第二の人生は、住まいと接する時間が長くなります。
毎日を健康に、安全に、楽しく送ることのできる住まいにリフォームしたいですね。
第二の人生では、ご近所や趣味の仲間との交流を深めたり、息子夫婦が孫をつれて遊びに来たりと、何かと人が集まる機会が増えることでしょう。これからの人生を充実させるためにも、その中心的な空間となるLDKには特にこだわりたいですよね。たとえばキッチンを開放的なアイランド型にして料理教室を開いたり、お孫さんと一緒に料理をしたり、というアイディアはいかがでしょう。
高齢者が快適かつ健康に過ごせる住まいにするには、温度対策も大切です。内窓を設けるリフォームをすれば、断熱性能が高まり、夏は涼しく、冬はあたたかく過ごせる住まいになります。暖房器具にはヒートポンプ式温水床暖房を採用すれば、温風がないのでホコリを巻き上げないですし、燃焼によるニオイもないため、お部屋の空気はいつもキレイで快適です。また、最近のエアコンは省エネ性能が大幅に進化しており、少ない消費電力でお得に冷房・暖房ができます。寒い地域の冬でもパワフルに暖める寒冷地向けのタイプもありますのでご検討ください。
住まいの省エネ性能を高める方法はこちらでご紹介しています。
寝室の照明にも配慮しましょう。睡眠は健康の基本。しかし年を取ると人は寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなったりしがちです。寝室の明かりをやわらかな間接照明にするなど、心地よく眠れる環境を整えることが健康な毎日につながります。
「LED照明」の中には、徐々に暗くしながら消灯する「おやすみタイマー」や、ゆっくりと明るくなっていく「おめざめタイマー」を搭載したものもあります。
快適・健康的にくらすための情報はこちらのページも充実しています。
第二の人生を送る住まいを考える上で、バリアフリー化は検討したい項目のひとつですね。高齢者の骨折は寝たきりにつながりやすいため、転倒を予防する工夫を随所に取り入れたいですね。つまずきやすい段差や滑りやすい床を直したり、玄関、階段、浴室、トイレなどには手すりをつけることも大切です。
また、年を取ると視力が低下するので照明による「明るさ」も大事なポイントとなります。階段に「LED階段足元照明」を設置すれば、夜も足元を照らすことができ、転倒・転落防止につながります。
家庭内事故の対策についてはこちらでより詳しくご紹介しています。