものがなければ使えません。災害時は停電や断水が起こることもあるため、必要なものが揃わず、用意していても使えない場合があります。

また、ろうそくやマッチのように火を使うものは、余震やガス漏れなどの状況によっては使用を避けたほうがよい場合があります。

防災グッズを選ぶ際は、そのものだけで使えるか、使用するために水や熱源など別のものが必要かまで確認しておきましょう。

3. 使いこなすのに練習がいる

防災グッズの中には、使い方を知っていないと、いざというときに十分に使えないものがあります。

たとえば、救助・避難用ロープは結び方や固定方法を知らないと使いにくく、テントも組み立て方に慣れていないと、非常時にすぐ設営できない場合があります。

また、手回しラジオなども、あらかじめ使い方や周波数の合わせ方を確認しておかないと、必要なときに戸惑うことがあります。防災グッズを用意する際は、購入して終わりにせず、平時に一度使ってみて、使い方を確認しておきましょう。

4. 避難生活で出番がない

防災グッズは、実際の避難先や過ごし方によっては、用意していても使う場面がないことがあります。

たとえば、コンパスや救助・避難用ロープ、テントなどは、避難先や避難方法によっては出番がありません。また、手回しラジオをスマートフォンで代用したり、ろうそくの代わりに懐中電灯を使ったりするなど、手元にあるもので代用できる場合もあります。

防災グッズを選ぶ際は、自宅で過ごすのか、避難所へ移動するのかなど、実際の避難方法を想定したうえで、使う場面があるかを確認しておきましょう。

3 防災グッズで本当に必要なもの一覧

ここでは、防災グッズの中でも重要度が高く、用意しておきたいものを厳選して紹介します。

必要なものをすべて1つのリュックに入れると、重くなって持ち運びにくくなります。そのため、避難時に持ち出すものと自宅に置いておくものに分けて準備しましょう。

ここからは、それぞれに分けて紹介します。

家から持ち出すものリスト

避難時に持ち出すものは、水や食料、明かり、衛生用品など、すぐに必要になるものを中心にまとめます。

分類 品目 目安
水・食料 飲料水、そのまま食べられる食料 1人1日分
衛生 携帯トイレ、ウェットシート、ポリ袋、常備薬 1日分+常備薬は多め
明かり・情報 懐中電灯、モバイルバッテリー、乾電池式ラジオ、イヤホン 各1
身を守るもの 底の厚い靴、軍手、ホイッスル、折りたためるヘルメット 各1
貴重品 現金、身分証のコピー、お薬手帳のコピー 一式
家族固有 生理用品、乳児用品、子どもの安心グッズ、眼鏡やコンタクト 必要に応じて
分類水・食料
品目飲料水、そのまま食べられる食料
目安1人1日分
分類衛生
品目携帯トイレ、ウェットシート、ポリ袋、常備薬
目安1日分+常備薬は多め
分類明かり・情報
品目懐中電灯、モバイルバッテリー、乾電池式ラジオ、イヤホン
目安各1
分類身を守るもの
品目底の厚い靴、軍手、ホイッスル、折りたためるヘルメット
目安各1
分類貴重品
品目現金、身分証のコピー、お薬手帳のコピー
目安一式
分類家族固有
品目生理用品、乳児用品、子どもの安心グッズ、眼鏡やコンタクト
目安必要に応じて

