現在の住宅は、寒い冬でも熱が逃げにくく、空調のエネルギーを低減できる高気密・高断熱住宅が主流です。しかし高気密なだけに、結露や室内の空気の汚れには、今まで以上の注意が必要。エアコン、温水床暖房などの火を使わない電気暖房は、空気の汚れや結露を抑えることができるため、高気密・高断熱住宅との相性も抜群。また、少ない消費電力でお部屋を暖める省エネ性能も大幅に向上しています。
エアコンの省エネ性能は、この16年で大幅に進化。消費電力が少なく、とってもお得に冷房・暖房ができるだけではなく、空気清浄・加湿・除湿などの機能がついた機種も販売されており、よりお部屋を快適にします。導入費用もお得で、経済性重視の方に、おススメです。
エアコンは寒冷地向けの暖房に不向きとされていました。最近では暖房能力が強化され、外気温が−20℃から−25℃まで対応する寒冷地向けエアコンが各社から登場しています。寒い地域の冬でもパワフルにお部屋を暖めます。
ヒートポンプ技術を利用した温水床暖房は、空気の熱を利用して暖房用に循環する温水をつくります。消費電力はヒーター式床暖房の約2分の1〜3分の1。画期的な省エネ性を実現しました。 また、床暖房の良さは何といっても快適性。室内の空気を巻き上げず、輻射熱でやわらかくお部屋を暖め、快適なリビング空間を実現します。
ヒートポンプ式温水床暖房の中には、複数台での床暖房や、全館床暖房をお考えの方に最適な40畳から60畳を暖房できるタイプもあり、外気温−20℃から−25℃の地域でも暖房できます。
エアコンや床暖房以外にも、ヒートポンプを利用した電気暖房があります。どちらの機器も暖房時間の長い寒冷地に特におすすめです。
「ヒートポンプ式温水温風暖房システム」はヒートポンプでつくった温水の熱でお部屋の空気を暖めます。床面に沿って温風が吹き出すので、足下からお部屋の隅々まで効率良く暖房できます。
「ヒートポンプ式温水パネルヒーター」はヒートポンプでつくった温水をパネル内に循環させ、その輻射熱で快適な温熱環境を作り出します。