親世帯と子世帯、みんなが安心して快適に暮らせる二世帯住宅にするには、事前にどのようなことを考えておくべきでしょうか。
親世帯が老後も安心してくらせる住まいにするために、二世帯住宅を検討する際は健康面や安全面についてしっかり考慮したいですね。 まず気をつけたいのは冬場の「ヒートショック」。年を経るごとに家の中の温度差の負担が大きく感じられるようになります。気密性・断熱性の高い住まいにして、夏は涼しく、冬はあたたかく過ごせる環境にするのが理想的です。特に気をつけたい浴室については「浴室暖房乾燥機」で入る前に浴室をあたためておくことがヒートショックの防止になります。また「全館空調」なら、家全体を快適温度に保つことができ、ヒートショック予防につながります。
全館空調で家中快適温度
安全面の対策も重要。階段や浴室に手すりをつけたり、つまずきやすい段差や滑りやすい床があれば、バリアフリー化する等リフォームを機会に直しておきたいですね。また、キッチンは「IHクッキングヒーター」にして、高齢者でも安心して調理ができる環境に。火を使わないうえに、切り忘れ防止機能や空焚き自動OFF機能など、安全機能も充実しています。
健康面や安全面の対策についてはこちらでも詳しく紹介しています。
「浴室暖房乾燥機」の予備暖房でヒートショック防止。
「浴室暖房乾燥機」があれば、寒い冬場もお風呂に入る前に浴室をあたためておくことで、高血圧や高齢の方にとって心配なヒートショックによる浴室事故を予防できます。
「全館空調」でヒートショックを防止。
一つのシステムで家全体をまるごと冷暖房する「全館空調」なら、家全体を快適温度に保つことができます。部屋と廊下の温度差がないため、冬場のヒートショックを予防できて老後を迎えたときも安心。
高齢者にも安心な機能が充実した「IHクッキングヒーター」。
「IHクッキングヒーター」は火を使わないため、吹きこぼれによる立ち消えなども心配もなく、親世帯の高齢者も安心して使うことができます。「ボタンが大きくて見やすい」「人感センサーで人の有無をチェック」などの高齢者にも安心な機能が充実した機器も登場しています。
二世帯住宅の場合、「リビング」「バスルーム」「玄関」などを共用するケースもあります。家族のみんなが集まったり、使ったりする場所だから、特によく考えておきたいですね。
中でも「バスルーム」を共用するケースは多いようです。便利さや快適性はもちろん、二世帯でお湯を使うから、省エネ性も高めたいですよね。給湯機に空気の熱でお湯を沸かす「エコキュート」を採用すればとってもエコ。大家族向けや寒冷地タイプなど、ライフスタイルに合わせて、タンク容量や機能を選べます。
また、「リビング」を共用スペースにする場合、親世帯・子世帯が一緒に過ごせるだけの広さがほしいですよね。「でも、広いリビングにすると暖房の効率が気になる」という方もいらっしゃるかもしれません。「ヒートポンプ式温水床暖房」なら広い空間も頭寒足熱で、団らんのひとときを快適にあたためます。いつもみんなが自然に集まる、そんな心地よいリビングは親世帯・子世帯の絆もきっと深められるでしょう。火を使わないから子どもや高齢者にも安心です。