持ち出すものが多すぎると、避難時の負担になります。実際にリュックを背負い、無理なく持ち運べる重さか確認しておきましょう。

持ち出し用のリュックの中身については、以下の記事で品目ごとに解説しています。

非常持ち出し袋の中身は何を入れる?必要なものリストから重さの目安まで解説
防災リュックの中身は何を入れる?家族構成別に最低限必要なものリストを解説

家に置いておくものリスト

自宅で避難生活を送る場合に備えて、水や食料、生活用品などを最低3日分、できれば1週間分用意しておきましょう。

分類 品目 目安
水 飲料水 1人1日3L×3〜7日分
食料 パックご飯、レトルト食品、缶詰、菓子 3〜7日分
熱源 カセットコンロ、カセットボンベ 調理する回数に応じて日数分
衛生 携帯トイレ、ポリ袋、ラップ、ウェットシート 家族人数×日数分
明かり・電源 LEDランタン、乾電池、モバイルバッテリー LEDランタンは1部屋に1つ/乾電池・モバイルバッテリーは予備を1セット
生活用水 ポリタンク、浴槽へのため置き 1人1日10〜20L
分類水
品目飲料水
目安1人1日3L×3〜7日分
分類食料
品目パックご飯、レトルト食品、缶詰、菓子
目安3〜7日分
分類熱源
品目カセットコンロ、カセットボンベ
目安調理する回数に応じて日数分
分類衛生
品目携帯トイレ、ポリ袋、ラップ、ウェットシート
目安家族人数×日数分
分類明かり・電源
品目LEDランタン、乾電池、モバイルバッテリー
目安LEDランタンは1部屋に1つ/乾電池・モバイルバッテリーは予備を1セット
分類生活用水
品目ポリタンク、浴槽へのため置き
目安1人1日10〜20L

自宅用の備蓄は持ち出す必要がないため、持ち出し用のリュックとは分けて準備しておきましょう。

自宅で備えておきたい防災グッズについては、以下の記事で詳しく紹介しています。

防災グッズに本当に必要なものとは?【持ち出し用・自宅避難用・持ち歩き用のチェックリストあり】

4 防災グッズ選びに迷うなら、市販の防災セットを土台にする

ここまで読んで、防災グッズを自分で1点ずつ選ぶのは大変だと感じた方もいるかもしれません。

その場合は、市販の防災セットを土台にして、必要なものを買い足す方法があります。基本的な用品をまとめて準備できるため、ゼロから選ぶより手間を減らせます。

基本的な防災グッズをまとめて揃えられる

市販の防災セットには、懐中電灯や携帯トイレ、軍手など、災害時に役立つさまざまな用品がまとめられています。

1点ずつ選ぶ手間を減らせる一方で、セットによって中身や数量、重さは異なります。購入する際は、必要なものが入っているか、家族の人数に対して数量が足りているか、無理なく持ち運べる重さかを確認しましょう。

市販の防災セットには、次のようなメリット・デメリットがあります。

メリット デメリット
基本的な用品をまとめて揃えられる 費用がまとめて発生する
1つずつ選ぶ手間を減らせる 中身を細かく選べない
短時間で準備しやすい 薬や子ども用品などは別途必要になる
メリット基本的な用品をまとめて揃えられる
デメリット費用がまとめて発生する
メリット1つずつ選ぶ手間を減らせる
デメリット中身を細かく選べない
メリット短時間で準備しやすい
デメリット薬や子ども用品などは別途必要になる

防災用品を選ぶ際に、どの商品がよいか迷った場合は、一般社団法人防災安全協会の「防災製品等推奨品マーク」も参考になります。安全性や機能性、利便性などについて審査された製品に表示されるため、商品を比較するときの目安の1つにしてみてください。

「カテエネWEB商店」では、基本的な防災グッズをまとめたセットを取り扱っており、たとえば「3人用 防災リュック&グッズ61点セット」には、下記のように避難時に役立つ防災用品が入っています。

■セット内容

esonaフェーズフリーリュック、エマージェンシーリュック BK、マルチレスキューライトⅡ、防災用簡易ライト×3個、三菱アルカリ乾電池(単4)×4本、手袋からだふき(8枚入)×2個、ウェット手袋×3個、フィンガーウェッティ(60枚入)、非常用ウェットタオル×3個、ウェットティッシュ(5年保存)×3個、プレスタオル トランプ型×3個、2WAYエアークッション×3個、ガードポンチョ×3個、静音アルミブランケット×3個、使い捨て貼れないカイロ×3個、使い捨て不織布マスク(個包装)×6個、携帯トイレ(5回分)×6個、救急セット、ウォータータンク(10L)、水に流せるポケットティッシュ×3個、ごみ袋 半透明45L、滑り止め加工付き軍手×3個、ブルーシート×2個、防災ガイド

市販の防災セットを活用する場合は、基本的な用品を確認したうえで、自分や家族に必要なものを買い足しましょう。

買い足すことでカスタマイズできる

市販の防災セットだけでは、自分や家族に必要なものがすべて揃うとは限りません。セットの中身を確認したうえで、家族構成や体調などに合わせて必要なものを買い足しましょう。

