家電製品は最新モデルほど省エネ効果が高くなっています。製品選びは、「省エネラベル」が目印になります。
エアコン、テレビ、DVDレコーダー、冷蔵庫、ジャー炊飯器、電子レンジ、蛍光灯器具などの18品目を対象とし、省エネ基準を達成した製品には緑色、達成していない製品にはオレンジ色のマークがついています。
エアコン、冷蔵庫、テレビ、電気便座、蛍光灯器具については、機器単体のエネルギー使用量が大きく、製品ごとの省エネ性の差が大きいため、省エネラベル、年間電気料金の目安とともに、多段階評価制度を組み合わせた「統一省エネラベル」による表示を定めています。
エアコン、冷蔵庫、照明、テレビの4つは電気の使用量が多い分、上手に使えば省エネ効果も高くなります。
冷暖房に使う電気を節約するには、住まい全体を熱が外に逃げにくい「高気密・高断熱化」するのが効果的です。住宅の部位は大きく分けて外壁、屋 根、床、窓・ドアがあります。そのうち窓やドアからの熱の流出入割合は、夏の冷房時には73%、冬の暖房時には58%にも達します。窓の断熱化は 住宅の断熱化においてもっとも手軽で有効な方法です。
窓の断熱リフォームの方法は「内窓の設置」「省エネタイプのサッシに取り替え」「省エネタイプのガラスに取り替え」の主に3種類。中でも「内窓の設置」は、内窓に断熱効果にすぐれた樹脂製素材の採用と、今ある窓との間に生まれる空気層が室内の熱を外に伝えにくくし、外気温の影響を受けにくい快適な室内環境を実現します。また、断熱効果に加えて結露の抑制や防音効果も期待できます。