対象 買い足すもの
本人・家族全員 常備薬、お薬手帳のコピー、眼鏡やコンタクトの予備
女性 生理用品、羽織れる大判のストール、防犯ブザー
子ども お菓子、絵本やトランプ、連絡先を書いたメモ
乳幼児 液体ミルク、紙おむつ、おしりふき
高齢者 入れ歯洗浄剤、大人用紙おむつ、介護用品
ペット フード、リード、ケージ、常備薬
対象本人・家族全員
買い足すもの常備薬、お薬手帳のコピー、眼鏡やコンタクトの予備
対象女性
買い足すもの生理用品、羽織れる大判のストール、防犯ブザー
対象子ども
買い足すものお菓子、絵本やトランプ、連絡先を書いたメモ
対象乳幼児
買い足すもの液体ミルク、紙おむつ、おしりふき
対象高齢者
買い足すもの入れ歯洗浄剤、大人用紙おむつ、介護用品
対象ペット
買い足すものフード、リード、ケージ、常備薬

今回のアンケートでも、粉ミルクを用意していたものの、お湯が必要になり、液体ミルクのほうがよかったという声がありました。また、子ども用のものを優先するあまり、大人用の備えが不足していたという回答も見られました。

防災セットはそのまま使うのではなく、誰が使うのか、どこで避難生活を送るのかを想定しながら、中身を見直すことが大切です。基本的な用品はセットで揃え、個人差が出るものはあとから補うと、自分や家族に合った備えにしやすくなります。

5 防災グッズに関するよくある質問

最後に、防災グッズを用意するときによく寄せられる質問に答えます。

防災グッズで一番いらなかったものは何ですか?

今回のアンケートで最も多かったのは、ろうそく・マッチで、50人中16人(32%)です。

停電時の明かりとして用意していたものの、火を使うことへの不安から使わず、懐中電灯やスマートフォンのライトで代用したという声が見られました。

ただし、必要な防災グッズは災害の種類や避難先によって異なります。ランキングだけで不要と判断せず、自分が実際に使う場面があるかを考えて見直しましょう。

防災グッズはどこに置けばいいですか?

防災グッズは、使う場面に合わせて置き場所を分けておくと、必要なときに取り出しやすくなります。

たとえば、避難時に持ち出すリュックは玄関などすぐに持ち出せる場所に置き、飲料水や食料などの自宅用の備蓄は収納スペースなどに保管します。

また、夜間の災害に備えて、寝室には懐中電灯や底の厚い靴などをすぐ手に取れる場所に置いておきましょう。ヘルメットも、災害時にすぐ使える場所に保管しておきましょう。

防災グッズの見直しはいつおこなえばいいですか?

防災グッズは定期的に見直し、食品や飲料水の期限、電池の状態、携帯トイレなどの数量を確認しましょう。防災の日(9月1日)や年末の大掃除など、毎年忘れにくい日を決めて確認する方法もあります。

食品については、普段から食べているものを少し多めに備え、食べた分だけ買い足す「ローリングストック」を取り入れる方法もあります。日常的に食品を入れ替えられるため、備蓄の管理もしやすくなります。

「for 保存食ローリングストックプラン」は、年1回、1人3日分相当の保存食セットが届くサービスです。保存食が届くタイミングを、防災グッズ全体を見直すきっかけとして活用できます。

ローリングストックの詳細は、以下の記事で解説しています。ぜひこちらも参考にしてください。

ローリングストックとは?始め方や備えるメリット・デメリット、必要なものを解説

6 防災グッズは避難方法と使用場面に合わせて選ぼう

今回のアンケートでは、「いらなかった」と感じた理由として最も多かったのが、「実際に使う場面がなかった」で70%でした。防災グッズは、品目そのものではなく、自分の避難方法や過ごす場所に合っているかどうかが重要です。

自宅で過ごすのか、指定避難所へ移動するのか、車で避難するのかによって、必要になるものは変わります。まずは自分や家族がどのように避難するかを想定し、実際に使う場面があるものを選びましょう。

また、防災グッズは、避難時に持ち出すものと自宅に置いておくものに分けて準備することも大切です。持ち出し用は、必要なものを絞り、無理なく運べる重さにまとめておきましょう。

何を揃えればよいか迷う場合は、市販の防災セットを土台にする方法もあります。基本的な用品をセットで揃えたうえで、自分や家族に必要なものを買い足していくと、備えを整えやすくなります。

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